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「minimalism 30歳から〜」
成功した生活に背を向けて、ミニマリストとして活躍する著者のエッセイ。
おもしろくないわけではないのだが、ゴリゴリのアメリカナイズされた理性第一主義感が目に付く。
若干、不自然さがしんどいかな、と感じた。
ただ、作中によく「ファイトクラブ」のタイラー・ターデンの言葉が引用されている。
「おまえはその、お前が着ているクソッタレなブランドじゃねぇ」など。
日本ではミニマリズムは禅との親和性がいわれているが、アメリカでのそれはひとつの政府には頼らない、という若干無政府主義的な側面があるのかと推察した。
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アメリカっぽい内容(笑)文章もミニマルにしてほしい。読むのに疲れた。
これはミニマリスト向けではなく、ミニマリストになろうか迷っている人向けの本でしょうね
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自由主義・消費社会の勝ち組だった二人の若者が、職を辞してミニマリストとして生きて行く決心をする。本当に必要なものはなにか、本当のしあわせはどうしたら感じられるのか。こうした運動の場合、えてして理想の実現を急ぎすぎ、極端な行動に出て問題を起こすことがある。断捨離ブームの後に「捨て疲れ」に陥ってしまうケースもあったように。この二人は決して急がず、少しずつ準備をして理想に近づけば良いよいと説いている。特に新しい考えではないが、そのアプローチの穏やかさが気に入った。「ふたつ以上のことをいっぺんにやらない」「まずひとつの部屋からものを減らす」というように、分かりやすく実現可能なアプローチをひとつずつ実践できれば自然に目標に近づけるような気がする。
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「スマホめっちゃ便利。スマホあれば時計要らないし自宅のネット環境要らないし。でも最終的には時計そのものが要らないしネットも要らない(キッパリ)」
っていう点がやけに印象に残りました。「無理だと思うだろう?やってみなよ!君にもできるはずさ!(爽)」と、イケメン達にこれでもかこれでもかと鼓舞されます(笑)。
さすがに彼らの実践しているミニマリズムを踏襲するのは無理だけど、「週に一度、あるいは月に一度、地域に貢献する活動に参加してみる」とか、「motionでemotionを変える」とか、「恩送り」とか「したほうがいい⇒マスト事項に変える」とか、気づきをもらえた部分は多かったな~。
でも、再三に渡って「僕たち昔は高収入で~」っていうのを繰り返してたのは、何だかすごく、アメリカ人だな~(笑)
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「お前はお前の着ているそのくそったれなブランドなんかじゃない」
映画ファイトクラブの主人公の言葉を借りながら形に
「母は彼女の物に宿っているわけじゃない」
モノとの決別を実践した著者達の軌跡。
会社をやめ、広すぎる家を手離し、4枚クレジットカードをやめ、車のローンをやめ、体重を減らし、やめにやめて得た自由と精神的安定についてビビッドに語る。
モノは収納する場所を作るとそれだけ増える、というのはさもありなん。
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こんなに経済的にも社会的にも大成功をおさめた自分が、あえて質素な生活に戻したんです、素晴らしいでしょ?…という自慢に聞こえる。
そこから学ぶことはない。
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画像などでみる印象とは違って、表紙はやわらかい感じでカバーはハードではない。
ブログを編集したもので、エッセイを抜粋したものになっている。生活のスタイルの特徴を挙げたものであり、片付けのテクニックを紹介したものではない。
シンプルライフ的な精神性をフランクに語っているイメージ。
こういう人もいるんだな、と面白く読んだけれど、ブログをまとめているだけあって内容は薄く、値段としては高く感じる。
とはいえ装丁もきれいだし、デザインも上々。
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読書は娯楽、と公言しているけれど、読書傾向を見ると、やっぱりそこから何かを得たいのかな、と思うことがある。このところ「エッセンシャル思考」だの「ミニマリズム」だのと、捨てろ諦めろ系に手が出てしまう。
ようするに断捨離系でしょ、と行ってしまいそうだけど、何かが違う。
著者が若いから、かもしれない。著者たちは30前にずいぶんと物質やらぜい肉やらにあふれた生活をしていて、サブタイトルの「30歳からはじめるミニマル・ライフ」のよいお手本になっている。書き方が説教臭くなくていい。まあ、ミニマルな俺カッケー、みたいなところが鼻につく人もいるかもしれないが。
この本気に入ったら、アマゾンにレビューを書いてもらえると本当にうれしい、なんて書いてあるあたりも、力が抜けている。
