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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 241件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/08/08
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 JA
  • サイズ:16cm/398p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-031166-7
文庫

紙の本

ハーモニー 新版 (ハヤカワ文庫 JA)

著者 伊藤 計劃 (著)

21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユ...

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ハーモニー 新版 (ハヤカワ文庫 JA)

税込 792 7pt

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商品説明

21世紀後半、“大災禍”と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア”。そんな社会に倦んだ3人の少女は餓死することを選択した―それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、ただひとり死んだはずの少女の影を見る―『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。【「BOOK」データベースの商品解説】

【日本SF大賞(第30回)】【星雲賞日本長編部門(第40回)】【フィリップ・K・ディック賞特別賞(2011年度)】【大学読書人大賞(第5回)】優しさと倫理が支配するユートピアで、3人の少女は死を選択した。13年後、死ねなかった少女トァンが、人類の最終局面で目撃したものとは? 巻末に著者のインタビューも収録。【「TRC MARC」の商品解説】

優しさと倫理が支配するユートピアで、3人の少女は死を選択した。13年後、死ねなかった少女トァンが、人類の最終局面で目撃したものとは? オールタイム・ベストSF第1位【商品解説】

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みんなのレビュー241件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

冷徹な論理

2016/07/24 13:00

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:弥生 久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

かつての政府という体制が崩れ去り、新たに"生府"が人々を統治する世界。人間ひとりひとりを社会のリソースとして扱い、自分と他人を慈しむことが社会的規範とされ、高度に発達した医療技術によってあらゆる病気が駆逐されたユートピア。
そんな世界に倦んだ三人の少女は、自ら死ぬことを試みる。
十三年後、死ねなかった少女霧慧トァンはユートピア崩壊の混乱のなか、かつて死んだはずの少女の影を追っていた──
ゼロ年代日本SF屈指の傑作。星雲賞日本長編部門・「ベストSF2009」第1位・日本SF大賞の三冠に輝き、さらに英語版はSFの本場アメリカでフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した。また、デビュー作『虐殺器官』でSF界に激震を及ぼし、そのわずか二年後に三四歳の若さで夭折した著者の遺作でもある。
この作品は未来を遠く隔絶された地として語るのではなく、「現在から地続き」の場として、冷徹な論理と豊かな想像力で描いている。意識とは、人間とは何かを問う重厚なSFでありながら、極上のエンターテイメントでもある『ハーモニー』は、その論理と想像力をもって私たちの思考と意識の根幹を揺さぶってくれる。
死してなお、いまを生きる私たちの世界に影響を及ぼし続ける伊藤計劃。早世が惜しまれる作家だ。

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紙の本

実現しそうな近未来を描いた傑作

2017/01/21 14:59

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作品「ハーモニー」は実在しそうな近未来を描いたSF小説だと思います。
特に、生府という医療合意共同体やWatchMeという恒常的体内監視システム(またはその役割を担うナノマシンの総称)は本当に未来に存在しているかもしれないと思いました。
このように作品の舞台がリアルな近未来に設定されているからこそ、ラスト(ネタバレになるので言えません)にはリアリティが感じられるし、恐怖が感じられます。

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紙の本

医療とは、いのちとは、わたしとは。

2016/10/14 17:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

いろんなことを考えさせられるSF小説です。
いのちって?わたしって?医療って?
アニメ映画化される前に読んで、また映画見てまた読んで。
何度読んでもいろんなことを考えさせられます。
そして主人公のトァンと友人ミァハの友情や、
人としての「わたし」という意識…。
読んで後悔のない、SF小説!
伊藤計劃初めての人にもオススメです!

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紙の本

少し難解

2016/01/04 23:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

周りから与えられたものを甘受するのか、それとも無謀に贖うのか。
若さゆえの無知、その裏返しにある洞察力。
自分の可能性や、将来の為に何か戦いを始めるという、青臭さ・・・
アラフィフの親父には少し眩しくもうらやましいように感じた。
SFではあるが、青春小説のような感慨もある小説でした。

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紙の本

CMで

2015/12/17 08:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miina - この投稿者のレビュー一覧を見る

去年の秋ごろに映画化、というCMを見て
どうしても気になって買いました。
登場人物の名前が特徴てきで
そして文の書かれ方も特徴てきで
そういうところを含め、すきです。
これが、完結した物語の最後、ということは
ほんとうに悲しかったです

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紙の本

ユートピア

2015/11/26 20:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

健康な肉体と健全な精神が、人類にとって最も価値のある資源とされる世界で、人々はWatchMeと呼ばれる人体監視システムを体内に注入し、常に人が健康体に保たれ、タバコやアルコールのような肉体を傷つけるようなものは犯罪。精神に害をなすような残虐な映像や書物はフィルターにかけられる。行き過ぎた思いやりに「真綿で優しく首を絞められるような」息苦しさのある世界。
 <大災禍>と呼ばれる世界的な混乱の後に築かれた、WatchMeを中心とした極限の一歩手前まで針の振れた管理社会が見事に描写されています。そしてそれをさらに一歩進めると・・・・・。
 ディストピアものの傑作の一つではないでしょうか。

