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女性論が面白かった
2017/12/30 21:02
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投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
【なにも刺激を受ける相手を同時代人に限定する必要はありません。わたしが「ラファエロと恋に落ちたい」といったのも、この意味です。】
*
男性論より、終盤で書かれていた女性論の方に興味津々。
それから冒頭の言葉。
【時間・空間を、横軸だけではなく縦軸で掘り下げて自分に似たひとや共感できる時代を探せば、ひとは自由になれる】
すごい…そんな発想無かったな〜!
紙の本
女性論が面白かった
2017/12/30 21:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
【なにも刺激を受ける相手を同時代人に限定する必要はありません。わたしが「ラファエロと恋に落ちたい」といったのも、この意味です。】
*
男性論より、終盤で書かれていた女性論の方に興味津々。
それから冒頭の言葉。
【時間・空間を、横軸だけではなく縦軸で掘り下げて自分に似たひとや共感できる時代を探せば、ひとは自由になれる】
すごい…そんな発想無かったな〜!
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古代ローマの人々、スティーブジョブズ、安部公房が紹介されている。ヤマザキさんの作品に登場していることに気づき、好きな人々を描いているからこそ、作品も面白くなるのだなと実感。「男性論」というタイトルだが、内容はそうでもない。
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借りたもの。
ヤマザキマリ氏が好きな男性たちを通して、彼女の哲学を垣間見るエッセイ。
その男性像は、職人肌であり、かといって内にこもらず、敏感に世相を捉えるバランス感覚に優れた人々だった。
彼らはその結果、前衛的で先見の明があり、現代社会に何らかの形で貢献した/する。
後半には理想の女性像についての言及も。
自分の芯(哲学)をしっかりと持った女性像は素敵だ。男性に依存するのではない、男性に敬意を払いながら、愛される女性は正に男女ともに理想の姿だと思う。
また、イタリアと日本の比較文学的な話も。
ローマの魅力は多様性を認め受け入れる寛容性だと強調する。それは『テルマエ・ロマエ Ⅰ』(http://booklog.jp/item/1/4047261270)の冒頭で既に語られていたか……
グローバルな社会と叫ばれている中、世界はそれを忘れないで欲しい……そして日本ももう少し寛容さを大切にしたいと思った。
イタリアの、特に古代ローマとルネサンス期への敬愛は美術に関わった方ならではの視点だと思う。
彼女の語る半生の行動と活力に感嘆してしまう。
文中に何度も出てくる“ワキワキ・メキメキ”という感覚は、好奇心に駆られ行動する彼女の感動そのものだ。
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ハドリアヌス、プリニウス、ラファエロ、スティーブ・ジョブズ、安部公房…。「テルマエ・ロマエ」の著者が、古今東西、理想の男たちの魅力を語り尽くす。自身の漫画的日常や、女性論、日本論なども収録。
なかなか興味深い内容でした。
みんな外へ出よう,元気だそうよ♪
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歴史に名を残す男性の生き方を通して、ヤマザキさんの人生の理想像が見えてくる。共感できるところ多し。日々の生活に居心地の悪さを感じながらもそこから抜け出せない私。ヤマザキさんの絵を描くことのようなものを私も見つけたい…
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うーん。何とも上から目線というか結局は自慢話じゃんと思ってしまうのは私に問題があるからなのか。最後あたりで少しは共感できるところはあったけど,読まんでよかったなぁという読後感。女性たちへのエールでもあるそうだけどそう受け取る女性は少ないんじゃなかろうか。やはり私の問題か。
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テルマエロマエの著者が描く理想の男性像。彼女のいろいろあった生い立ちから、どんな男性を理想とするのか、イタリア人の中で育つと男性は、女性はどのように見えるのか。オタクが好きらしい彼女が、ハドリアヌス帝、ラファエロ、ジョブスなどの外国人から、安部公房などの日本人までを取り上げる。朝日の書評で朝日新聞の加来さん(知り合い)も書いていたが、男性に対する見方が換わると女性も換わる、ソフィアローレンなども取り上げられ、年齢を重ねる女性の魅力はどういうものかも説かれていて、日本の女性にエールを送る本なのかもしれないと思う。
