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紙の本
水底フェスタ (文春文庫)
著者 辻村 深月 (著)
湖畔の村に彼女が帰ってきた。東京に出て芸能界で成功した由貴美。ロックフェスの夜に彼女と出会った高校生・広海はその謎めいた魅力に囚われ、恋に落ちた。だが、ある夜、彼女は言う...
水底フェスタ (文春文庫)
水底フェスタ
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商品説明
湖畔の村に彼女が帰ってきた。東京に出て芸能界で成功した由貴美。ロックフェスの夜に彼女と出会った高校生・広海はその謎めいた魅力に囚われ、恋に落ちた。だが、ある夜、彼女は言う、自分はこの村に復讐するために帰ってきたのだと。村の秘密と美しい女の嘘が引き起こす悲劇。あまりに脆く切ない、恋の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった−。【「TRC MARC」の商品解説】
彼女は復讐のために村に帰って来た――
過疎の村に帰郷した女優・由貴美。彼女との恋に溺れた少年・広海は彼女の企みに引きずり込まれる。待ち受ける破滅を予感しながら…。【商品解説】
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紙の本
開放的で閉鎖的な村。
2021/06/04 19:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
湖の冷たさや、深い色までが伝わってくるような、圧倒的な表現力の作品でした。 朝が来るを読んで、辻村さんの筆力に魅了されましたが、今回も淀みなく読めました。 登場人物には共感出来ませんでしたが、一読の価値があります!
紙の本
私は大好きな作品です!
2016/05/10 17:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ダブルシー大好き!! - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村深月さんが大好きで全作品の読破を目指し、その中の一つとして読みました。
読み終わってから作者の意図である曖昧な箇所に関して他の方の意見はどうなのかとレビューを見たところ、酷評が多く見受けられました。
ですが個人的にはすごく面白かったですし、何より恐ろしく、その中で友情や恋といった輝く愛情が散りばめられています。何度も読み返したいと思える作品でした。
紙の本
村に囚われて
2017/10/18 03:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
年上女性に対する、少年の純真無垢な恋愛感情が印象深かったです。日本の村社会の特殊性についても考えさせられました。
紙の本
独特な感性
2015/11/05 13:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずはフェスのことがよく分からず、これは一体なんの話なんだろう?と読み始めましたが、ある種独特な人間関係に引き込まれました。
電子書籍
テンポが悪く、前半は忍耐力が必要
2018/05/11 09:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『水底フェスタ』は辻村深月氏の作品にしては後味が悪くて救いがあまりないストーリーです。自然を切り売りし、またロックフェスティバルを誘致して潤う山村の閉塞感をテーマにした物語で、村長の息子で高校生の主人公広海はロックが好きで、フェスティバルの良さを理解しようとしない村民に不満を抱き、ほとんど唯一の理解者である父に対する敬慕、心配症で俗物的な見栄っ張りの母に対する疎ましさなど思春期にありがちな不安定さを持っています。そんな彼の平穏な日常が地元出身のモデル・女優である由貴美によって大きく変化します。8歳年上の彼女の誘惑に溺れ、「村への復讐」に協力することになった彼は取り返しのつかない事件に巻き込まれ、村に古くからある地縁の強烈さと結託した隠ぺい体質を目の当りにすることになります。
この作品に描かれた閉じた村の「常識」の非常識さに驚く一方で、ありそうな感じがして怖いです。そして広海が絶望ゆえにどんな行動を起こし、どこに行きつくのか将来が心配なところで終わるのがこの作品を後味の悪いものにしています。
また、前半の進行がやや退屈で「引き」が弱いので、急展開で話が進んでいく後半に辿り着くまでに少々忍耐力が必要です。そういう意味ではテンポの良くない作品と言えます。