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デザインとは問題解決のための新しい道の見付け方だ、とする日本を代表するデザイナー佐藤オオキさんの著書。「全く見たことのないものではなく、本来あるべきものであるはずなのになぜかなかったもの、それを補完するように仕事をしていく」といった佐藤さんならではのデザイン論を展開。豊富な事例とともに、佐藤さんの頭の中を覗く事ができる。最もマネしたい頭の使い方をする人。何度も読んで、少しでも彼の考えを盗み取ろう。
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面白い。
デザインというと、「奇抜」「先端」というイメージがあって、自分に関係ないと思ってたけど、問題解決の手段なんだという発見がありました。
常にアンテナをはっていることが、アイディアの源ではなく、ちょっとした違和感を感じる観察眼や周辺視野を広げることが大切。それとスピード。
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近年話題のnendoの佐藤ナオキさんの著書。1つの商品デザインを手掛けるのではなく、事業とか企業とか、そういった広い視点でデザインを捉えている。デザインを造型に留めるのではなく、コンセプトとして捉えて、踏み込む姿勢は、学びたいし、これからのデザイナーのあるべき姿だと思う。オリエンのあり方というのも納得。
nendoの思考法。①「面」で考える。②一歩「下がる」。③「違和感」を生む。④均衡を「崩す」。⑤見せたいものは「隠す」。⑥「ゆるめ」につくる。⑦とにかく「集める」。⑧「休み時間」に休ませない。⑨「他人丼」を見つける。⑩そこにあるものを「使いまわす」。気になるのは、①と③だな。
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プロフェッショナルをみて早速購入。
デザインとスピートの考え方がとても良いと思います。
鍛え方で誰にでも可能性があるのかもしれません。
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世界で250以上もの案件を手がけるデザイナー。35歳。
約40名のデザイナーを率いるnendo代表。
「専門分野は無い。敢えて言えばデザインの専門家。」とのこと。
毎週4~5回はクラインアントと接する。
そんな、日本を代表するデザイナーのデザインとは?
デザインとは・・・
問題解決のための新しい道を見つける作業である。
そもそも、問題とは何なのか?
クライアントとコミュニケーションを通して「期待」を確認し「問題」を浮き彫りにする。時にはその場で出した複数の解決アイデアまで共有してしまう。
そこからのスピードがすごい。
クライアントとの接触から4日から2週間で解決策を準備してプレゼンする。
3Dプリンターや切削機などを駆使して立体物を提示し共有していく。
プロとして70点の解決アイデアをたくさん見つける。スピード重視!
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良本!!やはり、佐藤オオキさん、ますますファンですね!そのお人柄とnendoでのお仕事ぶりがよくわかり、その志しに感動さえしました!
自分の作品を世に残すことや、優れたデザイナー能力をアピールすることに躍起になるのではなく、あくまでクライアントの依頼に自由自在に応える姿勢を持つ。
同じ世代の日本人として、世界でのご活躍をお祈りします!
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デザイン事務所nendoの佐藤オオキさんの本。
1章は本人の著ではなく、nendoの仕事やデザインに呈する思考法を聞き手の方がまとめる感じ。
2章はnendoの行動術というタイトルでオオキさんご本人の著。
デザインの話はどれも興味深いし、そういう仕事でなくても(多少はそうだけど)いかせるヒントがいろいろ。
第2章では、デザイン事務所経営のジレンマとか知らないことがいろいろわかってなるほどと思う。デザインを仕事にするってのはこれだけの人でも大変なんだな。
全編スタイリッシュな感じなんだけど、最後の方では社員をかかえるプレッシャーとかちらりと滲んでいて人間味を感じました。
テレビでも特集されたりしているらしいけれど、不勉強な私はじつはあまり存じ上げなくて、はっきり言って表紙買い(オオキさん、メガネのイケメン!)でしたが、読んでよかった1冊になりました。表紙デザインした人ありがとう(笑
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nendoの佐藤オオキさんの著書。
見たことのある色々の案件がどうやって生まれたのか、わかりやすく紹介されている。
なんとなくやってしまっている仕事も、違う視点から見れれば、色々な解決策が生まれる。考え方を知っていれば、スピードもあがる。あとは人より頑張ること。説明する状況作りも大切。
