紙の本
お金と脳の関係
2016/10/28 21:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
お金持ちと貧乏の思考の違いを茂木先生視点で語った本です。
脳科学から、という着眼点は面白かったですが、感動があまりなかったです。驚きとか、感嘆とか。
茂木先生の本をいくつか読んでいるせいなのか、私がこの手の本に疎いせいなのか……。
よくわかりませんが、日を置いて改めて読みたいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
有名なオーストラリアの小説
Lottery is a taxation on ignorance. 宝くじは無知への課税である
投稿元:
レビューを見る
脳科学から見たお金持ちの思考や行動。
・人間関係を見直し、金持ち脳の人たちと付き合う。
・人間関係や自己投資のお金はおしまない。
・他人を喜ばす、感動体験にお金を使う。
・相手より先に与える。
・人生の経営判断では常にもう一つのオプションをもつ。
・ワクワク感をもたらすような新たな刺激体験から自分にイノベーションを起こす。
・新たな知識のインプットと世界への情報発信のための英語力をつける。
・生き方を意識的に選択しつづける。
金持ち脳になるための方法は、特に新鮮な感じはしなかったが、そもそもなぜお金を貯めようとするのか、貯蓄によるリスクテイクのバランスなどの、脳科学からのお金に関する情報は面白かった。
14-76
投稿元:
レビューを見る
今年の記念すべき一冊目がこれ、というのが残念。
もう、出しきってしまった人なのだろうか。ポジティブさ、オープンマインド、好奇心など、自己啓発本のテイストも若干ただよう内容で、精神論と抽象論に終始するばかりでサイエンスの匂いは全くしない。
ちなみに「宝くじは愚か者に対する税金」というのはオーストラリアの作家ではなくアダム・スミスの言葉。
投稿元:
レビューを見る
金持ち脳とはお金を増やすことを考えている脳で、貧乏脳とはお金を使うことだけを考えている脳。
現代でお金を生み出すのは、個人や企業の発想力、つまりアイディア。
沈着冷静で平常心を保つことによって論理的思考力がイにつく。
いざというときの選択や決断を誤らない判断力。
自分の体験やイメージを正確に蓄えることができr記憶力。
自分が逆境の立場に置かれても粘り強く前向きに考えられるポジティブ思考。
エネルギッシュでアクティブな行動力。
夢や目標がしっかりしている。
自己投資にお金を惜しまない。
好奇心が旺盛。
偏見が少ない。
投稿元:
レビューを見る
第4章 お金を生み出す人間関係のつくり方
●お金は人間関係を目に見えるようにしたもの
「ポトラッチ」
北太平洋沿岸のネイティブアメリカンの社会に広く見られる威信と名誉をかけた贈与や浪費の応酬。自らの気前の良さを誇示するために行われていた風習。主催する人は、誕生・婚姻・葬礼・成年式・家屋の新築など様々な儀礼的機会を利用して盛大な宴会を開く。
人間関係の構築はある意味では投資だといえる。
人間関係にお金を惜しむような人は決してお金持ちにはなれない。
一流の成功者やお金持ちは人間関係に使うお金がいずれ自分に跳ね返ってくるということを知っている。
●お金は節約しても人間関係は節約してはいけない
人とのかかわりを節約してしまうということは、その人が本来手に入ることのできるはずのチャンスや幸せまで削ってしまうことになる。
積極的に行動し価値ある人間関係を構築するためには日頃から脳の強化学習に励むこと(良いスパイラルを回す)
「何か行動を起こす」→「うれしい出会いの体験をする」→「脳のドーパミンを放出する」→「もっと出会いの体験がしたくなる」
●「自分が先に与える」ことが大切
相手が望むことを与えることができれば人間関係は間違いなく改善されていく。それができるのがお金持ち。
常に前向きな言葉を意識して口に出し相手の長所を見つける努力をする。
第5章 お金持ちは皆、脳の使い方が上手な人である
●「直観」を鍛える
決断というものは大きくても小さくても私たちが日々直面している問題。それが正しい判断に導かれるために必要なことは「直観」をきたえること。
※Gut Feeling/ガットフィーリング
(Gut=内臓、Feeling=内臓が感じ取るような感覚・直感)
何度も挑戦を繰り返したり失敗を重ねながら試行錯誤していくことでガットフィーリングは鍛えられ高度な判断力や意思決定ができるようになる。
●人生の経営判断に大切なこと
常にオプションをもう一個もっておくこと。
今の自分に何ができるだろう?
もしこの仕事をしていなかったら何をしていただろう?
