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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2014/06/21
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:22cm/474p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7664-2148-4
- 国内送料無料
紙の本
戦時期中国の経済発展と社会変容 (日中戦争の国際共同研究)
著者 久保 亨 (編),波多野 澄雄 (編),西村 成雄 (編)
戦時経済の発展が戦後中国経済へ継承したもの、総動員体制の整備・強化による社会的な統合が戦後に残した遺産等を新たな視点から多角的に検証。最新の日中戦争史像を提示する。【「T...
戦時期中国の経済発展と社会変容 (日中戦争の国際共同研究)
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商品説明
戦時経済の発展が戦後中国経済へ継承したもの、総動員体制の整備・強化による社会的な統合が戦後に残した遺産等を新たな視点から多角的に検証。最新の日中戦争史像を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
▼中国にとって,日中戦争とは何であったか。8年間にわたり各地で繰り広げられた戦争は,中国の経済と社会にも多大な影響を及ぼすものとなった。本書は,戦時期の中国における経済発展と社会変容の過程を新たな史料と,これまで見過ごされてきた視点によって解明するとともに,それを戦後まで見通した長期的な視野の中で位置づけようとする試みである。
▼日中戦争期には,侵略に対する中国の抵抗の拠点になった四川や雲南のほか,日本の占領下に置かれた満洲(東北),華北,華中地域においても,軍需工業を中心に経済の急速な発展が見られ,それは戦後の中国経済へと継承された。戦時期の経済発展は,四川の製糸業や重慶の市内交通から銀行業・保険業などの金融業に至るまでの多くの分野に及んでいたことを示す。
▼ついで,こうした経済発展と密接に関連しつつ,戦時総動員体制の整備・強化によって社会的な統合が進む一方,新たな政治を求める民主化運動も進展したことを明らかにする。
▼最後に日中戦争研究の新たな動向を示す3つの代表的論文、および特別寄稿として、巻末にエズラ・ヴォーゲル氏による「日中改善のための提案」を付す。【商品解説】
目次
- 『日中戦争の国際共同研究』(第5巻)に寄せて
- 総論・戦時期中国の経済発展と社会変容 久保亨・波多野澄雄・
- 西村成雄
- <b>第1部 戦時経済の発展と継承</b>
- 第1章 戦時中国の工業発展 久保亨
- はじめに
- 一 重慶政府による鉱工業統計
収録作品一覧
戦時期中国の経済発展と社会変容 | 久保亨 著 | 3−9 |
---|---|---|
戦時中国の工業発展 | 久保亨 著 | 13−39 |
日中戦争と重慶銀行業 | 林幸司 著 | 41−64 |
著者紹介
久保 亨
- 略歴
- 〈久保亨〉1953年生まれ。信州大学人文学部教授。著書に「戦間期中国〈自立への模索〉」他。
〈波多野澄雄〉1947年生まれ。筑波大学名誉教授。アジア歴史資料センター長。著書に「歴史としての日米安保条約」他。
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