イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者

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電気自動車テスラモーターズや民間ロケット開発会社スペースX社の創業者である、すでにして伝説となりつつあるイーロン・マスクの伝記。著者は日本人で、スティーブ・ジョブズ関連の書籍を数多く書いている竹内一正という方。他の著作は読んだことないけれど、直接取材の跡があまりないのが気になるが、よくまとまっていると思う。

「アイデアを実行することは、アイデアを思い付くより難しいからだ」といい、実行を重視する。「夢には一つの習性がある。フォローの風に乗るとドンドン膨らむが、アゲインストの風に遭うとあっさりしぼんでしまう」といい、スペースXでも。テスラモーターズでも逆行の中でこそその真価を発揮して前に進もうとする。そこには彼の価値感ではあるが、資源問題・環境問題といった人類規模の課題解決の手段としての電気自動車、ロケット開発がある。

PayPalでの成功は過分なものであったのかもしれないが、そこで得たものを次の自分のビジョンに賭けて現実化する姿は驚嘆する。

もう少し後になって、より内部まで踏み込んだ現地の一流のジャーナリストがその功罪まで描いた伝記が出るような気がする。竹内さんには悪いけれども、早くその本を読みたい。

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■イーロン・マスク

A.イーロンの経営者としての秀逸さの１つは、目先の問題に全力を傾けつつも、将来に向かってのエネルギー配分もできることだ。ドラッカーはリーダの果たすべき役割は、直ちに必要とされているものと、遠い将来に必要とされるものを調和させていくことだと説いている。

B.成功の法則があすとすれば、それは失敗で挫けないこと。

C.物事は見る角度で全く違ってくる。今にしがみついて未来をあげつらうか、今を脱却して未来に光を見つけるか。

D.機械作業と人がする作業の線引をどこにもっていくかが肝心。機械の領域が多すぎると作業の柔軟性が失われ応用動作がしにくくなる。一方、人手が多すぎると作業のバラツキが出やすくなるし人件費も膨らむ。

E.シンプルな設計は、組織構造のシンプル化という大きな相乗効果を生む。

F.エンジニアは、製品の出来栄えに完璧を求めたがる習性を持っているものだ。一方、セールスマンは、製品を手早く完成させて商機を逃さず早く販売したがる。両方のマインドを持つことが大事。

G.相手が何を大切にしているかを考え、それを形にできれば、相手は喜んでお金を支払う。お金は私たちの社会の必要なところへ流れていくんです。

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面白かった。引用先のほとんどがURLだったり、内容的にも伝聞ばかりで本人との面識がないまま書かれていたりするが、著者のイーロン・マスクに対するリスペクトっぷりが伝わってくる。

テスラという電気自動車の会社が最近は話題になっており、そこのCEOであるのに加え、火星への移住を目的としたスペースX社も国際宇宙ステーションとのドッキングまではすでに果たしており、火星に到達するのも夢物語ではないかも。

電気自動車は静粛性以外には何がよいのかよく分からなかったが、エネルギー効率の面でも優れており、化石燃料のように廃熱として捨てられる分（半分近く）がないので、火力発電で作られた電気で走る車の方がガソリン車よりも環境にはよいのだとか。
面白かったのは、電気自動車のバッテリーとしては普通のノートPCなどに使われるリチウム電池を7000個集めているところで、（管理・制御は大変だろうけど）汎用品をうまく利用しているところ。このへんはGoogleなど最近のIT関連会社のスケーラビリティに対する考え方と似ているように思った。

電気自動車はこれまでも何回も考えられてきたのになぜ、今まで作られなかったのか、と聞かれたイーロン・マスクは「アイデアを実行することは、アイデアを思いつくより難しいから」と答える。そのとおり！

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「しかし、彼は、インターネットを通してイノベーションのあり方を体験し、誰よりも学んでいた。だから、こんなことを言っていた。「本当のイノベーションは、まったく別の分野からやってくる」。自動車業界では新参者のイーロン・マスクだからできることがある。スペースX社でも従来のロケット作りとはまったく違うやり方でコストを大幅に引き下げ、成功させたことが証左だ。」

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テスラモーターズといえば、やたらかっこいい電気自動車を作っている会社、というイメージで、スペースXといえば、宇宙産業のすごいベンチャーというイメージ。
正直自分からは遠い世界で、なんとなく知ってるすごい会社、程度だったが、同じ人が創業しているとは知らなかった。
イーロン・マスク、すごい人だ。

