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商品説明
派遣フリーターとして働きながら目にした21世紀の底辺社会。経済成長によって生じた「歪み」を都市の記憶とともに描く。【「BOOK」データベースの商品解説】
非正規たちの呟きにひそむ呻きが聞こえる−。派遣フリーターとして働きながら目にした21世紀の底辺社会。経済成長によって生じた「歪み」を都市の記憶とともに描く。『GRAPHICATION』連載等を加筆改稿。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
平井 玄
- 略歴
- 〈平井玄〉1952年新宿生まれ。早稲田大学文学部抹籍。批評家・エッセイスト。東京藝術大学の非常勤講師等を務めた。著書に「ミッキーマウスのプロレタリア宣言」「愛と憎しみの新宿」など。
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紙の本
フリーターの自由がここにある
2015/12/23 22:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリア・ゴメス - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、東京中の出版社や印刷会社を渡り歩く派遣校正者。
この本は、自称「底辺労働者」の目から見た東京の裏側と、そこで働く人々の姿を描いたルポルタージュだ。とはいえ、よくある非正規労働者の実態告発本のような、悲壮感はまったくない。逆に「この人たち楽しそう」と思えてしまう。本書に出てくる派遣フリーターたちは、貧しいながらも、知的生活は結構充実しているようなのだ。仲間同士の会話の端々にも教養が感じられるし、彼らの中には、大学院でフランス思想をやっていた者がいたり、バイオリンの名手がいたり、アマチュア劇団の俳優なんていうのもいる。もちろんこの著者も本を書くくらいだからやっぱりインテリなんだろう。そして、なんといっても彼らには、普通の会社員には持つことのできない、精神の「自由」がある。
こんなゆるーい生き方もあるんだよ~と教えられたようで、不思議に明るい気分になった。
紙の本
今どきのメディアは描ききれない「東京」
2016/09/30 01:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
TVなどで「東京の街歩き」をやっているが、あんなんじゃ、ほぼ描き切れない超ディープな、たとえば、半地下室の窓から、華やかな東京を、闊歩する人たちの「足」及び「足元」を、じっと観るかのような「TOKYO」。それも、この著者により「ぐにゃり」とひん曲がった「トウキョウ」。 新しく改造した「東京」は、一見「近未来都市」として、見る者に「どうですか!」と少し威張ってるようにも見えるが、その実の足元は、じっくり観れば、相当「ぐにゃり」としてたりする。ーーーそんな「とうきょう」の一つの「断面図」