テクニックとメンタルの両方が出ているが、全体的には啓発が多いか。ミニマリズムは不必要な過剰物を取り除くツールだ、としてテクニックを紹介する。たとえば、母親との別れ、残ったものを通じて、物質が感傷を媒介するわけではないことに気づく。どうしても感傷用に覚えておきたいものがあるなら、写真を取って捨ててしまえばいい。
「誰もが何かを崇めている。我々に残された選択肢は何を崇めるかということだけだ」これは本書に紹介されているデヴィッド・フォスター・ウォレスの言葉だ。人の多くが物品を崇める生き方を選んでいる。だから著者はミニマリズムを選ぶ、というし、読者もそういう気持ちだろう。
僕もだいぶ物質を崇めるのをやめられるようになってきたが、別の神がまだ見つからない。
ビビるのはあたりまえだし今もビビりながらやっている、と著者は言う。そういう甘美な誘いが危ない。いや、別にやったらマズいものじゃない、とは思うけど。
無駄なものを貯めこんで身動きできなくなっていくのは、動物としてみればおかしいが人間としてはそんなものかな、と思う。ミニマリズムは本能に逆らうものなのか、本能のままに生きるやり方なのか。自分にプレッシャーをかけるやり方としてはためになりそうだ(あ、やっぱり何かを得ようとしていたんだ)。
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ミニマリストで有名なジョシュアさんとライアンさんのエッセイ集。ジョシュアさんのミニマリストになった経歴は他の本で既出なので、他の本を読んだ人は読まなくても良いかな。個人的にはライアンさんのエッセイがもっと読みたい。途中で映画『ファイトクラブ』の台詞が出てくるんだけど、やっぱりファイトクラブは今でも全然面白いよね。原作読んでみようかな。
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ミッションとパッション。
この大事な2つなことのためにまずはTVを観る時間をもっともっと減らそうと思った。
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書いてある内容がざっくりし過ぎていて、少し物足りない感じがした。一番気になったのは、ミニマリストの定義がないので、なんでもありのような気がしてしまった。
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The minimalistsなる断捨離ユニット(アメリカ人)によるエッセイ集。ゴチャゴチャまわりくどい話が多くてすぐに挫折。中崎タツヤのミニマリストぶりを見習ってほしいと思った。
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私にとっては、出会ったことを感謝したい一冊。
片付けられず、モノが多い生活をしており、そのことにストレスをかかえていて、さんざん、掃除、シンプルライフ、だんしゃり、捨てる、整理整頓、などの本や記事を読んでは実践し、そのたびに挫折してきた。
なぜなら、それらの本には、ノウハウと参考になる意見はあっても、共鳴できる思想がなかったから。
私の場合、自分の生活の根幹部分を変化させるには、思想が必要だったのだと思う。
「頑張る」のではなく「行動する」
「した方が良い」ではなく「マスト(せねばならない)」
「何のために?」「幸せな人生と自由を得るために」
そう書いてはいても、著者はそれを強要しない。
幸せな人生といっても人それぞれだと主張している。
今に満足しているなら、(他人から見てどうであろうと)それで良いのだ。
「僕はこうして今ハッピーなんだけど、あなたはどうする?」という感じで、「あとは自分次第」「決めるのは自分でしょ」というスタンスが、私にはちょうど良かった。
ただ、内容には繰り返しが多く(だからこそ深く届いたのかも知れないが)、翻訳者が映画系の方だからか、生活系の言葉をうまく選べていない。ブログからの抜粋ということもあってボリュームがなく、コスパもあまり良くない。
私は図書館で借りたので文句はないが、「購入」だったら、ちょっと納得できないかもなと思い☆一つ減らした。
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生活を最小化し、必要最小限に集中するための技法。
著者のミルバーンは29歳で大企業のエグゼクティブ職を投げ打ち、ミニマリスト生活に入る。
隠者の風あり。
◯ミニマリズムとは、幸せと満足感と自由を見つけだす目的で、人生において本当に大切なものだけにフォーカスするために、不必要な過剰物を取り除くためのツールである。
◯所有物のすべてについて見直すことにした。衣服でも家具でも調理用具でも、あらゆる所有物を見るたびに、「本当にこれが必要だろうか?」という質問を自分に投げかけるようになっていった。
◯ここで少しだけ経済的な問題についてヒントを挙げておこう。不必要な月々の支払いを一切やめると生活はずっと楽になる。ケーブルテレビもインターネットも月600ドルの車のローンも必要なものではない。自由か過剰な月々の支払いか、どちらかを選ぶのはあなただ。
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エッセンシャル思考を読んだあとに手にした本。ちょうど30歳っていう年齢もぴったりだったし、欲が減らない僕にはちょうどよかったです。やっぱり捨てることは大切ですね。