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初代竹内洋岳に聞く (ちくま文庫)
日本人で初めて、世界の標高8000メートル峰14座完全登頂を成し遂げた竹内洋岳。10座目のガッシャブルムⅡ峰で雪崩に遭い腰椎を骨折するという大事故を乗り越え、12座目ロー...
初代竹内洋岳に聞く (ちくま文庫)
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商品説明
日本人で初めて、世界の標高8000メートル峰14座完全登頂を成し遂げた竹内洋岳。10座目のガッシャブルムⅡ峰で雪崩に遭い腰椎を骨折するという大事故を乗り越え、12座目ローツェに登頂するまでを描く。〔アートオフィスプリズム 2010年刊の再編集〕【「TRC MARC」の商品解説】
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とっても高いメタ認知
2015/10/22 23:19
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投稿者:十楽水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界に14座ある8000m峰。竹内洋岳さんは、そのすべてに登った目下唯一の日本人です。2012年に最後の1座・ダウラギリに登頂し、偉業を達成されました。
本書はそれより以前の、ちょうど12座に登頂していた当時のインタビューをもとに書かれています。「登山はスポーツ」と語る竹内さんですが、文中に暑い精神論は皆無。軽やかで、こだわりはなく、思考は至って合理的だと感じました。
驚いたのはメタ認知能力の高さ。雪崩で重傷を負い変化した自己の身体を客観的に分析し、「この身体でどのような登山が出来るのか」と探究する箇所があります。他人事のような態度に「感情はいずこに?」と思わず言いたくなりますが、そんな竹内さんだからこそ登頂というタスクにシンプルに挑めるのかな、なんて思います。シンプルは強い。凡人には難しいことです。