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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2013/07/09
- 出版社: 中央公論新社
- サイズ:20cm/305p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-12-004517-2
紙の本
神やぶれたまはず 昭和二十年八月十五日正午
著者 長谷川 三千子 (著)
昭和二十年八月十五日、終戦の玉音放送を聞いた人々に、たしかに一つの共通の心情が湧き起こった。歴史の彼方に忘れられたその一瞬をさぐる精神史の試み。【「TRC MARC」の商...
神やぶれたまはず 昭和二十年八月十五日正午
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商品説明
昭和二十年八月十五日、終戦の玉音放送を聞いた人々に、たしかに一つの共通の心情が湧き起こった。歴史の彼方に忘れられたその一瞬をさぐる精神史の試み。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
長谷川 三千子
- 略歴
- 〈長谷川三千子〉昭和21年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。埼玉大学名誉教授。「バベルの謎」で和辻哲郎文化賞を受賞。他の著書に「民主主義とは何なのか」など。
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万感のおもい
2015/09/30 13:30
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投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
八月十五日お昼のサイレンとともに黙とうがささげられる暑い日。昭和二十年八月十五日。じりじりと暑いあの日を人々はどう受け止めたのだろうか。
やはり捨て置けない。玉音放送は日本人の精神をどこかで砕いていた。これを「精神」というもので、もっとも痛打された「精神」というもので捉えたのが本書である。
折口信夫氏の民俗学は戦後、学問の市民権が消え、国学も日本文学の中に消え、今の今ままで、それは続く、あのときに振り返り「神はやぶれたまわず」と書き残した鎮魂の情念だけの日を真正面から見据える倫理学の使命感。われわれの想いを捕まえる精神があったことを静かに喜びたい。