投稿元:
レビューを見る
チェック項目8箇所。本書で、ひとが生きる上でとても大切な「脳とお金のメカニズム」について、脳科学的な解明をすることで、より多くの人の明るい未来に少しでも貢献できれば幸甚です。金持ち脳とはお金を増やすことを考えている脳であり、貧乏脳とはただお金を使うことだけしか考えていない脳です。もし、貧乏脳だったという人は、これからでも自分を変えていけるはずです、金持ち脳・貧乏脳というものは、生まれ持った素質や才能ではないからです、普段の生活の中でちょっとしたことを改善していくだけで、誰でも金持ち脳に変わっていけるのです。たくさんのお金を手に入れてきた人は、確実なことや不確実なことをうまく生かしながら人間関係やスキルを構築してきた人であり、お金があまりない人は、知識や経験、その人にしか持っていないノウハウやビジョンというものを、まだ生かしきれていないだけだということです。お金と自由というのは実は大きな結びつきがあり、ポケットの中に1000円しかない状態で街を歩いているのと、10万円持って歩いているのでは感じる自由がまったく違います、だからこそ、脳にとってお金があるというのは、自由を感じる、非常に重要な要素になってくるということです。脳は基本的に、自分にとってうれしいものを報酬として捉え、その報酬をより得られるような行動を学習するという性質があります。脳は感動体験を何度も味わうことを求める性質があるのですが、お金持ちであればあるほどこの感動体験がより多く生まれる傾向があります、それによって、無意識のうちにお金が増えるような人脈選択や行動を起こすことにつながっているのです。脳というのは、意識的に「選ぶ」ということを繰り返すことで一番鍛えられるのです、人生の経営判断において重要なのは、「自分の人生の主役は自分なんだ」と思うことです。
投稿元:
レビューを見る
とても分かりやすい文章で、多少読書に慣れていない方でもすっと読めると思います。
内容は、題の通りお金と脳の関係ですが、面白いなと思った点は、お金持ちになった方の体験談と脳科学的見地と大体一致する事。
この本とは別に、お金持ちになった方が書いたお金持ちになる方法というのが頭に残っているのですが、それと矛盾しない内容が書かれていました。脳のクセ?というか、守ろうとする本能、攻めようとする本能など、なかなか興味深いです。
ちゃんとしたお金を得るにはそれなりの努力というか、一般人が漠然と生きててはなしえないことをやる必要があると再認識しました(笑)。
投稿元:
レビューを見る
赤ペン
・生活のためにお金を稼ぐ意識は、心を貧しくしてしまう
→今の自分を振り返ってみた。始めは、将来の働き方のヒントを得たい気持ちと、生活のために選んだ今の仕事。正直しんどい気持ちが今は多い。
それでもやめられない。自分の気持ちを考えたとき、生活のために働いている気持ちが多いから、しんどく感じるのかなと、思い直してみた。
・アメリカのIT長者たちが変えた、お金の価値観
→いかに有益な情報を手に入れるか。そして、その情報をいかにお金に変えるのかという方法が重要なポイントになる。
・白洲次郎のプリンシプルな脳の使い方
→「何を学ぶことで自分が一番変わるのか」という嗅覚を研ぎ澄ませる。
・仕事の満足度はお金では買えない
→仕事の満足というのは決してお金で買えるものではないということ。仕事のおもしろさ、やりがいというものは自分で決めるもの。
お金がいくら儲かったというのは結果でしかない。いい仕事をしたという満足感が先にあって、その後からついてくるものとしてお金がある。
・ついに語学力をお金に変えられる時代がやってきた
→英語ができないと、クオリティの高い情報を迅速に手に入れることが、なかなか難しい。
英語の情報で見るべきもののうち、日本語に翻訳されているものはせいぜい100分の1もないのではないかと思う。国内で発信されている情報は、どうしても「国内向け」になっている。
これからの時代、特に重要と考えるのはインプット。
茂木さんの本は、毎度ながら、
今回も自分に問いかけさせられる内容だった。
そして、今後考えたことを実行すること、
そして、まだまだ学ぶべきことを目標に行動しようと思わせてくれた。
投稿元:
レビューを見る
こういう本って、似たようなことが書かれてあるけれど、現代に沿った内容で好感がもてた。茂木さんのアドバイス的本。生かせるかは自分次第なんだけど。脳についても興味がわく。
投稿元:
レビューを見る
言いたいことは分かるのだけれども、
どうしても共感できないのは、私のココロが貧しいからなのであろう。
最低限の環境が整った人向けのビジネス書。
・人間関係におけるネットワーク、信頼、そして自分のスキルというものが総合的に脳の安全基地となって生まれ、
その分、不確実性を積み増すことが出来る人が、世の中の一流と呼ばれる人やお金持ちに共通する特徴なのです
P.38
・脳にとってお金があるというのは、自由を感じる、非常に重要な要素になってくる
P.44
・「宝くじは無知への課税である」という表現があるのですが、それでもギャンブルをやってしまうところに人間の本質が現れていると考えざるを得ません。
P.47
・自分の収入が10%上がったとしても、それによって幸せだと感じる人が意外にもすくない
P.74
・相手が望むことを与えることができれば人間関係は間違いなく改善されていきます。
それができるのがお金持ちなのです。
P.141
・脳というのは、意識的に「選ぶ」ということを繰り返すことで一番鍛えられるのです。
P.229
