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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2014/01/10
- 出版社: 東京創元社
- サイズ:19cm/394p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-488-01015-7
紙の本
血の探求
1974年の晩夏。休職中の大学教授である“私”は、サンフランシスコのダウンタウンにオフィスを借りた。そこは元続き部屋で、内部には隣室につながるドアがあった。ある日、そのド...
血の探求
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商品説明
1974年の晩夏。休職中の大学教授である“私”は、サンフランシスコのダウンタウンにオフィスを借りた。そこは元続き部屋で、内部には隣室につながるドアがあった。ある日、そのドアから精神分析のセッションが聞こえてきた。“患者”は若い女性で、養子のため自分の出自がわからず、アイデンティティの欠落に苦しんでいた。“私”は息を殺して、産みの母親について調べる患者の話に耳を傾け続け、やがてふたりに気取られないようにしながら母親捜しの手伝いを始める。彼女はなぜ養子に出されたのか。“血の探求”の驚くべき結果とは―。本文のほとんどが盗み聞きで構成された、異色かつ予測不可能な傑作ミステリ。【「BOOK」データベースの商品解説】
実の母親を捜す患者と繰り返し話し合う精神分析医。会話を盗み聞きする大学教授の“私”は、やがてふたりに気取られないように母親捜しの手伝いを始め…。本文のほとんどが盗み聞きで構成された異色かつ予測不可能なミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
エレン・ウルマン
- 略歴
- 〈エレン・ウルマン〉作家、コンピュータ・プログラマ。三作目の作品「血の探求」が『ニューヨーク・タイムズ』の〈2012年の注目すべき100冊〉の一冊に選出された。
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書店員レビュー
盗み聞きの快楽
ジュンク堂書店吉祥寺店さん
ず~っと盗み聞きです。主人公の名前も分からなければ、何かしでかしたようなのにそれが何なのかはっきりとは分からず・・・盗み聞きされた方も、本当にその結論でいいのか?というかなり思い込みの激しいアイデンティティ探し。ただこの小説のすごいところは、このすべて曖昧な表現によって自分が盗み聞きしているような錯覚を覚えさせ、主人公の精神不安定を全部読み手側に転嫁させてしまうところ。かなりな分厚さと二段組みというボリュームのページを繰る手は止まりません!!盗み聞きという行為の官能的で危険な世界を疑似体験できます。