池上彰のアフリカビジネス入門

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ケニア　東アフリカのシンガポール
　物流のインフラが整っていない

モザンビーク　プロサバンナ事業
　日本の国際協力でブラジルが農業大国になる
　日本とブラジルがブラジルを指導

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日本に期待されている業種は、ビジネスで高級車をごく普通に持つ富裕層をターゲットにしたもの。
BOPは韓国、中国との激しい競争が強いられる。
中国政府もTICADのようなことをやっている。
現在のアフリカで物流や人の移動は車、鉄道はまだまだ。
日本企業は現場での人材育成を期待されている。
中国、インドにとってアフリカの一次産品、天然資源の確保が急成長を遂げる両国にとって悲痛用だから、注力する。

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アフリカってこんなに広くて多様なのに、日本人が持つアフリカのイメージって常にマサイ族なんだろうね。「アフリカ人」って呼び方、「欧米人」なみに大雑把過ぎ。

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JICAがアフリカで活動してきたこれまでの内容が対談形式で書かれています。人によってはもっと違う情報が欲しいと思うかもしれませんが、日本にはなかなか入ってこないアフリカの情報、アフリカを知る一端となるのではないでしょうか。
正しくアフリカビジネスの入門書としては良いと思います。

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【メモ】～アフリカは一つの国ではない。

１．TICAD　アフリカ開発会議／５年に一度（2013.06で５回目）に注目。

２．人材を育てる！、技術を伝える！が日本の強み。
・中国、韓国、欧米諸国との差別化。

３．商売の前に、顧客そのもの、市場そのものを創造する。

４．アフリカの課題
①物流インフラ、港や道路
・沿岸国と内陸国を結ぶ。
②主食（米、小麦、大豆、とうもろこし　など）を自給自足できないとアフリカは自立できない。
・米はケニア・ウガンダで協力進行中。
③電力供給
・人類発祥の地ともいわれ「地熱発電（＝クリーン）」にピッタリ。
・九州　八丁原地熱発電所の技術が展開されている。
④商売の前にサービス、先行投資。
☆現地が潤わなければ、市場は出来ない。

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アフリカはやはりでかい。
道路、水道、食料の整備が進み、人件費が安くなれば発展スピードは一気にあがることは間違いないな。

やはり、ここでも中国人の投資ははやいのか。
回廊の完成は楽しみでならない。

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新しい発券などは何箇所かあった。一読の価値あり。しかし図書館で読めばいいレベルだと思う。
・アフリカ最北端の緯度は茨城県と同じ。
・アフリカで注目されるビジネス種類：1インフラ、２食糧、３電力。
・「援助」ではなく「投資」が必要。
・欧米や中国の現場監督はオフィスにこもり現場に出ない。この点日本の現場監督は現場主義だから好意的にみられる。
・ウガンダの気候はヨーロッパ人にとっても住みやすいくらいいい。

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※個人的メモ

【出会い】
丸善店頭にて。概論ぽいが、ODAがらみの話題もあり参考まで。
だいぶ敷居が下りてきた感あり。

【概要】

【感想】

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【援助よりも投資を】
一見すると、日本からは物理的にも心理的にも遠いアフリカ。しかし、そこは中国やインドが目をつけているような、素晴らしいビジネスのフィールドだということがわかった。
アフリカと言っても、エジプトのようなアラブ圏から、ケニアやエチオピアのような高原地帯、南アフリカのような欧風な国や地域など、様々な場所がある。

アフリカの多くの国々では、インフラが未発達だったり、物流網が整備されていなかったり、衛生状態が良くなかったりしている。そのため、「何がほしいか」がわからない状況にあるから、地道に時間をかけ、なおかつ、現地に貢献しながらビジネスをすることが大切。本書の中だと、サラヤやトヨタがそのような事を実践していた。現地にその物や風習などを根付かせた上で、殿様にならずに対等な立場で商売をしていく。この姿勢は上手いし、見習いたいと思った。
また上記のことは、他のことにも通じることではないかと感じた。「顧客は獲得するものではなく、創造するものだ。」という言葉がまさにぴったりだ。この結果、本書では、衛生状態が改善したり、栄養状態が改善しつつ、顧客が創造され、商品が売れていくというWin-Winの関係になっていた。

