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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/07/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/466p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-277829-9

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文庫

紙の本

海賊とよばれた男 上 (講談社文庫)

著者 百田 尚樹 (著)

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会...

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海賊とよばれた男 上 (講談社文庫)

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商品説明

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。【「BOOK」データベースの商品解説】

【本屋大賞(第10回)】敗戦の夏、国岡鐡造は借金以外なにもかも失っていた−。20世紀の産業を興し、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か。実在の人物をモデルにした歴史経済小説。【「TRC MARC」の商品解説】

すべてのビジネスマンに捧ぐ。
本屋大賞の話題作、早くも文庫化!

ページをめくるごとに、溢れる涙。これはただの経済歴史小説ではない。

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。

石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。
「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。【商品解説】

著者紹介

百田 尚樹

略歴
1956年大阪生まれ。同志社大学中退。
2006年『永遠の0』(太田出版/講談社文庫)で小説家デビュー。同作は映画化され、関連書籍も500万部を超える大ヒットとなった。
『海賊とよばれた男』で、2013年「本屋大賞」を受賞。他の著書に『輝く夜』、 『ボックス!』、『風の中のマリア』、『影法師』(すべて講談社文庫)『錨を上げよ』(講談社)など。

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みんなのレビュー418件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

大和魂

2015/02/04 11:35

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の鐵造は、人を育てることの達人だったのでしょう。
鐵造の店員が皆すごいのです。
みんなが侍なのです。
だから、読んでいて心地よく、感動をくれます。
登場人物が皆、大和魂の持ち主なのです。
会社を経営されている方にお勧めします。
頑張れ日本!

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紙の本

日本人の誇り

2014/09/06 09:46

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の様に生きられるか?
日本人としての、生き方。自信。誇り。信念。とは何かを考えさせられる作品です。
是非、様々な世代に読んで欲しいと思います。

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紙の本

実名使用でも大丈夫!!ゴーンに読ませたいわぁ(その1)

2019/03/30 23:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「上」は若かりし頃の出光さんですね。やっぱりエネルギッシュだけどそれ以上にこの方にはいい人が周りにいっぱい居た、そして敵も居たけど的は誰から見ても嫌なヤツ…!!偉人伝のゴダイミではありますが。人使いが一見荒そうにも感じますが、ゴーンとは全く違うという事が…(「下」のレビューその2に続く)。

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紙の本

実に愛国心にあふれた経営者

2017/07/11 22:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

出光佐三をモデルにした、伝記のような小説である。実際に主人公は国岡鐡造、国岡鐡造が創業した会社は国岡商店と名前は変えてあるものの、その他の会社や時の首相、軍部の人達は実名で登場している。また『永遠の0』で主人公として描かれていた宮部も少し登場し、ニヤッとできる。
第1章は戦後、敗戦によって全てを失った国岡商店が、GHQの占領政策の中、国のために立ち直っていく様子が描かれている。この期に及んでなお、戦前の石油業界の人達は国益よりも自身の利権を貪ることのみを考えていること、GHQや石油メジャーが日本をどうするかについて揺れている様子が見て取れる。国岡鐡造の店員を大事にする姿勢が胸にしみるとともに、どんな状態でも馘首せず会社を立て直していく姿には感動を覚える。
第2章は出生から敗戦まで、会社を立ち上げる苦労や、戦前・戦中の苦難が描かれている。国岡鐡造の原点が、日田重太郎の会社を軌道に乗せるまでの支援にあったことが読み取れる。日田は鐡造が日本にとって大切な、大きな事を成し遂げてくれる人物であると見抜き、自身の財産を無償で提供して、精神的にも鐡造を支えた。鐡造は初期の石油が重要な存在になる前の石油を商品として扱うのに大変な時代から、一時はつぶれるのではないかというほど危うい状態になりながらも商売を維持し続け、さらに満州鉄道で外油との性能争いに打ち勝ち、石油業界においてなくてはならない存在にのし上がった。さらに国内の石油業界の利権とも争い、真に国益を考えて行動していた。また若者達を必死で育て、家族のように接した鐡造の素晴らしさが描かれている。
国岡鐡造はこれほどの人物がいたのかと思えるほど優れた人であると思う。しかし1つ残念に思うのは、やはり息子が第1であったことだ。女の子は事業を託す存在ではないという考えに囚われ、また真に優れた人物を後継者として考えるのではなく、世襲制を敷こうとした点は、やはり彼も神ならぬ人であるというべきか。現在出光興産は創業者と経営者がいがみ合って問題が生じているが、本当に創業者がいつまでも影響力を保持し続け、企業を牛耳るのが望ましいのかは大変疑問である。

