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紙の本
英語を書くことに対するハードルを下げてくれる名著
2009/05/05 04:01
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白みそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に初歩的なレベルから始まり、途中でいきなりむずかしくなることもなく、着実に中学校レベルの文法で自分の文章をかけるようになる。説明もわかりやすく、練習問題が豊富である。
中学校レベルといってもばかにしてはいけない。日本人で中学校レベルの文法を駆使して英語を書ける人は案外少ないのだ。たとえば、英語でEメールをする場合、専門的な分野の話題は別として、文法的に中学校レベルで足りなくなることはあまりないと思う。
文法的な説明に厳密さを欠いた部分もある。改訂されたとはいえ古さを感じさせる部分もある。それでも星5つにするのは、著者の指示通りに練習問題をこなせば、確実に英語で文章が書けるようになるからである。
この本の価値は読んでいるだけではわからない。ぜひ著者の指示通りに練習問題に取り組んでほしい。そうすれば、名著と呼ぶにふさわしい本であることが理解できるだろう。
紙の本
英作文入門のための良書
2002/06/19 00:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なすび前線 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近では英語を学ぶための様々な書籍が出回っていますが、この本はそうした本の黎明期に出版された原典のひとつだと思います。内容はオーソドックスですが、非常に教育的配慮が行き届いており、文法事項もやさしく丁寧に記述されています。
ところで英作とは日本語を英語にするわけですが、それは単に言葉を変換するだけではありません。まず何か事象があり、私たちはそれを日本語として、海の向こうの彼らは英語で表しているだけです。つまり英作とは日本語を変換するのではなく、日本語が意味しているその事象を英語で表現しなければなりません。本書からは、そうしたことも学べます。
問題を順序よく地道にこなしていけば、基本的な英作文の技術が必ず身に付きます。