とてもわかりやすくまとまっていてオススメです。
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デザイナーの頭の中はどんなもん。他者経由での文章だからイマイチ迫力に欠ける。もっと本人の深い思考を聞いてみたい。
面で考える
一歩下がる
違和感を生む
均衡を崩す
見せたいものは隠す
ゆるめに作る
とにかく集める
休み時間に休ませない
他人丼を見つける
そこにあるものを使いまわす。
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凄すぎて何も言えない。アイデアを出し続け、製品に落とし続ける精度とスピードの秘密をロジカルに語る。とんでもなく頭のいい人の話は面白いが、読み終わると同時に軽く絶望感を感じる。
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デザインに対する考え方やなぜそのようなデザインが生まれたかという背景や理由と共に作品の写真が掲載されている。
実際に作品を見ることによって、文章だけは伝わらないデザインの面白さや意義を感じとることができた。
とても簡潔にまとめられていて読みやすかった。
また、後半の行動術に関しては、他業種にも参考になることが多いと思う。
スポーツで例えたり、デザインとスポーツは似ているという発想は、広い視野を持った著者ならではだと思った。
視野を広く持ち、いい意味でゆるく、柔軟な姿勢が大切だと思った。これは、デザインだけに限らず生き方そのものにも当てはまる。
また、
1 退屈なルーティンワークを楽しむ。
2 がんばってアイデアを探さない/アンテナをはらない。
3 物事に焦点を絞らない。
という発想は、一見逆転の発想だが本書を読めば納得できる。
けれども、なかなか真似し難いと思う。
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nendoさんのポートフォリオ的な色合いの濃い本。思考プロセスがたどれるのはよいけれど、実際に自分ゴト化して活かせるかというと、ちょっと浅い感じ。
当然だけど佐藤オオキさん、まだ全部をさらけ出していないんでしょうね。言語領域での思考と、非言語的な領域での思考。なんとなく後者がコアなのかもしれない。
佐藤さん大リスペクトなのですが、本としては満足度低め。もっと知りたいと思った。
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ちょっと前に、数年前流行した佐藤可士和氏の「超整理術」という本を読んだけど、この書もそんなかんじ。
観点とそれを使った、自身の過去の成果・商品を紹介していく流れ。
ただし、ご本人の言葉ではなく、
ライター×発注者の文章が並んでいく。
今年ニュースになった大塚久美子氏が、個人的にはちょっと好きなので、思いがけず文章が読めてよかった。
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nendoのオオキさんが好きで、nendoの動向が気になるからなんとなくチェックしてしまう。
『ネンドノカンド』でも取り扱われていたデザインもおさえつつ、とても簡潔でわかりやすい語り口でまとめられている。オオキさんが「左脳系デザイナー」というのも納得で、だからこそ、格好だけでないデザインができているのだとわかる。
デザインの手法を一つずつ紐解きながら解説していく本書は、デザインは、地に足がついていないような存在では決してなく、少し身近な存在にも感じられる。
イリュージョン的な要素はほとんどないかなぁ。
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1「面」で考える
2一歩「下がる」
がんばればがんばるほどアイデアは逃げていってしまうもの。目的意識を持つ、つまりアンテナをはってしまうと、自分自身の周囲にバリアを作ることになってしまい、周りを見えにくくしてしまう
①退屈なルーティンワークを楽しむ
②がんばってアイデアを探さない/アンテナをはらない
③物事に焦点を絞らない
3「違和感」を生む
4均衡を「崩す」
①要素を削ることで一度均衡を崩し、そのうえで補完していく
②ものごとの境界線を曖昧にすることで均衡を崩し、かつてなかった発想を喚起する
③構成要素のバランスを特定部分に特化させて崩し、そのことで個性をもたらす
④全体におけるバランスの強弱を変えることで、新たな機能を発見する
5見せたいものは「隠す」
①視点の一部を遮ることで、視線をより遠くに導く
②要素の一部を削ぎ落とすことで、メッセージをより明快にする
③周囲を隠してマスキングすることで、対象物を強調する
④反転させることで、伝えるべき表側の情報に目を向けてもらう
6「ゆるめ」につくる
7とにかく「集める」
8「休み時間」に休ませない
9「他人丼」を見つける
「一歩引く」は引き算、「集める」は掛け算、「休み時間」を割り算とするなら。「他人丼を見つける」のは因数分解と足し算
10そこにあるものを「使い回す」