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紙の本
新幹線50年の技術史 高速鉄道の歩みと未来 (ブルーバックス)
著者 曽根 悟 (著)
2014年は東海道新幹線開業から50年。日本初の高速鉄道技術はどう変化し、進歩し、停滞したのか。新幹線50年の歩みを技術中心に振り返り、整備新幹線やリニアなどの将来像を展...
新幹線50年の技術史 高速鉄道の歩みと未来 (ブルーバックス)
新幹線50年の技術史 高速鉄道の歩みと未来
03/31まで通常990円
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商品説明
2014年は東海道新幹線開業から50年。日本初の高速鉄道技術はどう変化し、進歩し、停滞したのか。新幹線50年の歩みを技術中心に振り返り、整備新幹線やリニアなどの将来像を展望する。【「TRC MARC」の商品解説】
1964年に世界初の高速鉄道として日本に誕生した新幹線は、2014年で50年を迎えた。日本初の高速鉄道技術はどう変化し、進歩し、停滞したのか。本書では、新幹線が歩んできた50年の歴史を技術の視点で振り返りながら、リニア中央新幹線の建設も見据えて将来像を考えていく。新幹線ともに鉄道技術人生を歩んできた筆者による渾身作。
1964年に世界初の高速鉄道として日本に誕生した新幹線は、2014年で50年を迎えた。新幹線の技術的ルーツが初めて世間に向けて発表されたのは「超特急列車 東京-大阪3時間への可能性」という1957年に開かれた講演会のことである。そこを起点とすれば57年になる。
当時、急速に劣化が進んでいた日本国有鉄道という組織の中で、新幹線は営業面でも技術面でも唯一の明るい部門であった。国鉄末期には停滞した時期もあったが、1987年に国鉄の分割・民営化が断行されて、新生JRによって再び活気を取り戻した。
極東の小国が自力で世界一の高速鉄道を造り、営業的にも大成功を収めたことに、鉄道先進国を自負していたヨーロッパ諸国は急追の動きを見せた。1981年にはフランスが新幹線を参考にして、また他山の石としてTGVというシステムを作り上げ,明確に世界一の座に就いた。
さらにその後、鉄道技術では後進国とのイメージが強かったスペインや中国によって、世界の高速鉄道の地図は大きく塗り替えられた。そのかげで、元祖新幹線には時代遅れや色あせたイメージさえつきまとうようになってきた。
一方で、災害大国でもある日本で、新幹線は奇跡ともいえるような安全実績を更新中であり、なお日本の新幹線には世界に貢献できる優れた技術も少なくない。日本の優れた技術と諸外国に見られる積極的な発想とを組み合わせれば、国の内外で鉄道の社会的役割が一層高められるであろう。
このように、新幹線が歩んできた50年の歴史を技術の視点で振り返りながら、リニア中央新幹線の建設も見据えて将来像を考えていく。新幹線ともに鉄道技術人生を歩んできた筆者による渾身作。【商品解説】
目次
- まえがき
- 第1章 高速鉄道の元祖
- (1)新幹線構想の誕生
- (2)新幹線の源流
- (3)敗戦国が造る世界最高速度の鉄道
- 第2章 新幹線の建設と開業
- (1)国鉄0系の誕生
- (2)新幹線の開業
- (3)自由席導入の誤算から線路の造り直しへ
- (4)新幹線の延伸と本格的食堂車
著者紹介
曽根 悟
- 略歴
- 〈曽根悟〉1939年東京都生まれ。東京大学名誉教授。著書に「新しい鉄道システム」ほか。
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新幹線の50年の歴史を振り返った著者渾身の一冊です!
2020/02/16 09:05
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本が高度経済成長時代に入り、アジアで初めての東京オリンピックが開催された1964年という時期に、世界初の高速鉄道として誕生した新幹線について、2014年にその50年を迎えたことをきっかけに、歴史を振り返って、技術進歩や停滞について解説した著者渾身の一冊です。これを読むことで、日本初の高速鉄道技術が、時代とともに、どう変化し、進歩してきたのかがわかります。鉄道ファンはもちろんですが、そうでなくても興味をそそられる一冊です。