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紙の本

こんな人実際にいたことが信じられない

2015/11/21 11:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PYXIS - この投稿者のレビュー一覧を見る

利益ばかりをみる人だらけの中で、日本の未来や人のために頑張れる人が実際にいたのだと思い、とても感動しました。

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紙の本

読むべき一冊

2014/09/01 12:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

心を揺さぶられました。
鐡造という男がみせた行動すべてが本来の日本人の姿なんだと感じました。
彼が行動していなければ戦後の日本の繁栄は無かっただろうと感じました。
すごい人です!

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紙の本

面白い

2022/12/26 06:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る

作品に引き込まれます。まるで少年漫画を追いかけるようなワクワク感と、物語の重厚さを兼ね備えた作品だと思います。

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電子書籍

海賊

2021/12/31 23:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かんきょう - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルが魅力的だったので購入しました。
戦後の背景に知らないエピソードの存在を知れたのがよかった。
人物の言葉や行動に心強さを感じた。

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紙の本

理想のリーダー

2021/04/18 12:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つばき - この投稿者のレビュー一覧を見る

出光興産の創業者出光佐三をモデルにした小説です。
敗戦直後の主人公の國岡が自由に商売ができると奮起する姿や従業員達を家族と見なし、一人も解雇せず会社を立て直そうとする姿に感動しました。
理想のリーダーとはどうあるべきか考えさせられる小説です。

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紙の本

読みやすい

2017/11/18 12:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る

わかりやすく、読みやすいです。英雄物語として楽しめます。実際にこんな人の下で働くのは大変だろうし、自分には絶対無理だとは思いますが。

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紙の本

一気に読みました

2017/09/26 17:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本都ユーザー - この投稿者のレビュー一覧を見る

GHQやライバル会社を相手に、毅然とした態度で一貫していた国岡鐡造。
印象に残ったのは、酒井商会に入社して下柳に会ったときの心の葛藤。
鈴木商店への迷いは振り切ったはずなのに、自分と高商の同級生とでは同じ仕事でも規模が違う、これでいいのかと悩む。

鐡造でさえも迷い悩みながらそれでも突き進む、私たちと同じ人間であったのだと勇気づけられた思いだ。

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紙の本

お勧めです

2016/12/20 08:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nyagonyago - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちょうど映画化されたり株主の騒動があったりしてますが小説は面白いです。
この時代にはほんとに気概のある経済人が居たんだなあ~~、と感心させられます。
英雄の時代ではなくなったのかも知れませんがこのような強烈なキャラクターで引っ張っていくリーダーがほしいものです。