投稿元:
レビューを見る
さらさらっと読めるお金の本。印象に残ったのは下記。
・お金は「経験」につかう
・お金は節約しても人間関係は節約しない
・人生の「経営判断」をする
ケチケチしすぎず、使うべきところに使うことで
人脈が広がったり、しあわせにつながったり、自分の価値を高められるんだなと当たり前のようですが感じました。
投稿元:
レビューを見る
お金をじょうずにまわす。
経験、ネットワーク(出会い)が大事。
人生の選択を自分の第六感を信じて、適切にできるようにしていきたい。
投稿元:
レビューを見る
突き詰めれば、生き方の上にお金があると。
なかなかいい勉強になりました☆
貯めるだけだと、貨幣価値が下がれば貧乏になることも・・
リスクをとるチャレンジは必要ですね~p^^;)
投稿元:
レビューを見る
以前本で読んだことがあり記憶に残っているものに「お金とは考え方である」というフレーズがありました。お金を味方につけるのも苦しむ対象とするのも、考え方に起因するということでしょうか。
そんな私にとって、脳科学者で有名でもある茂木氏のこの本のタイトルは興味を惹きました。元来、お金は物々交換がスムーズにいくように発明された「ツール」なので、その保有量の大小にまどわされるのではなく上手に付き合いたいものです。
そのためにも、この本で解説されている、お金持ちはお金に対してどのように考えているのか(どのように脳を使っているのか)という内容は参考になりました。
以下は気になったポイントです。
・お金持ちになった人は、自分の成長のために自己投資を怠らずに、10年・20年先を見据えて普通の人よりも必死で努力してきた人たちです(p19)
・10年後にどのような自分になっていたいか、どのくらい稼ぎたいかを考える。「できる・できない」という基準ではなく、「どのようにすれば10年後だったら自分は幸せか」ということをワクワクした気持ちで考えること(p24)
・お金は安全基地の一部、人間関係におけるネットワーク、信頼、自分のスキル・知識・経験、そういうものが総合的に脳の安全基地となって確実性が生まれ、不確実性を積みますことができる人が、お金持ちに共通する特徴(p38)
・馬券は「利回りマイナス25%」、宝くじなら50%、そのような金融商品であれば誰も手を出そうとしないはず(p48)
・若いうちのお金は、経験という経済活動につかうべき、経験とは、極端に言えば「墓場に持っていける幸せ」である(p51)
・アメリカでのある研究によれば、「貧しい人はお金により幸福感が増す、年収が7.5万ドルを超えると、お金が増えても幸福感はほとんど増えない」(p75)
・IT長者と言われている人達の共通点は、いかに有益な情報と繋がっていられるかを重視すること、すると身の回りは質素なものとなる(p99)
・お金持ちの人間関係は「稼ぐ人」がたくさん集まっているからお金持ち、稼げない人の周りには稼げない人が集まってくる。それが人間関係の本質。本気でお金持ちになりたいと思えば、これまでの人間関係を見直す必要がある(p125,126)
・無料や格安のものから得られるスキル、人間関係は役に立たないことが多い(p127)
・お金持ちは、自分が好きなことで感動できるような体験(脳科学で報酬)にお金を惜しまずに使っている(p130)
・普通のお金の節約はしても、人間関係まで節約(=人間関係にお金を使えるかが大事)してはいけない(p135)
・先行型コミュニケーション(自分が先に与える)力を持っている人は、成功に向かって歩むことができる。具体的には、常に前向きな言葉を意識して口に出し、相手の長所を見つける努力をする(p142)
・お金持ちに共通する、お金を使う際の判断基準の裏にあるのは、判断の際に、その相手を徹底的に観察すること(p147)
・直観力(Gut Feeling)の��gutとは内臓のことで、内臓が感じ取るような感覚という意味。正しい判断に導かれるために必要なことは「直観力を鍛える」こと(p150)
・人生の経営判断に大切なことは、常にオプションをもう1個持っておくということ(p157)
・自分の人生における戦略とは何か、を真剣に考える。その戦略は明かさないことが重要。戦略とは、明かしてしまった時点で戦略ではなくなってしまう性質がある(p165)
・多くの仕事が、ウィークタイ(弱い結びつき)から生まれる、社会的に強いコミュニティや同じゾーンにいると、そこの中で脳が満足してしまう(p185)
・健康であることによって得られるもの、1)沈着冷静であることで論理的思考力、2)いざというときの選択決断を誤らない判断力、3)自分の体験やイメージを正確に蓄える記憶力、4)自分が逆境の立場においても前向きに考えられるポジティブ思考力、5)エネルギッシュな行動力、である。これにより、脳のセルフコントロール力を高めることができる(p187)
・アメリカでベンチャーが成功している理由として、アイデアにお金を出す投資家が多い、アイデアが通貨になっている(p196)
・2006年から、TEDカンファレンスの内容をインターネットで無料動画配信するようになった(p201)
・望月氏が発明したといわれる「ビットコイン」は、分散処理をしながらも複雑な計算処理をすることで、事実上偽造ができないという構造になっている(p205)
・シェアハウスにおいては、異業種交流や友人との交流があり、さまざまな情報や英知の共有が行われる、これが李のイノベーションである、起業支援にもってこいの場(p220,222)
2014年4月27日作成