紙の本
言葉でしかできない表現。
2020/03/05 21:39
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投稿者:なまねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
孤独を恐れ、誰かと一緒に生きたいのに、それも怖くて独りでいたい。
時々はさみしくて、死にたくなったり、消えてしまいたくなったりする。
それでもやっぱり、誰かを愛したり、愛されることを願って、今日一日を生き延びる。
そういう、どこにでもいる、でもこの世にたった一人しかいない人が書いた詩集だと思った。
詩というのは読む人を選ぶジャンルだという気がするが、まずは読んでみないと始まらない。
余談だが、ペンネームについて思ったこと。
死のフタをはずしたらタヒ。
紙の本
愛情表明
2018/05/04 20:30
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死ね」って言葉がよく出てくるけど、「あなたのことが大好き」「死ぬな、生きろ」みたいな気持ちが詰まった本だと思う。テンションが少し変な夜中のラブレターみたいで、読むのが恥ずかしかった。
紙の本
死んでしまう
2017/07/04 12:29
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投稿者:にそにそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最果タヒの詩を初めて読みました。言葉だけでこんなふうな表現ができるのか、と驚きました。自分もこの詩のような感性で世界を見てみたくなった。
紙の本
死んでしまう系のぼくらに
2020/03/01 21:54
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投稿者:4mh - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかるけど、わからない。それがちょうどよかったです。本当に読むときどきで受け取り方が違ってくると思いました。
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タイトルにある〝死んでしまう系〟ってなんでしょう?
だれだって死はまぬがれないのですから、
そういった意味ではみんな
〝死んでしまう系〟に属しそうですが。
もしかすると
常に死を意識しているひとのことなのかもしれませんね。
やさしさのなかに棘があって、
いえ、むしろ棘の中に
やさしさが潜んでいるといった方が良いかもしれませんが、
〝死〟という言葉も、
漢字で表現されていたり平仮名だったりして、
その意味するところを読み取ろうと思うのですが、
普段使いの言葉の連なりのリズムがあまりに心地良いので、
深刻なこともさらりと受け入れて読み進めてしまいます。
軽々しく死を口にしてはいけません
なんていうひともいるけど、
そもそも死は生と一対のものですよね。
生まれて生きなければ死ぬこともないし、
生まれてしまったら死は避けられません。
そして、死ぬことが避けられないように、
生きることも避けて通ることはできません。
死は忌み嫌うものなんかじゃないと思います。
死ぬことより生きることの方が、
ずっと辛くて苦しいのですから。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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恋がぼくを殺しにきました。うつくしい風が、ほほを撫でる。(「ライブハウスの詩」より) 鋭利かつ叙情的な言葉で剝き出しの感情と誰もが抱える孤独を浮き彫りにする、書き下ろしを含む44篇を収録。
共感できるには,年を取りすぎているのだろうか。
そんな気持ちで読んだ。
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あなたの言葉がそこにあるのだと。
いいなあ、いろんな面でそう思う。
タヒさんはそんなこと言いたいのかどうかもわからないけれど、俺にはさ、正しさなんてないし、あなたが感じている世界は一つしかないし、それを言葉にするならば、それはあなたの言葉でしかないし、なんか、正しいとかそんなことどうでも良いから、自分の感じているように、言葉を使えばそれで良いじゃん、って言ってるような気がする。
それ見て俺は感染しているだけだ
自分自身であればいいんだと。たぶん詩人はいつだって、ロックンロールを言葉にしているんじゃねーのって。
思うんですよ。
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思ったよりだいぶ死んでしまう系だった。
雑誌や新聞で見かけていて、詩集を読んでみたいなと思って購入。
鋭くて死が近くて、残酷でやさしくて、人を好きであることに切実。いまより10歳くらい若かったら、もっと好きだったかも。「恋文」が印象的でした。
愛や死が深く関わる某ゲームが思い浮かび、当てはめて読んでたら泣きそうになった。
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2017/4/5読了。
退廃的な詩が並び、私には理解できない事も沢山…
彼女の感性の理解、難しいです。
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これは。
すごく気になるな。
同い年なのもあるのかもしれないけど、なんとなくわかる感覚が。
他のも読みたくなる。何度も読みたくなる。
初出がネットなのがたくさんあって、ああ時代だなと感じた。(tumblrフォローしました)
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「わたしをすきなひとが、わたしに関係のないところで、わたしのことをすきなまんまで、わたし以外のだれかにしあわせにしてもらえたらいいのに。わたしのことをすきなまんまで。」
『わたしはすべてを忘れ、すべてを知って、眠るの
寝顔が可愛いのは少し死んでいるからよ、
そうだれかが隣で囁いている』
『生きているか、死んでいるか。たいして変わりはありません。変わるのは、わたしが土に帰り、家が崩れ、緑だけが残されたとき。二千年後。』
『私達のこのセンチメンタルな痛みが、疼きが、どうかただの性欲だなんて呼ばれませんように。』
『軽蔑こそが、私達の栄養。』
『70億人ふえたって、だれとも肩すらふれあわないから、大勢が死んだニュースに涙すらこぼれない。』
『私たちが支配したいのは他人の興奮だなんて、どうしてみんな知っているの。』
『美しい人がいると、ぼくが汚く見えるから、きみにも汚れてほしいと思う感情が、恋だとききました』
『意味付けるための、名付けるための、言葉を捨てて、無意味で、明瞭ではなく、それでも、その人だけの、その人から生まれた言葉があれば。踊れなくても、歌えなくても、絵が描けなくても、そのまま、ありのまま、伝えられる感情がある。言葉が想像以上に自由で、そして不自由な人のためにあることを、伝えたかった。私の言葉なんて、知らなくてもいいから、あなたの言葉があなたの中にあることを、知ってほしかった。』
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詩集でしたね、「ブラジャーの詩」がすきだったな~~。
なんていうか、自分の好きな人が自分を好きなままで、だけど自分のずっとずっと遠くで他の誰かとただ生きてそしてしんでしまってほしい、みたいなタイプの愛情?願望?が滲み出てるなあ、と。
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ネットで見かけて気になっていたので手に取った。これは凄い!ことば、表現のひとつひとつが心にグサグサ刺さる。眠らせていたものを無理やり起こされるような。
あとがきにも感銘を受けた。私にも言葉で何かを表現したい、と思わせてくれる一冊だった。
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死と隣り合わせの、日常。
美しさも醜さも、誰かを愛する気持ちも
永遠なんて、と、思わせて
永遠が欲しい。
矛盾しているようで、してないないようで。
それも死と隣り合わせの、日常。
すばらしい一冊。
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20190623 よく分からなかった。一緒に手を繋いで歩いてると思ってたら自分だけ崖から落ちてたみたいな気分になる。