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紙の本
「私小説」を読む (講談社文芸文庫)
著者 蓮實 重彦 (著)
「読むこと」の深みと凄味を示す、文芸批評の名著。志賀直哉、藤枝静男、安岡章太郎という、伝統的日本文学の一ジャンルの系譜に連なる3作家を、既存の私小説の枠組から離れて論じる...
「私小説」を読む (講談社文芸文庫)
「私小説」を読む
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商品説明
「読むこと」の深みと凄味を示す、文芸批評の名著。志賀直哉、藤枝静男、安岡章太郎という、伝統的日本文学の一ジャンルの系譜に連なる3作家を、既存の私小説の枠組から離れて論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
志賀直哉、藤枝静男、安岡章太郎を貫く「私小説」の系譜。だが、著者はここで日本文学の一分野を改めて顕揚したり、再定義を下したりはしない。本書は、我々が無意識・無前提に受け入れている「読みの不自由さ」から離れ、ひたすら、いまここにある言葉を読むこと、「作品」の表層にある言葉の群との戯れを通じ、一瞬ごとの現在を生きようとする試みなのである。「読むこと」の深見と凄みを示す、文芸批評の名著。【商品解説】
目次
- はじめに 読むことに向けて
- 廃棄される偶数 志賀直哉『暗夜行路』を読む
- 藤枝静男論 分岐と彷徨
- 安岡章太郎論 風景と変容
- おわりに
- あとがき
- 著者から読者へ
- 年譜
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