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商品説明
天下は豊臣から徳川へ―。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?【「BOOK」データベースの商品解説】
天下は豊臣から徳川へ。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ…。『週刊文春』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
万城目 学
- 略歴
- 〈万城目学〉1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年「鴨川ホルモー」でボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「プリンセス・トヨトミ」「偉大なる、しゅららぼん」など。
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紙の本
初め、本の分厚さに辞書かと思いました
2023/04/16 15:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を持って家の中を歩いていたら、父に「何の辞書だ?」と聞かれたぐらいの分厚さで、読み切れるのか心配でしたが、主人公とおかしな仲間たちのせいであっという間に読んでしまいました。
万城目氏の本の多くは歴史が織り交ざっており、歴史好きの者にはたまらない小説です。
この本も、秀吉亡き後の大阪・京都で暗躍する忍者たちの攻防があり、忍者を嫌いながらも忍者としてしか生きられない者、非道な手を使ってでも任務を全うしようとする者、敵なのか味方なのか分からない者など、個性豊かというより、目が離せない奇妙奇天烈な者達の思いが交錯する物語でした。
万城目氏の他の本とも連動しているかのような事があり、これも気になります。
紙の本
重厚にして軽妙
2016/03/03 01:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞典のような重厚感で時代小説とくれば、めくるめく大河小説かと思いきや、主人公はニート忍者。この脱力感が万城目学らしいところだと思います。
ページの厚さとは裏腹に、登場人物が少なく、主人公の内面についての描写が多いため意外と読みやすいです。しかし後半は怒涛の勢いで展開していって、気付けば大阪城で1人対10万人になっています。脱力感と「そんなアホな」と言いたくなる壮大さは今まで通りで期待を裏切りませんでした。
結末は穏やかで妙にすっきりした読後感でした。ぜひ一読を。
紙の本
また会おう、風太郎
2016/03/03 00:39
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い長い話だった。時間もかかった。でも読んでよかった。風太郎も常世もひさご様も黒弓もそして蝉もみんないいヤツだった。なんだかんだ助け合って、ひさご様の願いを命を繋いで守りぬいた。きっかけがにんにくで、ちょっと間抜けだったとしてもそれでもやり抜いたことには変わりない。全部がうまくいくことなんて稀。だから風太郎、安心して大丈夫もう平気だよ。百市が受け取った小さな命を守ること、それがこれからずっと連綿と現代まで続いていくこと、それを私たちは知っているから。疲れたね風太郎。ゆっくり休んで。またどこかで会おうね。
紙の本
ウソだろう、万樹目さん、でもチョー面白い。
2015/08/25 14:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:seahorse - この投稿者のレビュー一覧を見る
本は分厚くて、重かったけれど、ほとんど一気読み!万樹目ワールドに入り込むとしばらく出てこれません。
紙の本
読後観
2013/10/23 19:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aki - この投稿者のレビュー一覧を見る
厚さに少し押され気味で読み始めましたが、途中からハラハラドキドキの連続でした。大変おもしろかったです
電子書籍
全体的に良かったけれど・・・・・
2014/01/17 10:55
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風間浦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の世界観は良かったけれどまた、現代の若者を沸騰させる主人公もとても良かったと思うし、また、ひょうたんが主人公に面白いことをさせる。
私は電子書籍でしたが、なかなかの読み応えでした。
ただ、なんだか続きあるような終わり方だったので・・・・そこらへんが不満点かなと思います。
紙の本
安土桃山時代を舞台にしても万城目ワールド健在!
2020/08/14 14:19
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
「とっぴんぱらりの...」は、おとぎ話の〆のコトバ?そんな言葉がタイトルに躍れば、最初、暢気な話のように思えた。
しかし、物語は、案外シリアスな伊賀忍者モノで、大坂冬、夏の陣を描く戦国の物語。もちろん、この作家らしい、フフフっと笑えるユーモアも、現代を舞台に、歴史的過去を無理くり組み合わせた不思議ワールドも健在。
豊臣氏の栄華のカギは、そんなものが握っていたのかっ!とか、没落もしかりかぁ。
...などなど、途中から物語に集中しすぎて、歴史認識までちょっと異界方向へと上書きされてしまうのでした。
エンディングまじか、前々作だったかの、大阪を舞台としたあの物語へと、やはり密かにつながる演出もファンとしては嬉しい。
電子書籍
こんな歴史の1ページがあって欲しい
2020/03/30 09:39
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
事実が変わらない時代小説で、こんなことがあったら良かったのになと思わせるストーリー。忍びの一人が、実は歴史上の大人物の心を救っていた。戦国時代に思いを馳せ、一気読みしてしまいました。
紙の本
風太郎
2015/12/21 21:32
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投稿者:ポメボア - この投稿者のレビュー一覧を見る
万城目作品との出会いは、鹿男です。TVドラマがきっかけです。その後に発刊された作品は楽しみにしてます。本の分厚さに最初はたじろぎました。読み始めると引き込まれて睡眠時間が減るので、少しずつ読んでました。面白い作品でした。
紙の本
忍者ニート君
2015/08/28 06:47
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
万城目学はモラトリアムの心理を描くのが実にうまい。デビュー作ではぼんくら大学生を、続けてノイローゼ気味の教師を、本作ではさえない忍者が主人公だ。誰しもが人生で立ち止まる時間をやさしさとユーモアを交えて表現する。これまでとは一線を画しスプラッター描写も加えて大坂夏の陣をえがくが、著者独特の世界観は健在だ。残念ながら第150回直木賞受賞には至らなかったが、新作を待ち望む読者はたくさんのはずだ。
電子書籍
そして巳さんへ……
2014/04/10 01:51
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投稿者:付喪神 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で見かけ、その厚さに驚き(お前は京極か?)、これは家でなきゃ読めないなと思っていたところ、電子書籍化。早速購入し、読了。
毎度おなじみの万城目ワールド全開で始まった物語。読み進めるうちに、重たいものがズドーンと。「風太郎」は、現代サラリーマンそのものであり、描かれているものはまさに現実の人生そのもの。したがって、その終わりも……。
紙の本
マジメか?
2014/01/22 08:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
突飛でもハッチャケてもいない、普通に積み重ねた平凡な面白さです
時代小説としては描写が弱く、娯楽としては熱が足りない
期待しすぎると肩透かしを食らいますが、まずまずでした
紙の本
万城目のよさが生きていない。
2015/09/16 18:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
万城目初の時代物、端的にいえば期待外れだった。
時代物が合わない、と決めつけるわけではない。だが、万城目ならではの奇想天外な発想やコミカルなテイストは、主人公が身近な存在に感じられる現代物のほうが生きると思う。
この作品では忍びが主人公だが、そもそも感情移入のできない、いまひとつなキャラだった。口調は砕けて、現代風に書いてあるが、それが却って浮いている。忍びとしての戦や殺しの働きが無駄に残酷に感じられる気さえする。とにかくそういうシーンは多くて、ひょうたんの精のようなものは絡むけどあまり生かしきれてない。残念。