電子書籍
世紀のアントレプレナー
2015/05/03 08:06
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投稿者:らった - この投稿者のレビュー一覧を見る
今や誰もが知るアマゾン創設者の半生記。
アップル創設者のスティーブ・ジョブズと対比されることが多いだろうが、2人(に限らずだが)の共通点は、
・ガレージからの起業
・強烈なトップダウンで既存にないモノを作り出す
・ワーカホリックで部下にも同様の姿勢を求める
・卓越した交渉力
ジョブズと異なるのは
・人の意見を聞く(ジョブズは聞いた意見を自分の意見とする)
・感情的にならない(笑い方は独特)
というところでしょうか。
これからのアマゾンの更なる発展を見る際にも、詠んでおいて損はない本です。
電子書籍
会社をどう引っ張るか参考に
2016/09/13 23:58
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投稿者:syoudai - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベゾスがどうやってアマゾンを引っ張っていったのかを参考に私の職場でも取り入れるものは取り入れたい。「とにかくやってみよう賞」なんていうのは簡単に取り入れることができるだろう。リーダー自身がモチベーションを保つのが難しいところもあるが、ぶれずに行くことで長期にわたって大きなことが成し遂げられるものだと考えてやっていきたい。
紙の本
読みづらい
2016/01/08 08:55
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投稿者:しんしん - この投稿者のレビュー一覧を見る
訳が悪いのか原因はわかりませんが、全体的にやたら読みづらかったです。しかし、起業に至るスピード感や対応力の凄さが印象的でした。
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2014/08読了。
会社の課題図書として。Amazonがすごいことはよくわかったけど、読むのしんどかったー。わたしは共感できなかったな。
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アランケイ 未来は予想するよりも自分で創るほうが簡単である
コダック社は写真フィルムなど写真関連の事業を展開する大会社で、100年以上続く老舗である。だが、せっかく70年代にデジタルカメラを開発したというのに、本業の利益率が高かったため、利益率が低い分野でどうなるかわからない新事業の立ち上げに経営陣が二の足を踏んでしまった。
イノベーションのジレンマ
巨大企業が傾くのは破壊的な変化を避けようとするからではなく、有望だが、現状の事業に悪影響を与えそうで短期的な成長条件を満たさないと思われる新市場への対応が消極的になりがたちだ。
たとえばシアーズはデパートからディスカウントストアへの変身に失敗。IBMはメインフレームからミニコンピュータへのシフトに乗り遅れる
イノベーションのジレンマを解消して成功する企業は、「破壊的技術を中心に独立の新事業を立ち上げる自律的組織を設置した所
アマゾン 株式時価総額は大きいが利益率は1.1%と低い
マイクロソフト 34%,グーグル 25%
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スティーブ・ジョブズ亡き後、IT業界で最も影響力のあるビジョナリー、ジェフ・ベゾスの伝記。「果てなき野望」というタイトルは正しい、と思う。物語の最後を取材に行くまで息子がAmazonのCEOであることを知らなかった実父の話で締めているが、ジョブズとその父との関係にも似ていて読者に強い印象を残すことに成功している。
Amazonの書評でベゾスの奥さんが酷評しているという噂が立ったが、そんなに悪くない。関係者へのインタビューや調査の質と量において、類書の『ワンクリック』と比べると、文句なく一段踏み込んだ内容となっている。本書では、Amazonの組織文化へのベゾスの影響がよくわかる。また、ベゾスの天才性もうまく強調されている。
有名な話だが、Amazonの会議ではパワポのプレゼンは使われず、数ページのワード形式の文書で議論されるという。つまりベゾスが論理の力を信じて、印象の影響を排除しようとしているのだ。これについては賛成だが(パワポ資料の作成には時間がかかり、論理的に考えることが少なくなる)、広く採用されることはないだろう。また、人材採用にも高い基準を置くこともベゾスの特徴だ。一定のレベルの人材が成功の源であることを知っているのだ。そして、少人数グループで進めてコミュニケーションによる調整を不要とすることを理想としている。
