紙の本
オリジナルスキヤキ
2019/12/24 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
行き当たりばったりのドライブの途中で、有り合わせの材料で作ったスキヤキが美味しそうでした。大人に成りきれない男ふたりと、堅実派の女性たちとのコントラストも切なかったです。
電子書籍
著者自身の手で映画化
2017/05/11 04:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代からの気だるい雰囲気が現代まで続いていることが伝わってくる。著者独特の脱力感のある旅が良かった。
投稿元:
レビューを見る
あぁすき焼き食べたくなるんだろうなぁーと思いながら読み始めたけど、それより何より学生時代の気持ちとか匂いとかが蘇った。
なんか、青春映画みた気分になる小説でした。
投稿元:
レビューを見る
スキヤキっていうのは日本人ならみんな知ってるはずだけど、家によってレシピが全然違ってたり、時には様相すら異なっていて、「え? おまえんちのスキヤキってこんななの?」って衝撃を受けたりもする。
そういう「一家伝来の食べ物」っていうのは、もはやその人の育ち方や流儀や価値観すら表す小道具なのだな、と思ったりした。
形なんてどうでもいい。特別な仲間と、特別な場所で鍋をつつく。
これぞスキヤキ。いや、スキヤキを超えたそれはもう、ジ・エクストリーム・スキヤキ。
大事なのは「何を食べるか」ではなくて、「誰と食べるか」、「どこで食べるか」。
「和食」が世界文化遺産に認定された昨今ですが、
日本人にとって欠かすことの出来ない重要なコミュニケーションツールであり、
そして時には湯気や匂いのように人の内面すら立ち昇らせてさらけ出させてしまう「鍋」という文化をこそ、
ぜひ日本の食文化の象徴として、世界に。
投稿元:
レビューを見る
学生時代を思い出した。夜中に、友人4人くらいでふらっと車ででかけて、ラーメン食べて、適当に走って、海を見て、また適当に走って。ただひたすら楽しかった。ずっとこの夜とこの道が続けばいいと思った。そんな学生時代を思い出した。
追記:
読んだ後、ちょっとずつ振り返ってみたけど(読後、小説の世界感がなかなか居座って抜けなかった。じわじわと)登場人物の大事なところは結局ほとんど語られないままだったんだなあと。情報量は極めて少ない。それでもこの人物達やら距離感やらに共感しているのは、やっぱり同じような想いを過去も今も抱いているからなのかなぁとぼんやり考える。読む世代や時代が違うとたぶん文脈から感じることもきっと大分ちがうんだろうけど。
映画の予告編を見たけど、ちょっと小説と映画ではストーリーとか人間関係がちょっとずつ違うっぽい。
投稿元:
レビューを見る
http://tacbook.hatenablog.com/entry/2013/11/04/225759
投稿元:
レビューを見る
スキヤキ食いたし。
大人についてのくだりがよい。
映画観たいが、家でまったり観たいタイプかもしらん。
投稿元:
レビューを見る
よくある話といえば、よくある話。女子的には。
過去の男の人を見て、今の男の人とのことを決められる・・・みたいな。
それを、男性作者が書いたところがスゴイな、(正直だな。勇気あるな。)と思った。
そして、これを読んで、始終、スキヤキが食べたくなった。
そういえば、実家にいる時って、しょっちゅうスキヤキが出てきてたけど、あれって、贅沢な事だったんだな・・・・。
はー。今でも家のスキヤキが食べたい!
投稿元:
レビューを見る
大学生時代の友人とその友人の女の子とドライブして温泉宿ですき焼き風鍋を囲む
映画にもなってたんだ
投稿元:
レビューを見る
学生時代の友人と10数年ぶりに会い、その友人と4人でスキヤキをするためにドライブにでかける会話が中心の物語。なぜスキヤキなのか、それも今までにないスキヤキなのか、ばかばかしいような想いもそれぞれのつぶやきも青春の1ページとして共感できる。亡くなった友人が最後までなぜそうなったのか、想像にまかせられているところが「桐島、部活やめるってよ」に似た感じがする。
投稿元:
レビューを見る
めんどくせー。ひたすらめんどくさい青春の1ページ。4人のうち3人は30代半ばだから青春というにはちょっと薹が立っているけれど、とにかくこのめんどくささは若い人の特権なんじゃなかろうか。
何かを集めるコレクターとしてのオタクでは無いけれど、相手との距離感を模索しながら場の雰囲気に合わせて自分を演じるのは真正の「お宅」だと思う。(今時のオタクはカミングアウトして堂々としているから違うかもだけれどね)
「あーでもないけれど、こうでもないかもしれないけれど」みたいな思考の無限ループ。あー、めんどくさい。
投稿元:
レビューを見る
うわああああと小さくお布団の中で叫びながら読む感じ。
ぐるぐるぐるぐる考えていた大学時代を思い出す。
そのどうしようもないとりとめもないグルグルと、すき焼きの懐かしさの、絶妙な絡まりあい方。
ふんわりとした着地点にはもう少しな印象があったけど、全体に漂う空気は大好き。
投稿元:
レビューを見る
小規模なロードムーヴィー(うそ、映画じゃないけれど)、そこはかとない不安と哀しさ。やばい、ツボの小説。素敵だ。
投稿元:
レビューを見る
映画の方を先に観た。映画の監督・脚本も前田司郎さんなので、小説は映画のストーリーと全く同じなんだと思って読んでみたら、結構色々な設定や話の流れが違っていて、映画は映画の面白さ、小説は小説の面白さ、ということ、書き分けがなされているのだということを、一つのこの作品を通して感じて、そういう点でも興味を持った。
映画も、小説も、人物同士のやりとりが、「こういう気持ちが自分にもあるな」というところがあるのが好きで、そして読後に少し前向きになるところがとてもいい。
小説の中で、好きな映画がなにか訊くという場面があって、そこで「そういうなんか、値踏みみたいになっちゃうから、駄目なんだよ」っていう台詞がある。この場面がいいなって思った。
投稿元:
レビューを見る
映画「ジ、エクストリーム、スキヤキ」の原作小説ですね(映画版は未見です)。
前田司郎さん流の青春ロードノベルといった感じで、これは、前田司郎さんによる、青春小説の集大成(または、決定版)なのではないかと、そんなことをふと思ったりしました(とはいえ、前田司郎さんのほかの小説、読んだことないですが・・・)。