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紙の本
プシュケの涙 (講談社文庫)
著者 柴村 仁 (著)
夏休み、女子生徒が校舎から転落死した。自殺として葬られようとしたとき、目撃者たちに真相を問い詰めたのは、少女と同じ美術部の男子・由良だった…。平凡な日常が非日常に変わる瞬...
プシュケの涙 (講談社文庫)
プシュケの涙
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商品説明
夏休み、女子生徒が校舎から転落死した。自殺として葬られようとしたとき、目撃者たちに真相を問い詰めたのは、少女と同じ美術部の男子・由良だった…。平凡な日常が非日常に変わる瞬間を描く青春ミステリ。由良シリーズ。〔メディアワークス文庫 2010年刊の改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
夏休み、補習中の教室の窓の外を女子生徒が落下していった。自殺として少女の死がひそかに葬られようとしていたとき、目撃者の男子に真相を問い詰めたのは少女と同じ美術部の由良だった。絵を描きかけのまま死ぬはずがない。平凡な高校生たちの日常が非日常に変わる瞬間を鮮烈に描いた、青春ミステリーの傑作。
夏休み、補習中の教室の外を女子生徒が落下していった。上の四階からの飛び降り自殺として少女・吉野の死が静かに葬り去られようとしていたとき、目撃者の男子・榎戸川と旭に真相を問い詰めたのは少女と同じ美術部の男子・由良彼方だった。登校拒否で授業に出ていなかった吉野は、ひそかに美術部に蝶の絵を描きに来ていたのだ。絵を描きかけのままで死ぬはずがない……やはり二人は彼女の死の真相を知っていた。彼女は自殺ではなかったのだ。少女が迎えた悲劇は自殺より更に残酷で無情だった。平凡な高校生たちの日常が非日常に変わり人間模様が陰影を織りなす瞬間を、デリケートな筆致で綴る青春ミステリ-。【商品解説】
著者紹介
柴村 仁
- 略歴
- 第10回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞し、受賞作の『我が家のお稲荷さま。』(電撃文庫)でデビュー。本作はシリーズとなりアニメ化される。
著書には『プシュケの涙』などの由良シリーズ(『プシュケの涙』はメディアワークス文庫から、今回講談社文庫に移行)。シリーズ新作は『ノクチルカ笑う』(講談社文庫)。著書には『おーい! キソ会長』シリーズ(徳間文庫)、『オコノギくんは人魚ですので』シリーズ(メディアワークス文庫)、講談社BOXの市シリーズ、『夜宵』(のち講談社文庫)『宵鳴』などがある。
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紙の本
切ない話
2015/12/21 17:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子生徒が校舎で飛び降り自殺した事件の真相を探す話と、その事件の一年前の話がある本でした。後半死んだ少女が主人公の話を読み終えて切なくなりました。
紙の本
不思議な読後感
2015/08/08 23:57
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papapage-no - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品の特徴は、やはりその構成にあると思う。大きく分けて二つに分かれたその内容は、否応なく読むものの心をざわつかせる。私はこの作品を読む度に、頼りない足場から眼下に広がる蒼穹を覗き込んでいる心地になってしまう。
紙の本
モルフォ蝶、燦爛。
2016/04/29 19:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
柴村氏の作品は「第一印象はドクズなんだが読み進めていくと最初に出てきた人物よりも感情移入できる青年」が良く出てくる気がする。
それが、話に奥行きを与えているように感じられる。
もう一人の「彼方」の父親も、違う視点で見ればただのクズではないのかな…とか。
電子書籍
後日譚はアウトローへ進んだ非日常
2019/01/27 21:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台はそこそこ名の知られた進学校、そこで数学でつまづきつつある学生達。
夏休みの補習中、唐突に校舎で起きた女子生徒の自殺。
自殺ではないと直感した由良が犯人を追い込んでいく。
きっかけは、試験問題を盗み見たなどと「割りとどうでも良い」ことに咎を覚えた暴走だった。
展開も遅く大筋では凡庸、特段みるべきところもない、やや中途半端な仕上がりではある。
平凡な学生生活と高校卒業の日常を捨て去り、アウトローに成り下がった二人はこの先どんな道を進むのか。
肝心なそこが描かれておらず、作者の限界も感じさせる。