本書で描写されるライバルや出版社などに対する苛烈な対応は悪評と不安を生む。従業員に対してもある意味非常に冷酷だ。一方、Amazonとベゾス自身は顧客第一主義を振りかざして悪びれるところはない。顧客のためであるから、勝つためには容赦がない。
「我々は正真正銘、顧客第一ですし、正真正銘、長期的です。また、正真正銘、創意工夫を重視しています。- これがアマゾンが他社と違う理由であり、アマゾンの実態です。この3要素をすべて備えている企業はほとんどないのです」ベゾスは自信を持ってこう答える。
Amazonは書店とも直接ぶつかる。日本でも一部の出版社が街の書店を守るためといってAmazonから書籍を引き上げた。しかし、ベゾスはまたこう言う。「書籍事業にアマゾンが訪れつつあるわけではない。書籍事業に未来が訪れつつあるのだ」
こういう立身出世の伝記を読むと、果たしてその成功は必然だったのか、という問いが頭に浮かぶ。成し遂げられなかったベゾスやジョブスが世の中にはゴマンといるはずだ。ベゾス自身も成功を切望しかつ自信も根拠も持っていたであろうが、成功が保証されたものではないこともまた同時に知っていただろう。それでも少しは安定した金融の世界からネットの世界に飛び込んだのだ。その根拠は次の言葉の中にすべてあるだろう。
「世の中には、まだ発明されていないものがたくさんある。今後、新しく起きることもたくさんある。インターネットがいかに大きな影響をもたらすか、まだ全然わかっておらず、だからすべては始まったばかりなのだ」
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アマゾンの創業者でありCEOのジェフ・ベゾスの伝記というよりも、彼のカリスマに従って拡大を続けてきたアマゾン(ドットコム)の歩みが(冗長だが)よく分かる。
インターネット技術の展開に先駆け、うまく乗ったビジネスというだけでなく、ベゾスの強烈なキャラクターと、顧客志向の半面として社員や取引先への厳しい要求、ウィン・ウィンではダメだという感覚に驚く。
それでも、厳しかったけれど素晴らしい職場だったと元社員に語らせるあたりに、もちろんストックオプションでの資産形成もあるのだろうが、それだけではないやりがいを満足させる企業活動をイメージした。
14-63
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■ジェフ・ベゾス
A.ジョブズと同じようにベゾスも現実歪曲フィールドをまとっており、思わず納得させられてしまうが、冷静に考えると得心のいかないプロパガンダを展開する。
B.クリティカルシンキングを育むには散文形式のほうがいいとベゾスは信じている。新製品ならプレスリース形式で文章を作る。つまり、その提案をどのような形で顧客に提示するのかを形にするわけだ。
C.我々はモノを売って儲けているんじゃない。買い物についてお客さんが判断するとき、その判断を助けることで儲けてるんだ。
D.賢くあるより優しくあるほうがむずかしい。
E.緊密で有機的につながる仕事ができていないから、関係者のコミュニケーションが必要となる。部署間のコミュニケーションを増やす方法ではなく、減らす方法を探すべきだ。
F.グーグルを山だと思え。登れるけど動かせはしないというわけだ。連中を徹底的に利用しろ。でも、連中に知恵を授けちゃいけない。
G.必要な人材はこれから雇えばいい。難しい道なのはわかっている。どうすればいいのかはこれから学ぶんだ。
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もはや、アマゾンは巨大帝国となってしまった。しかし、そこに君臨する皇帝ともいうべきCEOジェフ・ベゾスの人柄は意外に知られていない。
なぜなら、ジョブスのような面白エピソード満載の人ではないからではないかと思う。愚直に、普通に、アマゾンという企業のサービスを進化させる。その地味さこそが、アマゾンの恐ろしさなのだ。
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模や知名度のわりに内幕が描かれることの少ないAmazon。一見、小売という地味な商売のようだがその実はベゾスという個人の特質に大いに依存していることがよくわかる本。競合会社は徹底的に叩くか買収するかし、仕入先に対しても影響力を最大限に行使しようという偏執狂的な態度こそがAmazonをここまでにしたのだ
