描くのは愛 （ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ）

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

相変わらず上手い、ストレスなく読めてグイグイ引っ張りこまれていく。
好きな作家さんの一人だけどこの作品は読んだことが無かったので嬉しい。
恋愛に偏り過ぎ流されず、絵画についても分かりやすく説明的に固い話にならず、全体的にまとまりがあり文句なく素晴らしい作品だと思う。

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投稿者：てひう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最初から最後まで、すべていい。ホントだいすき！ストーリーも登場人物も、なにひとつ過不足なくテンポもいい。
受けとともにナゾを追いかけて、そのナゾはみえみえなんだけど、気づけばもっと、人生や覚悟みたいなものをみていた気がする。
旧版ももってるけど、朝南かつみさんのために購入。いつもいつも、すてきでした。

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投稿者：シナモンロール　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

紹介文から勝手に無理矢理系でシリアスなお話かと思いきや、全然違いました(汗
年下ワンコに愛される美人受ですね。
面白かったです。

話はポンポン進んで行って読みやすいです。さすがしいらさんだと思わせてくれます。サスペンス風味も良い味付けになってると思いました。
カッコいい甘えん坊な年下攻×しっかり者の美人受という好みど真ん中だったせいもあり、もっとこの二人に話が読みたくなりました。

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投稿者：あー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

朝南かつみさんの大ファンなので電子で買ってみました。
ただ電子だとイラストが小さくなってしまうため少し残念でした。拡大してもボヤけてしまうし見づらいです。でもそれを抜きにしても美しすぎる絵でした。

お話の内容も結構すきでした。
普通小説では裏社会に繋がったり犯罪に加担すると破滅してしまうものですが、この話はそういったことはなく、置かれた身を受け入れてその世界に生き続けます。登場人物が絵を描くのですが、幽霊的なものが出てくる描写があってそこも面白かったです。
そこまでハラハラするような事件も起きず、攻めは始終受け大好きなところも安心感がありました。

暗い重い小説を読んだ後の休憩として読める楽しいお話なのでオススメです。

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投稿者：apple2　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

皆さんが先ず一様に挿絵を褒めるのですが、BL歴が浅い自分には馴染みがあまりなく、高評価が画に対してなのか、お話に関してなのか戸惑いつつ読み始めました。

先ず、お話そのものが面白かったです。
主人公の幸洋が繊細そうに見えて逞しく、強そうに見える修平が案外脆い。
最初はそう思ったのに、時に逆に思える時もあり、二人のバランスが魅力的。
支え合うのはお互いでした。
もっと弥生子が泥沼化するかとヒヤヒヤしましたが……おぉっ？というシーンで幕を閉じました。

そして挿絵も美しい……唇の厚みが、絶妙に色っぽいです。
惜しむらくは、画が小さいので、拡大表示しでも限界があったことでした。
普通のフォントサイズで拝見したかったです。
電子版のお陰で今も読める事に感謝しつつも、BL書籍って廃盤早いのが残念……だと思います。

個人的に１番好きなキャラは、お父さんでした。
最後にラフが見られて嬉しいです。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

朝南かつみさんの美しい表紙で買い。
お話は表紙のようなの・・・って思っていたら
これはこれで別の意味がありました。

天才贋作師阿久津脩平（とその父）、
父の汚名を濯ぐために依頼にきた的場幸洋（とその母）のお話です。
内容はかなりシリアスで犯罪要素もたっぷりあるのですが、
それを感じさせないからっとした感じの作品になっています。
それでも絵画の世界や贋作の世界もわりとしっかり描かれていて
そこらへんは満足度は高い。
でも・・・幸洋の父の件はなんか最後汚名を濯ぐことはできたとしても
結局真実はどうだったの（父はどうなったのか）？？の部分が
うやむやというかあやふやなままなので
ちょっともやっとした感は残ります。
後怖い画廊女主人の最後がちょっとあっさりめだったのが残念かなと。
とはいえ、この作品が面白かったのは確かなのですけどね。
阿久津親子のエキセントリックさも魅力かな。

SS読んで。
余命半年のはずだった幸洋母は元気になっているみたいだし、
主役二人は幸せそうで、ロンドンできっと「ごっこ遊び」を
見せたと思うのでロンドンの方も眼福ものだったでしょう
（刺激強すぎて、心臓発作とか起こさないでほしいです）
そうそう、あの人はずっとあそこに居候ですかねぇ。
風呂場にいるのは怖いというか・・・。
（幸洋母が天然すぎて笑える。脩平父は毒気抜かれて良いか・・・）
というか本編もですがその部分だけ
これは必要あるのかどうかちょっと悩ましかった。

内容的には重くなる話をそうせずに
からりと描いてみせた作品だったと思います。
読みやすさは抜群ですね。

最後に朝南かつみさん表紙買いだったのですが、
剛しいらさんも鬼籍に入っていらっしゃるのだったと気がついて
もうお二人の新作が拝見出来ないのを重ね重ね残念に思った作品でした。
遺族の了解を得て朝南かつみさんのラフも入っているので
大切な一冊になりました。

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投稿者：冬みかん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

重い雰囲気になり勝ちな暗い境遇の設定でしたが、キャラクターが前向きだったり可愛かったりで勢いよく読めました。

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投稿者：tix　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

中身は、表紙のイメージに反して耽美なところは無く、
少し前向きなキャラが頑張るコミカル調の作品でした。
受けは父親の汚名を晴らすために、天才贋作師である攻めに仕事を依頼します。
攻めが仕事を受ける条件として出してきたのはセックスの相手をすること。
・・というと、俺様攻め？と思わせますが、
実際は、年下大型ワンコ攻め×穏やかだけど芯の強い美人受けです。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーリー自体面白くて引き込まれるし、キャラも良かったです。
特にものすごい贋作師なのに素直で飾らない脩平の性格が、好ましかった。
終盤に脩平が贋作師と知った上でレプリカを依頼する棚橋の、「私にとって本物なら、これはもう本物なんだ」という言葉が印象深いです。
芸術作品とは何なのだろうとしみじみ考えてしまいました。