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紙の本

とても楽しかったです。

2015/08/15 00:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽろぽろろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本を手に取ったきっかけはアニメ映画が製作されているというニュースから、伊藤計劃さんというお名前と経歴を知り、そのおひとに興味をもったことでした。
 『ハーモニー』は『虐殺器官』を読んでいる途中に購入しました。私にとっては文章が賢すぎて、単語の意味を調べるため辞書をひきひき、またどこを読んでいるかわからなくなり数ページもどったりしながら読みました。しかしある部分から、社会における自分の位置やしごとについて考えることになりました。ほぼ初めてのSF小説で、こんな体験をできるなんて思ってもみなかったので驚きました。とっても楽しめました。とりあえず友人にすすめたいです。

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紙の本

重いテーマ

2023/05/12 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

書かれてあるテーマは近未来のユートピアorディストピアのお話である。人間の多くの病気が克服される代わりに、人間の意識 思考そのものが無くなってしまう、奪われてしまう、そのような社会は? 現在AI ChatGPTで医療を伴わない形で思考の外部化が実現しようとしているが。
小説としての出来はhtmlっぽい構文を散りばめたりしてやや衒いが鼻につくところはあるが、独特の味わいがある。
作者が死の床でこの作品を書いたという事実に打ちのめされる思いがする。

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紙の本

幸せな社会とは

2020/06/28 13:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分が住みたいのはどんな社会なのだろうか。
そんなことを考えさせられた一冊であった。

ラッセルの幸福論を読んだときに感じた違和感を、この本を読んだことではっきりと言葉にすることができるようになった。
人間が理性的な存在であるとし、そのような人間が最も幸福であるような世界、それは、無味乾燥とした、味気なくつまらないものになるのではないか。
人間が感情的になるからこそ、未来予測ができず、この世界は興味深いものであり続けるのではないか。

とにかく、色々なことを考えさせられた。

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紙の本

かつて死に惹かれた3人の同級生

2022/10/01 12:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

その13年後の再会から人類滅亡の危機までがスリリングです。コンピューターに支配された近未来と、協調性を求める現実の世界との類似も何とも不気味ですね。

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紙の本

非常にもったいない作品(ややネタバレあり)

2015/11/24 20:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

個々人の体内に埋め込まれた医療デバイスが個々人の健康状態を常にモニターし、病気をいち早く発見してくれる理想社会。ただ、個々人のほぼすべての情報は公開・共有され、酒やタバコはもとよりカフェインですら不健全とされる「理想社会」。
 そんな「健全」な世界において、その維持・管理の先兵たる螺旋監察官たる主人公は、同時多発自殺の謎を追っていく。

 おぞましさすら感じる理想の未来と名状し難い結末は、医療の行き着く先や自我の価値というものに刺激的な問題意識を提起してくれます。
 文章が平易で作品がコンパクトなのも好印象。
 「エヴァンゲリオン」や「攻殻機動隊」が好きな方はドはまりするに違いありません。

 ただ黒幕の行動に一貫性も魅力も感じられず、そんな黒幕に翻弄される世界に重みも厚みも感じられないのはやや残念です。
 何より「自由裁量のあるエリートが主人公、謎の黒幕を追って世界を旅して、最終的に黒幕を倒すも、その黒幕の意図は達成され、世界は大きく変貌していく」というように、前作「虐殺器官」とほぼプロットが同じなのはどうなんでしょう。 前作との対比に意味を持たせたかったのなら仕方ありませんが、それには成功しているように思えませんし。
 その意味で非常にもったいない作品であると思いました。

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紙の本

息苦しい理想郷

2015/11/17 23:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

〈大災禍〉の反動として築かれた生命至上主義を掲げる超高度な福祉厚生社会。不健康・不健全なものがほぼ全て駆逐された極端なまでの慈愛と倫理に満ちた世界は確かに息苦しさを覚える。人が意識を捨てて調和の取れた社会が実現するという結末にも考えさせられる。人が進化の過程で得た心理的形質たる意識はときに暴力性を発揮し、理想を突き詰めた社会に馴染めぬ者には自殺を選ばせる。その意識を排した世界は確かに平和だが生理的な嫌悪感を感じる。だがその悩みすらも消えているのだ。なんだかうまく消化しきれずモヤモヤする。

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紙の本

一度では難しい

2022/02/10 16:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

おそらく何回か読めばすごーく響く本だと思います。でも私は正直一度読んだだけでは、この本の良さがおそらく分かっていません。核戦争で世界が崩壊した後の世界を描いたSF小説。個人の健康は体内にインストールされたWatch meというシステムで監視され、癌などもできた瞬間に排除してもらえる超健康社会。個人情報ら全てオープン。人が人に近づくと相手の情報がわかる。『昔は個人情報は出さない時代。そんなん怖くない?だってどんな人かわからないんだよ。』と言った本の中の人物の発言に妙に納得。いつかこんな時代が本当にくるのかも。でも自分の生きてる間はきてほしくないなぁと、どこか心の片隅でホッと勝手に安心しながら読みました。

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2014/08/22 16:50

投稿元:ブクログ

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2014/08/25 23:31

投稿元:ブクログ

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