・やはりPrimeというシステムは会費が目的なのではなく、一度会費を払ったら他で買い物をする動機が弱まり、Amazonに忠誠を誓うようになるというのが目的
・A9という名前はAlgorithmを短くしたもの
・iPhoneのように、びっくりするほど利益のあがるビジネスは他の参入を招く(ベゾスはこれをスティーブ・ジョブズの失敗と呼ぶ)。利益率が低いことで市場を守れる、という考えが根底にあるので決算は利益率を全く重視していない
・AWSはアマゾンが単なる小売ではなくテクノロジー会社だというイメージを醸しだすのにも役立っている。
・iPodやダイソンの掃除機など、ブランド価値のある品物はAmazonでは買えないことも多い。Amazonが最低価格を守らない(よそで売っているバッタ物などと同じ価格まで自動的に下げてしまう)ことによってブランドイメージが傷つくことを恐れている。こうした商品はマーケットプレイスでしか入手できない。
・電子書籍には、出版社が価格を決め、30%を小売に払うというエージェンシーモデルと価格は小売が自由に決める(ただで配ってもよい)ホールセールモデルがある。
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インターネットの寵児の起業の哲学になったのが、カズオイシグロの日の名残りだというのが良いな。
フルフィルメントセンターを改良していく過程が象徴的で面白い。こんな化け物起業でも、あちこちでプロトタイプをどんどん試し、小さな山を作っては壊し、失策も繰り返しながら行き当たりばったりで進んでいる。不格好経営に書かれていたDeNAと重なる部分がある。官僚的組織にいる身としては考えられない決断と実行の速さ。
エブリシングストア、顧客第一という目的があり、そのために行動重視と倹約を徹底する、カルトのようなジェフィズム。
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○これはアマゾンの弾み車-良循環-を回してくれるものだ。顧客がたくさん買ってくれればアマゾンの販売量が増え、配送コストも引き下げられるしベンダーとの交渉もやりやすくなる。そうして費用が減ればプライムのコストは負担できるし価格の削減をさらに進めることもできる。(263p)
★20年間まったくぶれずに進み続けた。まさにビジョナリー。でもちょっと強硬すぎるかも。
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プロローグ
第1章 アマゾンは金融工学の会社から生まれた
第2章 冷たい目を持つ聡明な男
第3章 ベゾスの白昼夢と社内の混乱
第4章 宿敵アナリストに打ち勝つ
第5章 ロケット少年
第6章 混乱続きの物流システム
第7章 テクノロジー企業であって小売企業ではない
第8章 キンドル誕生
第9章 グーグル、アップルと並ぶ会社になる
第10章 ご都合主義
第11章 疑問符の王国
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インターネットの成長率が231倍というのを見て即座に参入するというスピード感。赤字を出しつつもブレずに投資するという一貫性。山あり谷ありだけど、ITバブル崩壊後も生き残り、「四強」の一角を占めるまでに成長したのは、この人の思いの強さあってこそだと思う。
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読書家の一面
こだわりにつながったとの見方
音楽のジョブズと好対照
講釈の誤り ブラックスワン
アマゾン経営陣の必読書
複雑な現実には何かと講釈を並べ、耳あたりはいいが簡略化しすぎた話にしてしまう
物語や記憶より試行錯誤や現実に即した判断を重視すべき
現実世界の偶然性や混沌物事の成否に関わる運不運から目を背けてしまう。
世界最大の川アマゾン、世界最大の書店
モノを売るのではなく判断を助けて儲ける
2000年のドットコムバブルが弾けるがアマゾンは踏ん張る
コストが最もかかって複雑な部分を他者が利用できるプラットフォームへ変化させる
アマゾンプライム
顧客を2つにわける、航空業界の発想
コミュニケーションは機能不全の証
減らすことを考える ピザ2枚の少人数制
コモディティかコアピンタンスか
投資かアウトソーシングか
パワーポイント箇条書きでは考え不足
散文形式の文章としてしっかり練る
ジョブズの失敗
スマホの価格を高くしすぎて競争相手が参入
イノベーションのジレンマ
巨大企業が傾くのは破壊的な変化を避けたいのではなく、有望だが現状の事業に悪影響で短期の成長が見込めない市場の対応が消極的
長期的ビジョンと予防的先制攻撃
カズオイシグロ 日の名残り