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『テルマエ・ロマエ』の作者が(たぶん)語っている一冊。ただし看板に偽りありだ。この本は「男性論」としてしまうには惜しすぎる。男性について論じてもいるけれど、女性についても論じているし、そんなの超越して、人間とはどうあるべきかということを、若いうちに日本を飛び出し生きてきた視点で語っているところに価値がある。
語り口がスパッと言い切っていて気持ちいい。「私は○○だと思う」みたいな責任転嫁っぽい言い方をせず、「○○だ」となっているので説得力がある、信じたくなる、共感したくなる。
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読みやすく面白かった。
男性論というタイトルだけど、長い時間海外で過ごした作者の、海外と日本の比較文化論といった内容のように思えた。
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構成が読みにくい。人物の紹介が始まるのかと思ったら、すぐに、それに関連する著者のエピソードに飛んでしまって、ついていくのに疲れた。(なぜそのエピソードが語られるのか、については十分言及されていると思いますが)最終的に、女性論、「100万円問題」まで出て来てしまって、他の方も書かれていますが、「男性論」というタイトルに違和感あり。自分も海外経験があるので、主張している内容には大いに共感しますが、話の逸脱が多すぎて、はたして、この本で一番訴えたかったのは何なんだろう?と思ってしまった。イタリア人はとにかくしゃべる、というようなことが書かれていましたが、本を読んだというよりは、著者の押しの強いなが〜いおしゃべりにずっとつき合ったような気分。著者の主張やエピソードは面白いし、知識も経験も人より豊富な方なんだろうなぁ、と素直に感心しますが、もう少し、読む側に立った(それこそ欧米人によく見られる論理的な)プレゼン的スキルが感じられてもよいのでは?と思ってしまった。まあ、これはこれで面白いし、著者のことは割と好きだし、それこそ我が道を行っているだけなのかな、と思ったりもしますが。。。ちょっと個人的に期待していた感じとは違ったので、★2つ。
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古代のおとこからジョブズ、水木しげるなど。テルマエロマエの作者でイタリア人夫をもつヤマザキマリさんの本
C0295
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須賀敦子さんのことが出てくると聞いて思わず。
ヤマザキマリさんの来し方や近況も語りつつ、これまでの作品の登場人物としてとりあげたり、影響を受けたりしてきた古今東西の魅力的な男性を通して、いかに生きるか、を探る。今の日本には「寛容性」「ダイナミズム」「増長性」が不足してはいないか。もっと豊かさやおもしろさを大切に生きてもいいのでは、という話。
「暮しの手帖」のラディカルさを楽しんだ思い出など、共感ポイント多し。
ハドリアヌス帝、ルシウス、プリニウス、フェデーリコ二世、ラファエロ、水木しげる、とり・みき、スティーブ・ジョブズ、花森安治、女性では須賀敦子に兼高かおる
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漫画家、ヤマザキマリによる男性論。ある意味、ジェンダー論である。
自身の生い立ち、生活してきた場所等により著者の性格や考え方は確立したのだと思う。
その自立した考え方と生き方は日本人にはないものだと感じる。
まさに日本の実態をついている。他国にはない日本独自の「男性とは」「女性とは」という視点がある。
世界に目を向け、もっと大人の人間を育てていかなくては、日本は世界で太刀打ちできなくなると感じた。
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タイトルから想像するような硬い内容ではなく、どちらかと言えば「ヤマザキマリの作り方」みたいな、ヤマザキマリの背景を知ることができる(帯にある”波瀾万丈な男性遍歴”はあざとすぎて嫌)。
彼女が主張する「外に出よ」には激しく同感。TVやネットで全てが解ると思っていること自体が、傲慢だし、自分自身を枠にはめ成長することを阻害しているということを知るべきだ。