- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2013/10/01
- 出版社: 東京美術
- サイズ:26cm/79p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8087-0972-3
紙の本
まるごと三菱一号館美術館 近代への扉を開く コレクション・ガイド
著者 高橋 明也 (監修)
2010年春、東京・丸の内に開館した三菱一号館美術館。展覧会「三菱一号館美術館名品選2013−近代への眼差し 印象派と世紀末美術」出品作品を含むコレクションを詳しく紹介す...
まるごと三菱一号館美術館 近代への扉を開く コレクション・ガイド
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商品説明
2010年春、東京・丸の内に開館した三菱一号館美術館。展覧会「三菱一号館美術館名品選2013−近代への眼差し 印象派と世紀末美術」出品作品を含むコレクションを詳しく紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
美術館に行くのが大好きです。
2017/12/27 18:47
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
美術館に行くのが大好きです。
趣味の合う企画展にも出かけますが、重要なのは常設展だと
思うのですね。あそこに行けば、あの絵に会えるという感覚は
とても魅力的です。
表紙の女性はルノワールが描いた絵だと分かりますよね。
ロートレックの絵も。だから手にする前からどきどきしていました。
読んでよかったです。
企業系の美術館なので大半は小さい絵です。
スペースが限られていますし。
そのぶん展示作品の分野や時代のまとが絞られているので、
かえって心地よい空間になっていそうです。
わたしの場合ですが、行く美術館は公立である場合が大半です。
しかし、コンパクトで趣味の合いそうな私立美術館もよさそうだと
思いを新たにしました。
小ぶりの美術館という捉えかただと、いままで行った中では、
名古屋市美術館や堺市美術館がよかった印象があります。
私立はさらに小規模だと思うのですが、ルノワールの女性に会えると
思うと行きたくなってきました。
小規模美術館の魅力に、お客さんが少ないことが挙げられます
……などと断定していますが、そんな価値観を持っている人は
少ないかもしれませんが。
小規模美術館は、一回行けば満足するのかリピーターが
少ないのかもしれません。さーっと回って、すぐに終わりという人も
いるでしょう。
大きい企画展に行くと、ぶつかったり押されたりすることがあります。
東京でピカソ展に行った時に、すごく混んでいてわざと
鼻息をかけられたこともあります。
だから日本よりも海外の美術館の方が好きなのですが、
先に紹介した二つの美術館は心ゆくまで見られて満喫できました。
わたしは気に入った絵をずーっと見るのが好きです。
箸やすめ的にひと廻りしたあと、戻ってきて二度見するのも大好きです。
長く見るときは、絵の斜め横ぐらいに立ち、人がいなくなると
正面に移動してと迷惑にならないことを心掛けています。
それが、お客さんが少ないとほぼ独占できるんですよね。
ああ、ルノワールの絵を独占したい……
この絵は印象派らしい筆あとの残るタッチと明るい配色が魅力です。
よく見ると、写実的すぎない生命力も感じられます。
目の高さを大きくずらしてあり、鼻はやや下から正面を見上げていて、
唇はほぼ真正面の角度で描かれています。
鼻の線で右半分・左半分と手で隠してみると、
違った表情が見えてくるんですよ。
ああ、これが絵にしか描けない魅力なんだとシンプルに伝わりました。
印刷だけでこんなに魅力的ということは、本物を見たら
鼻血ブーでしょうね。
写真で見ると、どうしても分析的に見えてしまうのですが、
本物の前に立つと、先に説明した右半分・左半分が
混然と一体化して、迫力をもって目に飛び込んでくることは
間違いないです。ミュシャの絵で体験済みですし。
ルノワールの絵のことばかり延々と書いてしまいました。
もちろんほかの作品もありますので、まずは本でお楽しみ下さい。
東京駅近くなので、行く機会がある人も多いでしょう。
会いに行く時間が取れれば、この本も本望じゃないかと思います。