「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2013/06/28
- 出版社: 夜間飛行
- サイズ:19cm/220p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-906790-03-6
紙の本
メディアの仕組み
テレビにタブーはあるのか? 新聞は生き残れるのか? ネットは世界を変えるのか? ネットなんてわからない世代も、もはや新聞なんて読まない世代も、 事実を知るため...
メディアの仕組み
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
テレビにタブーはあるのか?
新聞は生き残れるのか?
ネットは世界を変えるのか?
ネットなんてわからない世代も、もはや新聞なんて読まない世代も、
事実を知るために必読の一冊!
テレビにタブーはあるのか? 新聞は生き残れるのか? ネットは世界を変えるのか? ジャーナリスト2人が“はみ出し者”の視点から、メディアのあらゆるジャンルを対象に、それぞれの仕組みや向き合い方を語った対談。〔「池上彰×津田大介テレビ・新聞・ネットを読む技術」(中経の文庫 KADOKAWA 2016年刊)に改題,新編集〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
池上 彰
- 略歴
- 〈池上彰〉1950年長野県生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学教授。
〈津田大介〉1973年東京都生まれ。ジャーナリスト。メディア・アクティビスト。インターネットユーザー協会代表理事。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
本書が発売されたのは…
honto事務局さん
本書が発売されたのは、第23回参議院選を目前に控えた2013年7月。
NHKの叩き上げ、「無双」の池上彰とウェブメディア界の寵児と謳われる津田大介との、メディアの現状について、メディアとの接し方についての対談をまとめた本だが、この本自体のスタイルも「メディアへの向き合いかた」を象徴するような特徴がある。
まず、出版元の「夜間飛行」とは、もともと「著者と読者を直接つなげるプロジェクト」として、メルマガ事業を行っていたが今回初めて紙の書籍を刊行、その記念すべき1冊目がこの「メディアの仕組み」である。
そして、初版本はAmazonでは販売せず、紙の書店店舗か、書店が運営するネット通販のみの販売とし、(紙の書店店舗で本を買うことは情報収集の観点から非常に重要なのでそのようにしたとのこと)帯の裏側にシリアルコードが印刷されており、それを入力すると電子書籍版がダウンロードできるようになっている。
また、ポイントとなる箇所には本文が黄色くマーカーのように塗りつぶされていたり、キーワードには各章末に注釈が一覧で添付されているなど、読者に対する彼らのスタンスが伝わってくる。
(本書のなかに、ネットの文章がキーワードにリンクがついていて元記事までさかのぼることができる、という内容が出てくるが、これをリアルに落とし込んだ試みといえよう。)
印象的だったのが、「池上さんの解説はなぜわかりやすいか」という記述。
現在のメディア(新聞について例をあげて)は、昔と比べて文字を大きくしたり、限られたスペースに情報を入れる等の理由から、今まで報道された分からのアップデート分のみの掲載となっている。これは、新聞が「毎日自宅に届く」ということを前提にして成り立っている。
池上さんはその端折られた前提部分からスタートしているから、知っている人には知識の裏打ちになるし、初めての人には「そうだったのか!」となる。
一部の人には当たり前だと思っていること、みんながそう思っているのに顕在化されないものを敢えて発信すること。そのさじ加減や勘所をつかむ絶妙なバランス感覚も含めて、コミュニケーションの取りかた、情報のとりかたなど学ぶべきところは多い。
池上さんの特番がある折には、ちょこちょこと読み返して、自分のメディアやコミュニケーションとの向き合いかたについて振り返ろうと思わされた1冊。
(評者:ハイブリッド総合書店honto 店舗販促担当 MK)
紙の本
今現在のメディア状況を簡単につかめます。
2013/07/05 20:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こまさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子書籍データつきは嬉しい特典でした。持ち歩くのが重いですからね。でも再読から電子書籍を買いたいかというとそうではないので。この手法は他でもやってほしいです。
内容は、池上さんの選挙特番の裏側を語るくだりなど、意外性もありさらっと読めて面白かったです。お二人ならではの話しの掘り下げ方に納得。小難しいメディア論ではなく、今この日本のメディア状況を知るには有意義な一冊だと思いますのでお薦めです。