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紙の本
ハゲタカ 新装版 1下 (講談社文庫 ハゲタカ)
著者 真山 仁 (著)
大胆な再生プランを指示し快進撃を続ける鷲津政彦は、ある地銀の破綻をめぐり、老舗ホテルオーナーの娘で経営を引き継いだ松平貴子、友人のスーパーを再生した元銀行員の芝野健夫と接...
ハゲタカ 新装版 1下 (講談社文庫 ハゲタカ)
新装版 ハゲタカ(下)
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商品説明
大胆な再生プランを指示し快進撃を続ける鷲津政彦は、ある地銀の破綻をめぐり、老舗ホテルオーナーの娘で経営を引き継いだ松平貴子、友人のスーパーを再生した元銀行員の芝野健夫と接触を持つ。しだいに明らかになる、ある過去の事件と鷲津をつなぐ糸。ニューヨークから日本に戻った鷲津の真意がついに牙をむく。【「BOOK」データベースの商品解説】
目次
- 第二部 プレパッケージ 二〇〇一年
- 第二章 プレパッケージ
- 第三章 サドンデス
- 第三部 バイアウト 二〇〇三年
- 第一章 メイン破綻
- 第二章 選択
- 第三章 決戦
- エピローグ 破滅の終わり 二〇〇四年
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紙の本
再読しても、面白い。
2021/02/06 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハゲタカシリーズを1作目から再読。舞台となった近過去の年表を作りながら読もうと上巻はなんとか、そんなスタイルで読み進めた。しかし、伏線の回収が多くなってくる下巻になると、知っていながら、どんどん読み進めたくなって、結局、ただひたすらに一気読みしてしまった。何年たっても、何回読んでも面白さが薄れない。これは、ホントの名作だなぁと再確認することしきり。
紙の本
下巻に入り物語は佳境へ
2016/11/18 21:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻からの伏線も回収し、小説としてすっきり終わります。
また続きがどうなるうのかハラハラしながら読めると思います。
誰が正義というわけでもなく、鷲津、芝野、貴子など各々が自身の信念によって動く様は魅力的です。
「俺は悪党じゃないさ。正義の味方だ。ただ、世間の正義と俺の正義が違うだけだ」
この鷲津の台詞に鷲津という人間が表されているのではないでしょうか。
紙の本
ハゲタカ
2016/02/20 17:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
正義の為に死ねるかとは正義を貫くこと。
それには公正な社会が必要だが、それ故にいらだつ作者の心情がよく描かれている。
電子書籍
何度読んでもおもしろいと思う
2015/11/25 17:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よいふろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済のことは、興味もないし、良くわからなかったが、この本に出会ってすごく興味がわいた。金融のことはわからなくても、登場人物が魅力的だし、読みやすい展開なので苦もなく読めた。現実とどれくらい乖離しているかは、素人だし、詳しくないのでわからないが、経済への興味をもたせてくれた本です。これを読み始めてから、経済小説というジャンルの本を読み始めました。読書の幅が本当に広がったと思います。単行本を持っていますが、普段持ち歩くには電子書籍が便利かなと思って電子書籍も購入しました。ハゲタカシリーズはこれからも続けてほしいなと思います。経済情勢は色々変わっていくので、それに鷲津がどう立ち向かうのか、どんな物語になるのかすごく楽しみです。
紙の本
完全にハマった
2015/08/24 23:30
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投稿者:paguapgu - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻を一気読みしたすぐ後に、この下巻も一気に読み上げた。この手の経済小説にハマると思っていなかったから自分でも驚き。ただ、企業買収の話にからめた登場人物の描写が面白く、ただの経済小説ではなく普通の読み物としても十分楽しめる。個人的には鷲津と貴子の今後が気になるところ。
電子書籍
実在する企業を推測すると面白いです
2017/09/19 13:26
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
某サイトでは、実在するどこに該当するかを説明していますが、やはりそれを推測して読むのが小説の面白さかと思います。
紙の本
敷居が高いかと思っていたが
2015/11/22 13:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる経済小説、企業小説に対して、敷居が高いという印象を持っていて敬遠していたのですが、この作品で食わず嫌いがなおりました。
紙の本
武士道の体現者とは?
2019/09/13 14:14
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投稿者:姫路ねこ研究所 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「サムライたるもの、名誉に重きを置き、それをもって価値とすべき。自らが下した決断を、それらがいかに成し遂げられたか、己の真の姿を映し出す。己自身から決して逃げ隠れすることはできない」
下巻は第二部後半、第三部、エピローグで構成される。
鷲津たちホライゾンキャピタルの東京相愛銀行、太陽製菓の買収、芝野のえびす屋転職、松平貴子たちのミカドホテル経営の話が、足助銀行経営破綻で結びつく。
外資ハゲタカファンドたちと、国内企業の戦いで、覚悟なく乱脈経営を続けてきた国内の経営者たちは、ことごとく敗れ去る。上巻以上に架空の新聞記事や週刊誌の記事の引用をふんだんに取り込むことにより、買収闘争の臨場感が否応なく感じられる。
そして、松平貴子率いるミカドホテルも例外なく、これまでと同じような一族経営を続けていくことはできない。しかし・・・
「愚かな人間を嘲笑うかのように、イヌワシは大きな羽をひろげ、上空を滑空していた。なんて自分たちはちっぽけなんだ。」
武士道の体現者、それは松平貴子と、その精神の素養となっていた祖父ということだった。
ただし、松平貴子の最後の決断、ここには武士道精神以外の要素は入れてほしくなかったな~。個人的に、ここが少し残念だった。