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紙の本
ジェノサイド 下 （角川文庫）
著者 高野 和明 （著）
研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。一方、戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けていたのは、人間という生き物が作り出した、この世の地獄だっ...
ジェノサイド 下 （角川文庫）
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商品説明
研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。一方、戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けていたのは、人間という生き物が作り出した、この世の地獄だった。人類の命運を賭けた二人の戦いは、度重なる絶対絶命の危機を乗り越えて、いよいよクライマックスへ―日本推理作家協会賞、山田風太郎賞、そして各種ランキングの首位に輝いた、現代エンタテインメント小説の最高峰。【「BOOK」データベースの商品解説】
【山田風太郎賞（第２回）】【日本推理作家協会賞（第６５回）】ある研究を託された研人。そして戦地からの脱出に転じたイエーガー。人類の命運を賭けた２人の戦いは、度重なる絶体絶命の危機を乗り越えて、いよいよクライマックスへ！【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
しっかりとした情報に根差した知見でカバーすることで、如何にも真実と思い込みそうなリアルさで書ききってしまう筆力の凄さに脱帽。
2016/11/28 10:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
周到に準備された構成、膨大な資料に根差した深い知見、人間・人類とは何者で何処へ向かっているのかという深い洞察、ワクワクしながら読み続けラストは感動感動でした。謎の生物(人類への危機)の設定の卓見、スケールの大きさ。ちょっと間違えると荒唐無稽となる筋書きを、しっかりとした情報に根差した知見でカバーすることで、如何にも真実と思い込みそうなリアルさで書ききってしまう筆力の凄さに脱帽。評判通りの傑作でした。
著者は、『13階段』（2001年、講談社）で第47回江戸川乱歩賞を受賞している。
紙の本
ハラハラドキドキの感動
2015/09/30 22:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいる間中ハラハラしっぱなしの物語でした。
だけどしっかり胸を熱くさせる展開が待っていて、うるりとさせられました。
この作者の作品はほかにも何作か読んでいますが、グレイヴディッガーも似たような、ハラハラどきどきうるりな感じでよいです。
主人公が、見知らぬ誰かのために全力で頑張るところ、泣かされます。
紙の本
虚脱感
2015/03/24 19:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後しばしの虚脱感と満足感。高野氏のエンターテイメントに懸ける情熱に脱帽。普段薬局で買う薬や病院で処方される薬にも過去の研究者の努力の賜物だと思うと、敬意するしかないと思う。日本、アフリカ、アメリカと世界を縦横無尽に駆け巡りあっという間の読了でした。高野氏の次作はいつになるか解らないが、出来る限り量産してもらいたいものだ。
紙の本
ぐいぐい
2014/02/11 03:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：てつや - この投稿者のレビュー一覧を見る
外国物のようなぐいぐいしたスピード感が楽しい。
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あっという間に読み終えてしまった
2018/10/05 23:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：sato - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻を読んでから下巻をどうするか決めようと思ったのですが、上巻を読んですぐに「これは当たりだ！」となりました。
上下巻に分かれているだけあってそこそこボリュームはありますがどんどん読めます！
読み終えるまであっという間でした。
紙の本
ドキドキ
2015/01/04 23:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：トシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まるで、映画を観ているような感覚になりました。
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後半は、興奮！
2014/04/03 08:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：打亜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半は、一気に読める！
外国の舞台は、文化の違いもあり室内の描写など
個人的に好きではないのですが、大統領官邸なら大丈夫かな。
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天才VS政治家は面白い
2021/06/29 15:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか読みごたえがあってよかった。少し前の作品になりますが、読んでよかったと思えました。外国の名前は相変わらず覚えるのが苦手なんですが、こちらは読みやすかったです。にしても天才に勝てる者なし!!っていう絶対王者な物語って何て面白いんでしょ…。作者の別作品も読んでみようと思います。
紙の本
進化した人類が現れると。
2018/03/24 19:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく深い話でした。命を狙われる突然変異で進化した人類の子供を保護するというストーリー。戦争や争いを繰り返す人の愚かさを、これでもかと描き切っており、著者のメッセージが強く伝わりました。人の進化ってまだ起こり得るのでは、そうなると争いを続けている限り、今の人は滅ぼされるのではと思うと怖くなりました。
紙の本
エンタテイメントというより思想本
2016/02/13 21:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：くろべえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
…のように感じました。
何でもありのジョーカー的黒幕が明らかになると、話の筋がそのカードに頼りきりになる感が否めず、上巻の謎が解き明かされていくドキドキ感が薄れ、消化試合のような面があります。
だからこそ、作者が登場人物に語らせる思想がうるさく感じました。
紙の本
リアルなだけに
2017/02/02 17:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
次々と出てくる えげつないエピソードの数々に読後感は良くない。むしろぐったりとくる。読んでいて人間って嫌だなあと思わされる。希望はあると信じたいけれどもね。
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いまいち
2014/01/13 22:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：きよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハリウッド映画的で、ストーリーにぐいぐい引き込まれます。
が、全体的に矛盾がおおく、他のレビューにもあるように、著者の一人よがりな
歴史観や人種観が散りばめられ、それが込められたメッセージなのでしょうが、
かえってうすっぺらさを露呈しています。
エンターテイメントに徹していれば、より良い評価になったと思います。