最後に、今後の日本で、アフリカへの投資やビジネスが官民問わず盛んに行われ、日本にとっても現地にとっても良い状態になることを祈りたい。

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分かりやすく書かれているからすんなり頭に入る。
支援ではなく投資で考える。
日本も後発になっているので、なんでもありきで商談を
とっていくようなところと同じになってはいけないが、
既に出遅れた感はあるので、どう入っていけばいいのか。
まだまだ未知の部分も多い。

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アフリカは貧しいというイメージがあるかもしれませんが、どうして貧しいのかわかりますでしょうか。それは。。。道路、電気、海、主食がないと、国が発展しないんです！
人類の技術の真価は安定したインフラの構築にあるのではないかと感じる今日この頃。田中角栄は日本を本当に改造したんですねえ。池上さんの取材で、さあ、これから発展するぞ！というアフリカ諸国の国民が、豊かになっていく未来がダイナミックに見えてきます。中国の進出具合もダイナミックで素晴らしいですね。日本も加油！

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アフリカビジネス入門

インフラ、農業、電力。
要点をくどいほど繰り返すから頭には入った。
教育は人的資本の根本にある。これらに対しどのように関わってくるのか？
→全てが揃った時に、労働人材として国民が機能するには教育は不可欠。
識字教育や安全・健康・保健の教育も重要。特に後者は生存率に直結する。

分かり易さとはシンプルさである。要点を絞って何度も伝える。
あとは具体例も大事かなあ。

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アフリカはでかい。欧州＋米国＋中国よりも更にでかい（日本の80倍）。全体54カ国中16カ国が内陸国。これが意味するのは何か。「物流」が非常に大事になるということ。内陸国から沿岸国の道路。沿岸国から海外への（または海外から沿岸国への）「港」の構築。これが脆弱なため、輸出入にコスト・時間がかかる。国内産業もそれらのコストが加算されて割高になる。農業や電力の問題にも言及されていたが、まずは「物流」が課題との印象。近年、ODA（政府開発援助）を投資（世界中から）が上回ったとの話。

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アフリカの課題
1．物流インフラの整備
アフリカはメルカトル図法の不備もありたいていの日本人が思っているより広い
特に内陸国が多くあり、政情不安と道路の未整備により物流のコストも時間も非常に不効率
結果アフリカの輸出入が伸び悩んでいる
→「経済回廊」を整備する計画が存在、実行されつつある
2．食糧の自給
ほとんどの地域では灌漑設備が整備されておらず自然の降雨頼みで収量が少ない
また小規模農家が多数存在し、農業の効率化を妨げている
→「プロサバンナ」＝日本とブラジルが共同で農業の開発を行っている
　ブラジルの緯度はモザンビークと近くブラジルの農業技術の移転が容易
　ブラジルとモザンビークではどちらもポルトガル語を使いコミュニケーションも容易
　日本はかつてブラジルに農業支援を行った実績がある
3．電力
地熱発電が有力で、日本企業の技術力を生かすチャンスがある
4．ビジネス
まずアフリカの市場に認知されることが重要
「サラヤ」が手洗いを推奨する運動の実施。衛生状態の改善に貢献
「トヨタ」は新車販売の前に認定中古車制度で認知度と評判を高める戦略

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20220603

北は茨城、南はシドニー。
本当にアフリカって大きい！
道路整備がされていなくて、通関も滞るばかりでとにかく物流網は急務だと思った。
当たり前に、日本では即日通関クリアしたりするけど、アフリカではとんでもないことになってたんだね。。
内陸国という意味でも、日本と真逆で、別の観点での思考が必要だということがわかった。
手洗いの普及活動も印象的だったな。

自国の当たり前は他国では当たり前でないということを実感する。
そういう意味でも、海外に出て暮らしてみるって大事なことだよね。日本にいると当たり前だから考えることすらできないから。