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紙の本
怪しの晩餐 (TO文庫)
著者 牧野 修 (著)
さまざまな個人情報が取り引きされる名簿屋に勤める折原の元に、見慣れぬ名簿が舞い込んだ。そこには自分の情報の他に、最近世間を賑わしている連続惨殺事件の被害者たちの名前が載っ...
怪しの晩餐 (TO文庫)
怪しの晩餐
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商品説明
さまざまな個人情報が取り引きされる名簿屋に勤める折原の元に、見慣れぬ名簿が舞い込んだ。そこには自分の情報の他に、最近世間を賑わしている連続惨殺事件の被害者たちの名前が載っている。一体何の名簿なのか?なぜ自分の情報が?にわか探偵となり謎を探るうちに―。殺人事件と記憶にある食卓の光景、さまざまなピースが嵌まるとき、衝撃のラストが待ち受ける。【「BOOK」データベースの商品解説】
名簿屋で見た冊子に掲載されていた自分の個人情報。しかも、掲載されている人間は次々と不審な死を遂げていた…。息もつかせぬ展開と、二転三転する衝撃のラスト。あなたの味覚が犯される肉食ホラー。〔「記憶の食卓」(角川書店 2005年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
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ホラーでもなくミステリでもなく・・・
2018/10/15 23:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、見出しと目次には、あからさまに人体を指し示す月へんの漢字が並んでいて、興味をそそられる。
「どんなエグさが待っているのか?」と期待せずにはいられない。
ただ、読み始めればまぁなんとなく仕掛けは見えてきてしまうのだ。
確かに、生きることは食べる事であり、食べる事は他の命を殺す事である。
しかし問題は、素材は素敵でも著者の「調理が全くなっていない」のだ。
名簿屋、ボーシ屋、人肉嗜食、食事そのものを忌避する特異な摂食障害。さらに、食べる事そのものにまとわりつく忌まわしい記憶。
名簿に載った彼らと、殺し殺される命運に必然はあったのか?
そんなものないんだけれどね。
なにしろ、形無しの終幕で、“植え付けられたモノ“が全てだったのだから。