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紙の本
泣くな道真 (集英社文庫 大宰府の詩)
著者 澤田 瞳子 (著)
右大臣だった菅原道真が大宰府へ左遷された。悲憤慷慨する彼にお相手役の保積もお手上げ。そこへ美貌の歌人恬子が現れ、博多津の唐物商へ誘う。道真は、書画骨董の目利きの才を発揮し...
泣くな道真 (集英社文庫 大宰府の詩)
泣くな道真 大宰府の詩
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商品説明
右大臣だった菅原道真が大宰府へ左遷された。悲憤慷慨する彼にお相手役の保積もお手上げ。そこへ美貌の歌人恬子が現れ、博多津の唐物商へ誘う。道真は、書画骨董の目利きの才を発揮し、生気を取り戻す。その頃、朝廷に出す書類に不正が発覚し、府庁は窮地に。事態を知った道真は、自ら奇策を…。朝廷を欺き、意趣返しなるか!日本史上最も有名な左遷された男の活躍をユーモアのなかに描く歴史小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
大宰府へ左遷され、悲憤慷慨する菅原道真。そこへ美貌の歌人恬子が現れ、博多津の唐物商へ誘う。道真は、書画骨董の目利きの才を発揮し、生気を取り戻し…。日本史上最も有名な左遷された男の活躍をユーモアのなかに描く。【「TRC MARC」の商品解説】
京から大宰府に左遷され泣き暮らす道真だが、美術品の目利きの才が認められる。大宰大弐・小野の窮地を救う為、奇策に乗り出すが……。朝廷への意趣返しなるか! 書き下ろし歴史小説。(解説/縄田一男)
【商品解説】
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紙の本
人間、どこでだって生きるんだ!
2024/02/02 14:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大宰府でうたた寝ばかりの小役人の穂積は、太宰大弐小野葛絃から都より下向してきた新しい太宰権帥の菅原道真の相手役を命じられた。穂積には都の事情は解らず、左遷されたきたのだろうとしか窺えない。
激する感情を持て余す道真だったが、大弐の姪の恬子の機転もあって、博多津の唐物商へ誘われる。唐渡りの文物を目にして気持ちが高揚し、生きる気力を取り戻した道真だった。しかし、人の生活は上り下りがつきもの。平穏無事には過せない。
落ち込んだままでもいられない、どこかで己が生きる意義を見出そうともがく姿が歴史上の人物を通して描かれる。
紙の本
天神様
2023/05/30 00:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
受験のときにお世話になった天神様、そこには、菅原道真が祀られています。その菅原道真、大宰府に左遷されたとは聞いていましたけど、この物語はユーモアあり、シリアスありで、実際、彼は大宰府でこんな過ごし方したのかも……
紙の本
おもしろく読みました。
2023/02/21 19:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
澤田瞳子さんの小説を初めて読みました。
江戸時代の小説はいろんな作家さんのを読みましたが、太宰府!道真!この時代の話は初めてです。
澤田さんの得意な時代なのかもしれません。
江戸時代を中心に、「書いておけばいい」と次々に新刊を出す作家さんもいますが、なんだか雑です。
澤田さんは、丁寧ななかにユーモアを織り混ぜているように感じました。
紙の本
梅が枝餅
2023/02/20 15:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
太宰府といえば、梅ヶ枝餅なんだよなあ。
食べたいなあ。
それはさておき、なかなか楽しく読みました。
子供が亡くなってからの立ち直りの部分が安直すぎかな。
紙の本
泣き寝入りにならずに変わることが出来た道真
2022/03/19 07:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
大宰府に左遷された菅原道真の民を想う政の変遷を、太宰府庁の官人たちのとの関わり方から描いた物語。正しい政治を目指しながら、世の中の上澄みしか見ていなかった道真を、屈原と対比させる点が興味深い。どれだけ民が飢えに苦しもうとも、国政を預かる高官がその情痛を身を以て知ることはなかったと道真は気づく。そして屈原とは異なり、変わるのである、その政治姿勢を。梅の花が咲き誇ったこの時期に読むことが出来て良かった。
紙の本
学問の神様が・・・
2017/07/13 00:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学問の神様として祀られている菅原道真が、その能力を使ってこんなリベンジを果たすとは。設定のユニークさにのっかって、楽しく読み進めることができ、読後感もスッキリ。「こんなのありえね~」とつっこむと楽しめないかもしれません。
紙の本
みんなに薦めてます
2015/09/21 02:24
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
菅原道真公といえば、九州の大宰府に左遷され、亡くなり、その御霊を慰めるために、太宰府天満宮が…と、学校で習ったような
でも、実は、こっちが本当では?と、惑わせる奇想天外な物語でした。
気の毒な人の代表のような道真公が、物語では、ちょっと幸せで、くすっと笑えて、ほんわかした読後感でした。
紙の本
やや荒唐無稽な気もしますが楽しい一冊
2015/05/08 22:50
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めいんくーん - この投稿者のレビュー一覧を見る
菅原道真公というのは、どういう人物だったのか、想像の域を出ないというか、考えてみたこともないのですが、意外と弱いところもある人間味あふれる人として描いています。確かに、いかに高潔で剛毅な性格だったとしても、はるか遠い地に来てみれば、やぶれかぶれな気持ちになるのも当たり前なことですよね。しかし、なれてみると、意外とこの地は、道真公にとって、やりがいの感じられる面白い土地だったかもしれない、と思えてくるほど、この物語の力に引き込まれいきます。読み終わった後も、不思議とストーリーを覚えていて、本当にインパクトがある本だなと思います。