- カテゴリ:小学生 一般
- 発売日:2013/11/12
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:22cm/298p
- 利用対象:小学生 一般
- ISBN:978-4-309-25292-6
紙の本
世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え 世界の第一人者100人が100の質問に答える
著者 ジェンマ・エルウィン・ハリス (編),西田 美緒子 (訳),タイマ タカシ (絵)
ミミズを食べても大丈夫? 数字は永遠につづく? どんなふうに恋に落ちるの? 科学、哲学、社会、スポーツなど、子どもたちが投げかけた身近な疑問に、ドーキンス、チョムスキーな...
世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え 世界の第一人者100人が100の質問に答える
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- 税込価格:19,800円(180pt)
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商品説明
ミミズを食べても大丈夫? 数字は永遠につづく? どんなふうに恋に落ちるの? 科学、哲学、社会、スポーツなど、子どもたちが投げかけた身近な疑問に、ドーキンス、チョムスキーなどの世界的な第一人者が答える。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- まえがき
- 1 まだだれも見たことのない動物が、どこかにいるの? デヴィッド・アッテンボロー卿(動物学者、植物学者)
- 2 ミミズを食べても大丈夫? ベア・グリルス(冒険家、サバイバルの達人)
- 3 原子ってなあに? マーカス・チャウン(宇宙の本の著者)
- 4 どうしていつも大人の言うことをきかなくちゃいけないの? ミランダ・ハート(コメディアン)
- 5 血はなぜ赤いの? どうして青くないの? クリスチャン・ジェッセン博士(医師)
- 6 夢はどんなふうに生まれるの? アラン・ド・ボトン(哲学者)
- 7 世界を歩いて一周するには、どれくらい時間がかかる? ロージー・スウェイル=ポープ(走って世界一周した女性冒険家)
- 8 どうして音楽があるの? ジャーヴィス・コッカー(ミュージシャン)
- 9 エイリアンはいるの? セス・ショスタク博士(天文学者)
著者紹介
ジェンマ・エルウィン・ハリス
- 略歴
- 〈ジェンマ・エルウィン・ハリス〉フリーランスの編集者でライター。雑誌編集者として『Time Out』誌、『Glamour』誌等に参加。
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紙の本
子どもの多彩な質問と、世界の第一人者の素晴らしい回答が満載。子どもの知識を伸ばす指南書。
2014/01/24 17:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもは、わからないことがあると、<あれ、なに? どうして?>と親は何でも知っているとばかりに、あれこれ質問してくる。知識は、子どもの好奇心や興味心にそって、身についていくのにもかかわらず、私は、知識不足からくる説明下手のため、子どもに理解できるように答えることができないことが多い・・・。この本は、イギリスの小学生たちの多彩な質問に、各分野の第一人者がバラエティーに富んだシンプルな言葉でわかりやすく回答したもの。今まで答えてあげられなかったことも、本書を読んであげることで、興味をもち視野を広げてくれることを期待して手に取った。
国が違っても、子どもの興味や好奇心は世界共通だなあ、と感心。質問に答えているのは、世界の、それぞれの分野の専門家だが、質問への唯一の正解を示そうとしたものではなく、「子どもたちからの思いがけない質問に「自分ならこう答える」と考えた声を集めたものです」とあるように、苦心して答えたもの、頭脳を駆使して答えたものなど、素晴らしい回答が満載。
以前、子どもと一緒に虹を見たときに、<どうして虹ができるの? >と質問されたけれど、<光が屈折してできるはず・・・滅多に見れないからラッキーだったね>と質問されたものの、説明できず適当にごまかしたままであった。だが、子どもと同じ質問が100の質問の中にあり、《97 虹はなにでできている? 》から知ることができた。回答者は、アントニー・ウッドワードとロバート・ペン(作家)。「虹は光でできている。太陽の光が空中の小さい雨粒を通りぬけるとき、それまでぜんぶまじって白く見えていた光が、いくつもの色に分かれる―赤にオレンジ色、それから黄色、緑色、青、藍色、紫色というぐあいに。(中略)虹を見るには、太陽が出ているときに、雨もふらなくちゃだめで、しかもきみは太陽と雨の間にいなくてはいけない。だから、虹の足もとにたどりつくことはぜったいにできない。とてもざんねんなことだね。(中略)虹がどうしてできるかがわかったのは三〇〇年くらい前で、アイザック・ニュートンというとても頭のいい科学者が、はじめて解明した。(後略)」という回答を、子どもに教えると、虹の謎を理解しスッキリし満足したようす。私自身、100の質問の中には、今まで知らなかった事実が多々あり、特に、興味をそそられたのが、《23 ハチはハチを刺せる?》の質問。ジョージ・マクギャヴィン博士(昆虫学者)が、ハチの生態がよくわかるように回答していて、親子共々、<へ~>と感心しきり。
本書は、原文とは少し変えてあり、タイマタカシさんの美しいイラストも、日本語版独自に加えられたものだそうだ。子どもが読みやすいように工夫され回答しているから、子どもの探究心を刺激し知識を伸ばすなど、新しい世界が広がるきっかけを作ってくれる指南書として活用していきたい。