ITで一躍有名になる人は多いけど、その情熱を別の業界に傾けて有名になる人はたしかに少ない。
それも自分の欲望のためではなく（それも実際はあるかもしれないけど）、地球のための「人類を火星に移住させる」「それには時間がかかるから少しでも二酸化炭素の排出を止める」という発想で次々と大事業を成し遂げるというのは脱帽もの。わくわくさせるような話ではないか。

唯一気になったのは、日本人が書いた本なのに、英語を訳したような表現だったところ。

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なんだコンチクショウ。こんなすごいやつが今の時代に生きてるとは何たる幸せ。
イーロンにはなれないけど、少しでも爪の垢を飲んで仕事したい。
夢を追いながら現実的な事業をできるなんて、なんたる経営才能！！

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すっごいおもしろかった！
ワクワクさせてくれる。
今後偉人となる人だと思う。
自分もテスラの車が乗れるようにがんばるぞー

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野望の大きさ、それに向かい突破する勢いを感じた。

何をするか、なぜその志を持つのかという部分に関しては、考えさせられる内容だった。

一方で、インタビューとかは無く書かれた本のため、内容が新聞とかインターネットで書かれてることが多く、薄さも少し感じた。

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イーロンマスクについての本。
純粋に格好良すぎるし、凡人には規格外の発想、目標、実行性、成果の数々。そして、それらが今後も続いて行くと考えるとワクワクが止まりません。

俺も頑張らな！と思わせてくれる一冊。

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単に夢を見るだけでなく、徹底してやり抜く実行力。幾つかの経営者本を読んだが、話しが夢でなく、実行レベルで壮大。読み終わった後に映画でもみたような感覚。
インターネット業界の中だけで、優秀な人たちの中で戦うのではなく、シリコンバレーの方法論を自動車業界に持ち込んだ。

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天才経営者、イーロン・マスクの野望とは。
電気自動車ベンチャーテスラのCEOとしてシリコンバレーで20億を調達し、2010年にはNASDAQ上場。発明家としてイノベーションを起こす天才アントレプレナーの志は、「地球と人類を救うため」の火星への移住計画というものだった。世界を変える第一歩は、やはり志の持ち方や視点そのものの違いなのかも知れない。
注目されるが課題も多い電気自動車が普及し、イーロンマスクが理想とする社会は実現できるのか。今後のテスラの動向に注目したい。

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ヒーローイノベーターかつ起業家のイーロンマスクに憧れて読んだ。今までしたことの寄せ集めで、筆者のコメントも面白みがなくて、本自体は退屈だった。でも、どんなことしてたか知れたのはよかった。

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ペイパルマフィアのイーロン・マスクは営業力と研究・開発力の両方を兼ね備えた人物で、夢を実行に移す力がとてつもないことがわかった。自分の人生もそうでありたいものだ

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gumiの国光さんがセミナーでライバルとして名前を挙げられるまでは全く知らなかったのですが、イーロン・マスクが現在進行形で成し遂げている偉業には圧倒されます。

本書はイーロン・マスクという今世紀を代表する（であろう）事業家の今までとこれからの野望について、緻密な取材と調査をもとに書かれています。良くも悪くも、それ以上でも以下でもないため☆3つです。これは読み手の力量、志に依るところが大きいかもしれません。

巻末に著者も書いているのですが、あまりに自分とかけ離れてしまって遠い存在で目標にするとかではなく、彼の活躍を現在進行形で見られることを幸運に感じるという感想です。

レベル感は大きく違えど非常に高い視点で考え（彼の場合は宇宙規模）、ゴールを設定することが重要であること、リーダーは掲げたゴールを簡単に変更してはならないことを、彼の業績を通して学ぶことができます。

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テスラモーター社の車がかっこ良すぎてイーロン・マスクに興味をもったのに始まり、知れば知るほど頭の中どうなってるんだろ？？？という人物です。
まずはITで一財を成し、それを元手にして今度は電気自動車、ソーラーエネルギー、再利用可能な宇宙飛行機を開発し宇宙を目指すという理想を掲げ、そして行動してしまう起業家...。
ふつうはこのうちの１つだけでもおなかいっぱいなはず、なのに３つ（４つ）も？

因みに彼の実現したい夢の一つは、地球環境を守るため持続可能なエネルギーを実現すること。二つ目は、人類の新しい環境を求めた、宇宙への旅立ち、ととても明確でこれに向けて行動しているそうです。

21世紀の記憶に残る人物になることは間違いないと思いますが、どうせなら圧倒的なスピードでこれらの夢をかなえてほしいなと、個人的には思います。