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- カテゴリ:一般
- 発売日:2013/12/20
- 出版社: 集英社
- サイズ:20cm/685p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-771532-3
紙の本
ペテロの葬列 (杉村三郎シリーズ)
著者 宮部 みゆき (著)
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。しか...
ペテロの葬列 (杉村三郎シリーズ)
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商品説明
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!事件の真の動機の裏側には、日本という国、そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇した杉村。あっけなく解決したかに見えた事件の動機の裏側には、深い闇が隠されていた…。「誰か」「名もなき毒」に続く杉村三郎シリーズ第3弾。『千葉日報』ほか掲載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
宮部 みゆき
- 略歴
- 〈宮部みゆき〉1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。99年「理由」で直木賞、2007年「名もなき毒」で吉川英治文学賞を受賞。
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紙の本
納得の行かいないところがある
2017/05/25 22:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通わざわざ そんな真似する?登場人物がそういう行動ばかりするので ついていけないところが多々あった。ひねり具合が斜め下。
紙の本
なんて結末!!
2016/05/10 11:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな結末が待ってるなんて!!
ただの(?)バスジャックの話かとおもいきや
作者の昔の作品、火車を彷彿とさせるような物語展開。
そして。。。
杉村さん、やっぱり探偵さんになるの??
紙の本
日常の毒
2015/12/21 01:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人はの皆、平凡井生きているのだが、そんな日常の中に毒が潜んでいる。本作は、拳銃を持った老人のバスジャックに始まり当然、この事件は直ぐ、終着を迎えるのだが、それからの展開が宮部氏ならではの意表をついたものになる。今回もた、伏線お張り方がうまいと感心。ただ、本作はシリーズ3作目だが、「名もなき毒」が一番ではないか。
紙の本
杉村三郎の明日はどっちだ!
2014/01/11 20:40
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:oranje77059 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今多コンツェルンの「マスオさん」こと杉村三郎シリーズ最新作ということで、とても楽しみながら読みました。
毎度事件に遭遇する杉村さんが、今回はまさかのバスジャックの人質に。そして、犯人の真実や謎の慰謝料の送り主など、事件解明に首を突っ込みというか、引きずられていき、編集長の意外な過去や、編集室の人間関係なども巻き込んで、さらなる事件の発生、そして驚愕のラスト。さすがの宮部作品でした。
杉村さんの今後がとても心配になりました。そして、おなじみのキャラたちもどうなるのか。まさかこれで終わりなんてことないと信じたいです。ぜひ次回作を。
紙の本
会話の描写に卓越した技がある
2019/04/21 10:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は宮部みゆきのミステリー小説である。シリーズ化されている杉村三郎シリーズの第3作目である。杉村三郎は今多コンツェルンの今多会長の娘、菜穂子を妻とする。その際承諾の代わりに今多コンツェルンのグループ広報室で勤務することを条件とされた。それらの経緯については、今までの1、2作目でも詳しく、そして何度も同じ説明がなされている。それも本書が今までと同様、新聞小説だからであろう。
今回は、杉村が編集長の園田と一緒に路線バスに乗っていたところ、バスジャックに遭遇するという事件が大きなテーマとなっている。この事件自体は警察の突入によって解決したのだ。暮木という老人が犯人だったわけだが、何と拳銃を所持しており、実際に威嚇発砲をした。警察が突入した際に、暮木は拳銃で自害した。
解決はしたものの、暮木が何者で、何のためにバスジャックをしたのかが不明であった。暮木は3名を指定してバスに連れて来いと警察に要求したのだ。いくら捜査してもこの暮木の身元が分からなかった。杉村は会社の仕事とは関係なく、好奇心からこの調査に当たる。それは勿論、今多会長の許可を得ての話であった。
いくら娘婿とはいえ、会社員であれば、こんなことは許されないであろう。そこが小説たる所以である。しかし、宮部の筆は読者をぐいぐいと小説の中に引っ張り込んでくる。この辺りが人気小説家である。どうみても冗長であるように思えるのだが、決して無駄はない。どれも伏線として必要な記述なのである。
宮部の読者の心を掴む技の一つに人間の会話の妙を伝える点にあると思う。杉村は大企業の会社員ではあるが、やっていることは編集作業である。つまり、インタビューが主である。インタビューの状況がきわめてうまく表現されている。言葉だけではなく、相手の表情や声など、微に入り細に入り描くのである。また、言葉遣いにもそれが現れている。
長くて冗長な点は否定できないが、すんなりと会話に読者を誘い込む技が卓越していると言えよう。杉村シリーズばかり書いてはいられないであろうが、このシリーズは主人公の置かれている環境が劇的に変化する。そこも大きな楽しみである。続編を期待したい。
紙の本
ペテロの葬列
2014/01/01 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:内田久男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさか、あのような結果を迎えるとは…。その「結果」が一時的なものであることを願います。