紙の本
節目節目に読んでいます
2021/02/26 17:47
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人材育成に携わっています。
節目節目に読むことで、振り返ったり、自身の今のあり方を見つめ直しています。
人それぞれの力を引き出すためのヒントが、様々な人の視点から書かれています。
自分がどうあるかによって、場も変化していく。教育に携わる人も、会社で部下を育てる立場の人にとっても、大切なテーマなのではないでしょうか。
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とてもていねいで読みやすい西村さんの本をもう1冊読んでみました。今回は「かかわり方のまなび方」。日々コミュニケーションをする中で誰かと関わっているその関わり方について、よく考えていて参考になる箇所は多かったです。印象に残ったのは最後の土壌シードバンクの話。どんな土でも環境が整えば芽を出す。それと同じことは人間でも起こりうるかもしれないのだから、もっと自分の誰かへの関わり方も工夫できる余地はあるんじゃなかろうか。主にグループの中でのあり方が問われていますが、そこを伸ばしていけるならできることはもっと広がっていくんだろうなと思いました。オススメの一冊。
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対人関与の技法や姿勢をめぐる探訪報告書、とのこと。
本屋さんでふと手に取り、西原由記子さんのインタビューから始まることに興味を持ち、思わず購入。
人とかかわることについて、丁寧に、丁寧に、考察されています。
ファシリテーション、ワークショップ、カウンセリング、エンカウンター、教育、というキーワードに関心のある方であれば、きっとどこかで目にされたことのある方のお名前が、次から次へと挙がってきます。個人的にはロジャースや、べてるの家のことも出てきてびっくりしました。
私自身、ビジネス系(とあえて表現しちゃいますが、かなり繊細な)ファシリテーションとメンタルヘルス系のファシリテーショを、ほぼ同じ時期から別々の場所で学び始め、両者の重なりと違うところを延々とひとり頭の中で比較検討してきたのですが、その「落とし所」と本書の中で出会えたような気がします。
「技法」と「あり方(姿勢)」の関係についての考察の部分も大変興味深く、このタイミングで読めたのはよかったです。
「自分はなぜこの場にいるのか」を常に意識して胸に持ち、目の前にいるひとりひとりを尊重し、誠実に向き合っていくことが大切なのだと改めて思いました。
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ワークショップとかファシリテーションって、今でこそ何となくみんなが知ってるから言葉として使ってるし、自分でもやってみたりしている、でも、これってほんとにできてるのかな?やりかたあってるのかな?そもそもこういうもんなの?みたいに思っていました。
西村さんはそのあたりをしっかり考えたかったんだなと思いました。
「べてるの家」向谷地さんの解説も、よかった。常に「自分」であること、そうしてしっかりちゃんと自分である状態で他の人と関わる事が大事なんだなと思わされた。
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溢れ出すシーンにもっと出会えると豊かな人生になりそうだう。よく見ること、きちんと関わることがまだまだ甘いなと感じる。
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出来るだけ他人とかかわりたくない、1人で完結させたい…と、昔は常に考えていた。そんなこと出来るわけ無いのに。
出来るわけないのに、ということはわかったが、本質が変わっていないので日々苦労の海を泳いでいる。そんな僕が「かかわり方のまなび」が出来るだろうか。
冒頭(まえがきの前で)いきなり、自殺防止センターで、自殺志願者の意志を尊重する、という話が出てくる。決断を認めるという共同作業。
ワークショップのファシリテートについてページが多く割かれている。こんな僕だがワークショップのファシリテートをして、げんなりした経験もある。
「コミュニケーションが取れる気がしない」のが、違和感やあきらめの理由であるという。そうだ。僕が感じている孤独志向は、この違和感に負けっぱなしだからだ。
その場所にずっととどまっていれば、違和感は消えないから、ことと次第によっては、そこから動かなければならない。
本書は、ファシリテーションの現場にいる多くの人達への聞き書である。直接の技術的に学べるところもたくさんある。ファシリテーターたちは、プロセスを重視するのだという。
それでも、かかわりたくない、という気持ちが底辺からなかなか消えないが、これは関わりたい気持ちの裏返しだと思おう。
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脚注部分の段組みもあり、文庫本で文字が小さくて、少し読みづらかった。けれど、それを乗り越えて読む価値のある本だったと思う。ここで言うファシリテーションは、小手先の技術じゃなくて、人として人とのかかわり方なんだ、といういろいろな考察に腹落ちした。あ~、だからかぁ…って。
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”ワークショップとは本人が自分の「何か」に取り組む場所であり、指示されたものをその通りにつくることが託されるファクトリーとは違うはずだ。”(p.210)
自分についてはもちろん、気をつけたいのは他人に対してここを誤らないようにしなくてはならない。
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ワークショップやファシリテーションの概念をどう捉えるか。その道の実践家や研究者に尋ねたインタビュー記事を収録。それぞれが何を意図して場を作り人に関わるか。そこには人間観や学習観,知識観が反映されているようだ。極めて構造化され制度化され,それがゆえに権威構造も持つ場とその場における権威を持つ者と持たざる者でおこなわれる営みと対極(あるいはいろいろなレベル)にある場で営むことに価値を見いだしていることは従来型のものに不足を感じているのだろう。ある種の相互依存性がある気もする。
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「働き方研究家」西村氏のはたらき方研究報告書第3弾。魅力的なワークショップやファシリテーションの世界で輝く15人との対話を通して、「あり方」「かかわり方」の考察と見解を提示する。良くありたいと思いながら悶々としている人に差し出したい1冊。
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今回の内容はまだ自分には理解できない段階の話であると感じてしまった。リーダーシップとは違う周りの人の関係性を築くファシリテーターという役割には深い関心を持った。
MTなど大勢の意見を聞くときにはみんなの意見をそのまま活かせるようなたちまわりをしていきたいと思う。
しかし読むのが苦痛で途中でやめてしまった。まだ自分には身近なこととして受け止めきれないんだろう。
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人とかかわる『姿勢』について、様々な人の言葉を通して、様々な角度から書かれています。
最後に、パーソンセンタードアプローチの話があるのですが、「共感」「無条件の肯定的尊重」「自己一致」という3つの要素は、この本の内容を端的に表していると思います。
この3要素は、人と関わる上で普遍的に重要だと確信しています。
”「人はある条件が揃いさえすれば、自分が進む道筋を自分自身で見つけ出していく能力をもっている」ことを確信していった。目の前で話に耳を傾ける人に「共感」「無条件の肯定的尊重」「自己一致」の三条件があれば。”(312Pより)
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請求記号 B361.4-ニシ(文庫)
資料番号 300448784
新潟医療福祉大学図書館 蔵書検索(OPAC)
https://library.nuhw.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=1000087266&opkey=B158834268029347&start=1&totalnum=35&listnum=17&place=&list_disp=50&list_sort=6&fc_val=datatype%23%40%2310&cmode=0&chk_st=0&check=00000000000000000000000000000000000
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一緒に働く人の仕事に興味を持つことは、いかに自分が主体性を持って仕事をしているかによるのではないか。
個々がメンバーとなり、グループになり、さらに困難や葛藤を共有していくと、有機的なつながりを持つ「仲間」になってゆく(文中より)。そんな仕事をしたいと切に思わせる本。
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在ること、を見つめ直す。小手先のスキルではなく、単なる模倣でもない。とにかく謙虚であろう。直面した事実をもとに語ろう。