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経済的思考の転回 世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜
経済的思考の転回 世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜 経済的思考の転回 世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜
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  • カテゴリ:研究者
  • 発売日:2014/07/25
  • 出版社: 以文社
  • サイズ:20cm/277,35p
  • 利用対象:研究者
  • ISBN:978-4-7531-0320-1
  • 国内送料無料
専門書

紙の本

経済的思考の転回 世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜

著者 桑田 学 (著)

ウィーン学団の「統一科学運動」を率いたオットー・ノイラートの経済思想を同時代のハイエクの市場理論との比較を通じて明らかにし、資源・エネルギーを含めた人間の生存条件を踏まえ...

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経済的思考の転回 世紀転換期の統治と科学をめぐる知の系譜

3,240(税込)

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商品説明

ウィーン学団の「統一科学運動」を率いたオットー・ノイラートの経済思想を同時代のハイエクの市場理論との比較を通じて明らかにし、資源・エネルギーを含めた人間の生存条件を踏まえた経済学を思考する。【「TRC MARC」の商品解説】

〈市場経済論のオルタナティヴ〉

  新自由主義といわれる現代の経済理論の中心は、すべてを商品化して計量する、いわゆる市場理論と言われるものです。この理論の創始者はF.A.ハイエクですが、彼の理論形成の時期は20世紀の発端の第一次と第二次の世界戦争の間でした。
 この時期は19世紀後半以降の熱学思想の進展が、ニュートン力学を基礎とする自然認識の根本的な変革を迫った世界認識の大転換の時期で、その影響を真正面から受け留めた経済思想を考えた人が本書の中心テーマのオットー・ノイラートです。彼の資源・エネルギーを含めた人間の生存条件を踏まえた統治の経済思想を、ハイエクの市場理論との比較を通じて明らかにする経済学史上の再発見です。【商品解説】

目次

  • 第一章 生物経済学の源流
    • 一 力学的世界観の崩壊
    • 二 エネルゲティーク
    • 三 生命と富
    • 四 生命−都市の経済学
    • 五 富と負債
    • 六 社会エネルギー論とハイエク
  • 第二章 自然経済の理論
    • 一 社会主義経済計算論争の失われた位相

著者紹介

桑田 学

略歴
〈桑田学〉1982年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科特任研究員および東洋大学ほか非常勤講師。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店難波店

熱力学第二法則を重視するもうひとつの経済学

ジュンク堂書店難波店さん

〈人間の経済〉が、多様な生物種を含む自然界の健全な循環と再生産によって支えられることは、甚だ自明に思えるが、近現代の経済学は、むしろその現実を脇に置いて、効率・競争・成長を志向する〈市場〉というロジックと共に発展した。
 そして、自然科学こそ学問の王道とされ始めた時代にあって、経済学は力学を範とし、現実世界の質的な部分を捨象する数学的方法論を採用したのである。
実は同じ時期、ゲデス、ソディ、ノイラートらは、熱力学の第二法則=エントロピー増大則を重視する、もうひとつの経済学、更には経済政策を模索していた。
 彼らによる経済学は、我々を生かす源泉は貨幣ではなく、太陽エネルギーの恩恵を受けた草木の葉であると、主張する。それは、出来事の不可逆性を無視する一般均衡理論を到達点とする力学系の「近代経済学」とは、完全に別物だった。
だが、ウエーバーやハイエクら自由主義陣営は、自由を否定し全体主義へと至る「科学主義」「計画主義」として、両者を一括りにしてしまう。それは、経済学にとって、そして人類にとって大きな不幸であった。その結果、資源消費の不可逆性を無視して膨張し続け、「永久機関」たることを自らの宿命とする資本主義が、ソ連を中心とした社会主義陣営の崩壊を受け、暴走を加速させたからである。
 いま人類は、世界の全てを数値化し、コンピュータの計算能力を利用して、人の生命も自然災害も国家破綻さえも証券化しながら、ただ利益の増大だけを眼前に置き、破滅への道を突き進んでいる。
 閉塞状況にある現代世界に光明を見出すべく、忘れられた経済思想を掘り起こそうとする著者の企図に共感する。

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評価内訳

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