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紙の本

素晴らしい大和魂の生き様を見せつけられました。

2016/12/11 00:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

第1章。1945年8月15日終戦時60歳だった国岡商店主・国岡鉄造は、廃墟と化した東京の町を前に失望するどころか再建を確信して、再建への熱い思いに心を馳せていた。既にここからして常人とは異なる。更に、戦前「石統」の石油統制に反対したため「石統」から除外され、国内での営業が出来なかったため、主要な営業活動を海外に置いていたためその資産の全てを失ったにも拘わらず、「企業の最大の財産は人材である」との信念を貫き、1008名もの社員の一人をも馘首しないで想像を絶する苦境を乗り切るのである。そのためには石油販売業しかやったことのない社員に対して、農業・漁業はもとよりラジオ修理業などなど仕事になる物は何でもやるという果敢な柔軟さを発揮する。更に、GHQによる日本に対する禁油処置を緩和させるため、全ての業者が不可能として受注を拒否した「軍の石油タンクの底浚い」の仕事にも全力で立ち向かう。更に、国岡自身はGHQによる「公職追放」を受けていたにも拘わらず、毅然としてGHQに意見具申を重ね、遂に「石統」解体、1947(昭和22)年6月1日「石油配給公団」の設立にこぎつける。この間、旧「石統」グループによる国岡商店外しの露骨な攻撃にも毅然として立ち向かい、新設の「石油配給公団」にも参加することが出来る。・・・・・・・以下、省略・・・・・・・・・・・・
 第2章では、誕生からを彼の生き方を形成することになる出来事を中心に簡潔に物語は展開される。特に、彼の一生を決定づける人物として日田重太郎(資産家。日田の息子の家庭教師を佐三がしていた)が上P-215で登場、後に日田から別荘を売却して得た資金8,000円を渡され、国岡は満25歳で独立することになる)その条件が一風変わっていて、「ただやるのだから返さなくていい。利子もいらない。また、事業の報告もしなくてよい。君が好きに使え。ただ、独立を貫徹すること。そうして兄弟仲よくやってくれ。」というものであった。これはどうも実名での実話らしく、ウィキペディアで検索できた。1911年(明治44年)6月20日福岡県門司市(現・北九州市門司区)に出光商会を設立。日本石油(現・JX日鉱日石エネルギー)の特約店として機械油を扱った。しかし機械油は思ったようには売れず、創業4年目を前に倒産の危機に瀕する。挫けそうになった国岡をまたもや支えたのが日田重太郎であった。必死になった国岡は、当時普及していたポンポン蒸気船=焼玉エンジンに注目し、当時需要の皆無であった「軽油」を販売することにする。ここで、石油販売地域制に抵触すると言われた国岡は、何と軽油を海上で販売するという奇策にである。これによって。(上P-289)
 1914(大正3)年頃から国内での石油統制を避けるため、満州への販路拡大を模索し始め、満州鉄道における凍結による車軸事故防止実験で勝利し、潤滑油規格の見直しを実現することで本格的に満州での業務展開を開始。順調に見えたが、第一次世界大戦後の不況、特に1919年のウォール街危機などに端を発する金融引き締めから資金難に陥るが、ここでも銀行に侍=武士がいて助けられることになる。1926(大正2)年に子供が出来ないため相思相愛の仲だったユキと離婚、1927(昭和2)年山内多津子と再婚する)1939年ころ初代「日章丸」完成。この初代は、軍に徴用され戦時に撃沈される。第二次世界大戦争中は満州をはじめとする海外で重要な役割を果たすが、終戦と同時に全てを連合国に接収されて失ってしまう。ここで冒頭の序章につながるのである。

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紙の本

男の生きざま!

2016/12/05 20:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かなとも - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の凄まじいまでの使命感と、情熱があらゆる場面で描かれている本書。あっという間に引き込まれ、読了しました。まだ小学生の息子にも読ませてやりたい作品です。私も、時間をおいてまた読みます!新たな感動に出会えるのが、今から楽しみです。

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紙の本

昔の日本人はすごかった。真の経営者の物語。

2016/04/13 14:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

出光佐三をモデルにしたという長篇。長篇ゆえになかなか手が出せなかったが、読み始めると、あっという間に引き込まれてしまった。従業員は家族だと言い、会社がどんなにピンチの時でも馘首することをしなかった。「黄金の奴隷になるな」と教え、自分の利益ではなく、世のため人のため、国のため、世界平和のために、利益採算を度外視して飛び回った男が、少し昔の日本に確かに存在した。

比べて、今の日本の経営者はどうだろう? グローバル何とかという言葉に踊らされ、金儲けのことばかり考え、人を育てるどころか簡単に切って捨てる。日本人という誇りも持たず、社内公用語を英語にするなどと平気で嘯く。そういう人間は主人公の爪の垢でも煎じて飲むべきだ。

主人公のような経営者が日本にあふれかえれば、日本も、また世界も、必然的に良くなっていくのではないだろうか。私はそれを切望する。

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