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商品説明
1960〜70年代に巻き起こり、子どもたちを熱狂させた「オカルトブーム」。当時さまざまな子ども向けメディアに掲載された小松崎茂、石原豪人をはじめとするイラストの巨匠たちが描いた「怪奇画」を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
初見 健一
- 略歴
- 〈初見健一〉1967年東京都生まれ。主に1960〜70年代のキッズカルチャーについての話題など、レトロな戯れ言をネタに活動中。著書に「まだある。」シリーズ、「昭和ちびっこ未来画報」など。
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紙の本
「これ」も歴史
2015/03/29 17:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:でんしゃずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙絵を見て,ベリャーエフ作品を連想した。確かに「そういう少年雑誌記事」を収録した本ではある。
買って良かった。私にとってはそうである。「この時代」に少年期を過ごしたわけではないのだが,こういう「奇妙・奇怪な絵」には魅かれるものがある。
収録作品は,「少年雑誌」と「子ども向け学習書」に掲載された物だが,雑誌の場合,現在も同名で刊行されているそれとは内容に変化を感じる。本書の「題名」のみで判断してしまうと,「下らない」とか「低俗」だとか「子供騙し」の絵ばかりが載っていると思われるかもしれない。が,決してそうではない。例えば「心霊」の章に収録の作品には宗教思想に基づいて描かれた作品もある。古典文学作品や,「今昔物語」果ては乱歩作品から描かれた絵もあるのだ。現在の「同名誌」と比べると,「記事内容の変化」を感じさせる。乱歩世界のイラストが少年週刊誌に載っていた,なんて豪華な時代だろう。ほかにも,確かに「怪奇」ではあるが,「知識の伝達」として描かれた絵もある。「解釈の相違」が発生しているといえる。一方,学習書の方は,「読者が自分で考えれば済むだろう」という記事があったり,そもそも「取り上げるべき題材」とは思われない物もあり,その点も面白い。
雑誌記事は広告もそのまま収録されており,それも楽しめるだろう。また,上記の様に「記事そのもの」から知識を得ることも出来ると思う。「見る」だけではなく「読む」のもまたよい。
「少年雑誌の記事再録」としてとらえると,同じ出版社・著者による「昭和ちびっこ未来画報」の続編もしくは姉妹編,という扱いになると思う。「題材」は被って構わないので,またこういう本を出して頂けると私はありがたい。
紙の本
もう少し大きければ
2017/12/21 00:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亀戸亨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少の頃、夢中になって読んだ怪奇本の一部が収録されています。ただサイズが文庫本なので文章が読みにくいのが難点です。見た記憶のあるページが来るたびに懐かしさが込み上げてくるだけに、サイズがもう少し大きければ良いのに、と思うのが正直なところです。
紙の本
がいこつ巨鯨
2017/08/04 22:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、1960年代から1970年代の児童向け書籍に掲載された様々な「怪奇画」を、心霊・秘境・異形・残酷・狂気に分類し、紹介されています。
当時の男の子だったら、必ず見ていると思う「怪奇画」。懐かしさ満点でした。私はこの手の本を買ってもらえなかったので、本屋で立ち読みするか、友達の家で読んでいました。中でも、私が嵌まったのは、幽霊本、心霊写真集、UFO本、超能力本。怖がりのくせに好きでした。とにかく、今、見てもワクワクする怪奇画。ちなみに水木さんの絵も4点紹介されています。
ところで、妻によると、本書を電車で読んでいたら、前に立った小さな女の子が気持ち悪い表情をしながらも、私の見ているページに目が釘付けになっていたそうです。開いていたページは、水木さんの描いた「がいこつ巨鯨」でした。今の子供にも「怪奇画」は通用するようです。意外と売れるかもしれませんね。
紙の本
絵には見覚えがあるけれど
2016/05/18 20:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:聖 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1960年頃というと、まさに自分が少年漫画誌に頻繁に接していた頃で、絵にも観た記憶はあるが、生頼範義、小松崎茂くらいしか思い浮かばなかった。これだけ多くの挿絵画家が毎週登場していたのは、きらめく時代であったということだろう。