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紙の本
夕映え 上 (角川文庫)
著者 宇江佐 真理 (著)
常連客で賑わう江戸は本所の縄暖簾「福助」。おあきと弘蔵夫婦、見世の切り守りを手伝う娘のおてい。平凡だが幸せな暮らしを営む一家の心配の種は、風来坊の息子・良助のこと。奉公先...
夕映え 上 (角川文庫)
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商品説明
常連客で賑わう江戸は本所の縄暖簾「福助」。おあきと弘蔵夫婦、見世の切り守りを手伝う娘のおてい。平凡だが幸せな暮らしを営む一家の心配の種は、風来坊の息子・良助のこと。奉公先を飛び出し彰義隊に志願したと風の噂で知り、家族は気が気ではない―。江戸から明治へと、大きな時代の波に翻弄される市井の人々の暮らしと、いつの世も変わらない親心。激動の時代を庶民の視点からダイナミックに描きだす傑作時代長編!【「BOOK」データベースの商品解説】
江戸の縄暖簾「福助」のおあきと弘蔵夫婦、見世の切り守りを手伝う娘のおていは、幸せな暮らしを営んでいた。だが、風来坊の息子・良助が、奉公先を飛び出し彰義隊に志願したと風の噂で知り、家族は気が気ではなく…。【「TRC MARC」の商品解説】
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電子書籍
文明開化ってなんだ
2017/05/30 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編宇江佐さん。とはいえ、一話一話にしっかり起承転結あり、読みやすい。幕末も幕末、薩長側と水戸藩、会津側の均衡、当時の彰義隊の立ち位置、途轍もない臨場感。おあき、主人公の息子が彰義隊へ入隊。これはもう人ごとではない。そこで始まる上野の戦争。ほか瑣末なできごとなんて吹き飛ぶ。とても小さな戦争だけれど、戦力の差は歴然としている。でも戦わないわけにはいかない若者の気持ち。昭和戦前とは少し違う「国を守らなければいけない」使命感。母親も父親も辛い。のんきで平和な江戸じゃない。文明開花への足音。なんだろうこの悲しさ。
紙の本
夕映え 上
2022/02/26 11:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代小説も大河ドラマも幕末編は何故か興味を持てずにいましたが
宇江佐真理さんのおかげで意外と面白いことに気づきました
武士の目からではなく庶民の立場で見た幕末だからでしょう
長編ですが途中で止められず読んでしまい下巻が楽しみです
紙の本
子を思う親の気持ち
2021/12/12 14:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これも大好きな今は亡き児玉清さんのオススメ本。幕末の江戸で居酒屋を営む夫婦と親子にスポットを当てた物語。大政奉還、鳥羽伏見の戦いと続く幕末の動乱の中、嫌な姑のいる家に嫁ぐ娘、官軍に抵抗する彰義隊に入る息子のことを心配する夫婦。いつの時代も子を思う親の気持ちは同じものだと思い知らされます。そんな日々を生きる江戸の人たちの純朴な話ですが、下巻でみんな幸せに終わるのか気掛かりです。