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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/01
  • 出版社: 作品社
  • サイズ:20cm/333p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86182-500-2

紙の本

ストーナー

著者 ジョン・ウィリアムズ (著),東江 一紀 (訳)

半世紀前に刊行された小説が、いま、世界中に静かな熱狂を巻き起こしている。名翻訳家が命を賭して最期に訳した、“完璧に美しい小説”。【「BOOK」データベースの商品解説】スト...

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ストーナー

税込 2,860 26pt

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商品説明

半世紀前に刊行された小説が、いま、世界中に静かな熱狂を巻き起こしている。名翻訳家が命を賭して最期に訳した、“完璧に美しい小説”。【「BOOK」データベースの商品解説】

ストーナーは、数々の苦難に見舞われつつも、運命をつねに静かに受け入れ、かぎられた条件のもとで可能なかぎりのことをして、黙々と働き、生きてゆく−。生きづらさを抱えた不器用な男の日常を温かなまなざしで描く長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ジョン・ウィリアムズ

略歴
〈ジョン・ウィリアムズ〉1922〜94年。テキサス州生まれ。第二次世界大戦中米国陸軍航空軍で任務につく。ミズーリ大学で博士号取得。デンヴァー大学で30年に渡り文学と文章技法の指導にあたる。全米図書賞受賞。

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紙の本

文章に気品があり、燃え立つ情感が知性の冷ややかさと明晰さという外皮をまとっている

2014/12/22 17:40

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

いい小説だ。読み終わって本を置いた後、じんわりと感動が胸のうちに高まってくる。一人の男が自分というものを理解し、折り合いをつけて死んでゆくまでの、身内をふくめる他者、そして世間との葛藤を、おしつけがましさのない抑制された筆致で、淡々と、しかし熱く語っている。「文章に気品があり、燃え立つ情感が知性の冷ややかさと明晰さという外皮をまとっていた」というのは、作中で主人公がかつて愛した女性の著書を評した言葉だが、そのまま本書を評したものともいえる。

読む人によって、それぞれ異なる主題が見つかるだろう。主人公は大学で主に英文学を教える助教授である。そこからは、大学というアカデミックな場において繰り広げられる身も蓋もない学内政治の暴露が、また、師が弟子の資質を発見し、己があとを託すという主題が見える。さらには、シェイクスピアの十四行詩と『リア王』が全篇にわたって朗々とした音吐を響かせていることも発見するだろう。

男と女が夫と妻となったが故にはじまる家庭内での葛藤を主題とした小説でもある。自分を見失った中年男が理想を共にする歳若い女性との秘められた情事のなかで再び自分を回復していくという、些細ではあるが忘れることのできない挿話もある。自分以上に自分を知る友との出会いと別れ。また、その反対に、故知れぬ悪意を抱く競争相手との熾烈な闘争、とよくもまあこれだけの主題を逸脱することなく、一筋の流れの中にはめ込むことができたものだと、その構成力に驚く。

忘れてならないのは、戦争という主題である。主人公が大学で教鞭をとるのは二つの大戦期である。戦争に行くことに価値があり、忌避は認められていても誉められる態度ではなかった。優れた素質を持ちながら、主人公が終生助教授の地位にとどまるのは、戦争との関連を抜きにしては語れない。主人公の中にあって、自らは知らない教師としての素質を見抜いた師が迷う弟子に言い聞かす言葉がある。「きみは、自分が何者であるか、何になる道を選んだかを、そして自分のしていることの重要性を、思い出さなくてはならん。人類の営みの中には、武力によるものではない戦争もあり、敗北も勝利もあって、それは歴史書には記録されない」というものだ。教育に携わる人なら肝に銘じたい言葉である。

注目すべきは人物。たとえば同僚のマスターズ。大学は自分たち、世間に出たらやっていけない半端者のために作られた避難所で、ストーナーは世間に現実とは違う姿を、ありうべからざる姿を期待している夢想家にしてドン・キホーテだ。「世間に抗うべくもない。きみは噛みしだかれ、唾とともに吐き出されて、何がいけなかったのかと自問しながら、地べたに横たわることになるだろう」という予言めいた言葉を残し、戦死してしまう。

そのマスターズの陰画が他校から赴任してきたローマックス。頭脳明晰で弁が立ち、傲岸不遜。二枚目役者の顔を持ちながら背中に瘤を負い、脚を引き摺る小男というディケンズの小説にでも出てきそうな人物。この男がストーナーを目の敵にして生涯立ち塞がる。その嫌がらせの度合いが半端でない。ところが、世間ではこうした男に人気が集まり、出世も早い。弁証法的な役割を果たし、小説をヒートアップさせる名敵役だ。

シェイクスピアを蔵する英文学は恵まれている。ストーナーは大学では善良なエドガーを、家庭では、書斎から放り出され、居場所を探して放浪するリア王の役を演じる。「トムは寒いぞ」の科白ひとつで嵐の中を流離う老人の姿が眼前によみがえる。五十年という歳月を経て、再びこの小説が陽の目を見ることができたことが何よりうれしい。

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紙の本

死ぬ前に読み返したい一冊

2015/01/28 13:07

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る

平凡なの男の平凡な生涯が淡々と描かれているだけなのに、この小説にこんなにも惹き付けられてしまうのは何故だろう。共感か同情か、あるいはそのとりたてて書き立てるべき事のない人生への憧憬からなのか。喜びも悲しみも、胸焦がす恋も骨肉を削る争いさえも静かに受け入れ、そっと心の中にしまい込むようなストーナーの生き方に、どこか救われたような、それでいて突き放されたような安らぎと寂寥感を覚えてしまうのだ。読み手の感情に大きな波紋を立てるような作品ではないけれど、ひっそりと心のどこかに息づいてしまう、そんな穏やかな作品。海外文学としては非常に読み易く、翻訳物に抵抗がある人にもお勧め出来る。

