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商品説明
解放感や高揚感をもたらす一方で、外部を想像する力を奪ってゆくテクノロジーが、社会の隅々にまで浸潤するいま、わたしたちには、いかなる生の形式が可能なのか。ディズニーランド化した社会における希望について論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
いまや誰もが「ディズニーランド」の住人である
「それなりに愉しく幸福な絶望」の日常に絡めとられた私たちに、
いかなる「生」が可能なのか?
才気溢れる筆致で描く、希望のメディア論
夢と魔法の王国、ディズニーランド――。
いまや巨大複合商業施設にかぎらず、イメージと消費とが深く絡みあうポストモダンな情報消費社会には、日常のあらゆる営みに、ディズニーランド的な非日常性が演出され、浸透し、繁茂している。
ディズニーランドのアトラクションがもたらすものは利便でもなければ、生産でもなく、「愉しさ」である。アトラクションへの搭乗は、遊戯機械というテクノロジーに触れ、同期し、協調的に運動をしながら、特定の目的へ向かうことなく戯れ、そのプロセス自体において「愉しさ」が立ちあらわれるような経験である。このような運動を、本書では〈テクノロジーの遊戯〉とよぶ。
多様な欲望を無際限に喚起し、解放感や高揚感をもたらす一方で、「ここではないどこか」や「ありえたかもしれない別の様態」といった外部を想像する力を奪ってゆくテクノロジーが、社会の隅々にまで浸潤するいま、わたしたちには、いかなる生の形式が可能なのか。
才気溢れる筆致で描く、希望のメディア論。
【商品解説】
目次
- はじめに
- <b>第1章 ディズニーランド化する社会</b>
- 1-1 「だって、愉しいから」
- なぜディズニーランドへゆくのか / ビジネス書的ディズニー
- 言説 / 人文社会科学系の知におけるディズニーランド
- 1-2 シミュラークルの楽園――消費社会論と文化記号論
- シミュラークルの完璧なモデル / 消費社会のディズニーラン
- ド / 東京ディズニーランド開園以降
- 1-3 建築・都市のディズニーランド
著者紹介
長谷川 一
- 略歴
- 〈長谷川一〉1966年名古屋市生まれ。東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程満期退学。明治学院大学文学部芸術学科教授。「出版と知のメディア論」で日本出版学会賞奨励賞受賞。
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自分の気持ちは大切 苦しむ自分を肯定できた
2021/12/04 11:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うさぎさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の気持ちの前に答えを教えられる苦しさに気がつきました。
自分の考えなんて他人からするとつまらなく、しょぼいかもしれない。ディズニーランドは間違いなくすばらしい。でもね、したいことや好きなことを大声で叫びたい。それが難しい社会なのか?。その中で生きている自分にエール。