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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/06/11
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/165p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-390079-7

紙の本

ボラード病

著者 吉村 萬壱 (著)

生れ育った町が忘れられず、人々は長い避難生活から海塚に戻ってきました。心を一つに強く結び合い、「海塚讃歌」を声を合わせて歌い、新鮮で安全な地元の魚を食べ、ずっと健康に暮ら...

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ボラード病

税込 1,540 14pt

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商品説明

生れ育った町が忘れられず、人々は長い避難生活から海塚に戻ってきました。心を一つに強く結び合い、「海塚讃歌」を声を合わせて歌い、新鮮で安全な地元の魚を食べ、ずっと健康に暮らすことができる故郷―。密かにはびこるファシズム、打ち砕かれるヒューマニズム。批評家を驚愕・震撼させた、ディストピア小説の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】

生まれ育った町が忘れられず、人々は長い避難生活から海塚に戻ってきました−。「空気」に支配された海辺の町で少女が見たものは? 安全神話からの覚醒を促す問題作。『文學界』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

デビュー以来、奇想天外な発想と破壊的なモチーフを用いて、人間の根源的な悪をえぐるように書いてきた吉村萬壱が満を持して放つ長篇。

B県海塚という町に住んでいる小学五年生の恭子。母親と二人で古い平屋に暮らすが、母親は神経質で隣近所の目を異常に気にする。学校では担任に、市に対する忠誠や市民の結束について徹底的にたたきこまれる。ある日亡くなった級友の通夜で、海塚市がかつて災害に見舞われた土地であると語られる――。

「文學界」に掲載後、各紙誌で絶賛され、批評家を驚愕・震撼させた、ディストピア小説の傑作。【商品解説】

著者紹介

吉村 萬壱

略歴
〈吉村萬壱〉1961年愛媛県生まれ。京都教育大学卒。東京都、大阪府の高校教諭・支援学校教諭を務める。「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、「ハリガネムシ」で第129回芥川賞を受賞。

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みんなのレビュー63件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

不可解だが現実

2024/02/18 13:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み始めてしばらくは状況がつかめず、誰が「おかしい」のか、誰が「普通」なのか、その規範を含めて、わけがわからなかった。しばらく読んで何となく状況が見えてきた。
原発事故から3年たった時点で書かれたこの本は、その後のコロナ禍でも浮き彫りになった、この社会の同調圧力や社会のゆがみを映し出す寓話だが、どこか未来の現実を見せているようなおそろしい世界だった。

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紙の本

吉村萬壱ファン必見

2023/10/25 21:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルの通り
違和感はあるが、さっと読める作品
彼の世界観ならそうなるなという作品

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紙の本

凄い小説

2015/10/07 00:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

twitter文学賞で本作を知りました(2014年度第3位だったと思います)。

「根拠のない恐れと同調圧力」に対する痛烈な批判が込められている小説で、小学生の語り口が非常に静かな怖さを演出しています。架空の町海塚の背景といい、メッセージ性の強さといい、文学でしか描けない世界だなと感じました(映像化するにはあまりにも静かにショッキングな内容だと思います)。

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紙の本

これが近未来?

2015/08/31 22:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「自粛ムード」に支配された一時期の日本をデフォルメ化したような物語。というより、自主規制や「空気を読む」ことが美徳とされる日本の近未来を描いたディストピア小説と呼ぶべき? じわじわと恐ろしさが伝わってくる作品でした。

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紙の本

怒りの警鐘

2015/02/14 12:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

恐ろしい小説だと思った。

一種のディストピア小説として、
ジョージ・オーウェルの『1984』とか『動物農場』が連想された。
あるいは何かSFでこれに似た雰囲気の小説があったような気がする。
しかしもちろんそれらとは違った
まさに今の日本の我々のための本である。
物語は一種寓話風でもあり、
眼前の問題を越えた普遍的なテーマが哲学的に掘り下げられるともいえる。
しかし、舞台が架空の町に設定され多少の加工を施してはあるものの、
一読何が素材であるかはリアルな記憶とともにはっきり感得される。
そしてそこから作者の呻くような深い黒い怒りが滲み出てくるのだ。

描かれているのはふつうの日常生活であるように見える。
しかし最初から何かがおかしい。
何かが微妙にずれて、歪んでいる。
語りの時間と語られる出来事との時差はあるものの、
語り手は小学生の女の子として見たものを書いているから、
文章はわかりやすい。
しかしそれはどこか淀んでいて、何かしら不気味なものが漂っている。
これがまず恐ろしい。
それでも、あるいはそれゆえにだろうか、
どんどん引きこまれる不思議な感覚があって先へ先へと読まされる。
そこで感じるのは、歪んでいるのは現実なのか、
それともこれを語る子供なのか、という疑問である。

謎は徐々に解き明かされ、
最終的には奇妙なタイトルの意味も明らかになり、
歪みが現実世界のそれであると同時に、
子供がそれを歪ませて語らざるを得なかった事情もすべてはっきりする。
すべてを剥ぎとったあとの最後の一行に向けて、強烈な終わり方である。
恐ろしい。

昨年末、毎日新聞恒例の「今年の三冊」で佐藤優氏が本書を挙げ、
短い言葉で巧みにまとめていた。
「大災害の後、絆を強調して形成される新しいファシズムと
それに適合できない人の姿を、独自の言語で描いている。」
技術的には成長小説を裏返しにした設定が見事だと思った。

記念碑的な衝撃作だと思うが、
その誕生を喜ぶより、ここに描かれた絶望が辛い。
これが今後我々が目にする現実から少しでも遠い話であることを祈るばかりである。

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2014/06/23 10:05

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2014/06/25 19:50

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2014/08/08 22:10

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2014/06/27 01:36

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2014/07/01 21:11

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2014/07/09 23:52

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2014/07/06 22:27

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2014/07/18 21:52

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