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紙の本

とても端正な小説。文学とはこういうことか、と示してくれる作品。

2018/05/06 06:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ストーナー』、この本を読むことにはためらいがあった。
躊躇というか、葛藤というか。「読みたいのだが!、読んでしまうのはいかがなものか・・・」的な気持ちというか。
何故かといえば、これが翻訳家東江一紀の最期の作品だからである(しかも最後の1ページを前に力尽きたということを聞いていたので)。読んでしまったら、その事実を受け入れるしかなくなる。でも、最後になるであろうと選んだ仕事を見届けたい。そんな、背反する気持ちにずっと揺り動かされてきた。

物語は、のちに大学で英文学を教えることになるウィリアム・ストーナーの、地味でありつつも波乱に満ちた人生を描いたものである。
とても端正な小説だった。
事実を淡々と積み上げていくだけの話のようにも見えるのに、そして主人公のストーナー自身が比較的感情の動きに乏しい(そういうことに自分でなかなか気づかない)人なので、「えっ、そんなすごいことをそんなさらっと書いて終わり?!」と読者のほうが驚愕する。私自身も感情のアップダウンがそんなに大きくない人間だと思っていたのだけれど、ストーナーには負ける。
とても静かなのに、穏やかな状況を望みながらそれを得られないストーナーの日々の生活に忍び寄る、次に何が起こるかわからない予感に満ちたスリリングな作品で・・・続きを読むのがやめられない。
なんといったらいいのだろう、ストーナーは人生というものがままならないことを最初から本能的に知っていて、それにあらがうことをあきらめているというか、あきらめとともに受け入れているというか、諦観の人なのだ。けれど完全に悟りを開いているわけではなく、やっぱり思い悩むし、不意に訪れた幸福におののいたりする。あるがままを受け入れているからこそ、奇跡のような時間をとても大切な記憶として慈しみ、その輝きをずっと忘れずにいられる。理不尽な出来事がいくつも彼のまわりで起こるけれど、その輝きの価値を知るが故に、彼は幸福だったのではないか。
アメリカ人が書いたものなのに、アメリカでは最初あまり売れず、ヨーロッパで翻訳されて大ヒット、というのも納得。舞台はアメリカなんだけれど、読んでいてイギリスのような気持ちになっていたから。はっきり自分の感情を言葉にしない、ピンチに対して明確な反撃をしないストーナーのキャラクターはあまりアメリカ人的ではないけど、逆に日本人には共感しやすいような気がする。
そんなわけでそれほど長くない小説なのだけれど、一行たりとも読み飛ばせない、何故そこにその言葉が置かれたのかを考えながら読むことになったので、通勤往復3日+自宅で少し分の時間が(これを読んでいる間は他の本が読めなかった)。そして電車の中でぼろぼろと涙をこぼすことになってしまった。
イアン・マキューアンやジュリアン・バーンズがこの本をものすごく褒めているが、それだけでは私はこの本を手に取ることはなかっただろう。やはり、「東江さんが訳した」からだ。
校正を担当したお弟子さんによる<訳者あとがきに代えて>を読んで、また違う涙がにじみそうになる。
東江さんが新しく訳してくれる本はもうない。でも、これからもそんな人に出会えるかもしれない可能性はゼロではない。そして東江さんが育てた、東江さんに影響を受けた翻訳者はたくさんいる。それはストーナーが生涯教師として生きたことと重なるし、私も読者としてまた「よき師」に出会えた生徒である、ということかもしれない。
読んでよかった、と思う。でも今だからそう思って受け入れられたのかもしれない、とも感じる。
やはり私には、時間が必要だったのです。

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紙の本

手元に置いておきたい本。

2015/09/27 21:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オサム - この投稿者のレビュー一覧を見る

買って良かった。
手元において折に触れ読み返したい本。
毎朝、早起きをして一章づつゆっくり読む。
とても贅沢な時間を過ごした。
この小説の存在が、これからの自分を支えてくれる。

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紙の本

生き方が下手な人

2019/01/28 17:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーナーというタイトルは、主人公のミズーリ大学助教授の名前からきている。アメリカの小説というと、何か派手な展開を期待しがちなのだが最近読んでいるオースター、ブコウスキイ、ストラウトなんかは日本の純文学と変わらなく地味である。この本の主人公、ストーナーも地味な人でその上、生き方が下手な人なので損をしている。ある事件で睨まれて以来、うだつの上がらない助教授から抜け出せない。作品を通して考えるととても悲しいお話なのだが、私には楽しい作品に感じられた。ストーナー自身もその人生に悔いはなかったと思う。妻の選び方が少々杜撰だったことを除けば。

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紙の本

これは私の物語だ…

2016/10/24 21:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さもさも - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある英文学教師の半生を描いた物語。20世紀の初め、アメリカ・ミズーリ大学に入学した農家出身のストーナーは、ある講義に刺激されて英文学の道を進むことになる…艱難辛苦にあふれた人生を送った彼は、幸せだったか?様々な捉え方ができそうな小説。そして、読み進めるうちに、自分のことが書かれているような気がしてくる。

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2015/01/21 21:32

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2016/11/07 08:52

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2020/05/02 23:19

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2018/12/23 19:02

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2017/06/01 12:37

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2015/07/08 18:29

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2015/02/20 11:59

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