紙の本
SF作家の読み切り傑作8編を収めたアンソロジーです!
2020/06/19 11:10
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国のSF作家たちの傑作で、どれも読み切りの8編を収録した絶対に面白いアンソロジーです。同書には、宮部みゆき氏の「戦闘員」、月村了衛氏の「機龍警察 化生」、藤井太洋氏の「ノー・パラドクス」、宮内悠介氏の「スペース珊瑚礁」、野崎まど氏の「第五の地平」、酉島伝法氏の「奏で手のヌフレツン」、長谷敏司氏の「バベル」、円城塔氏の「Φ(ファイ)」が収められ、読者はワクワクドキドキで読み進められます。どれも読者を魅了してくれる作品ばかりです。
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豪華なSFアンソロジーです
2015/07/14 22:09
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は大森望さん編集のSFアンソロジー「NOVA」シリーズに続くアンソロジーです。宮部みゆきさんや円城塔さんといった著名な作家さんの作品だけでなく、酉島伝法さんなどの新進気鋭の作家さんの作品も収録されており、非常にコストパフォーマンスの高いアンソロジーといえると思います。
個人的には長谷敏司さんの「バベル」と円城塔さんの「Φ」がとても好きです。この2作品だけでもファンは買う価値あると思いますよ。
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バベルやっと読み終わった感(^-^;
ベテラン、若手のバランスが良くて豪華なアンソロジー。
読んだことのない作家さんの作品も、サクッと読めて
ほんとにお得な一冊だと思います。
仕事終わりの鈍い頭の中にも響いたのは、酉島さんと
長谷さん、円城さん。
静かに文字を追い続けるのが楽しかったです!
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河出文庫から刊行されていたSFアンソロジー『NOVA』(全10巻)の第2期。第1期を1冊も買っていないのに、何故かこれだけ買ってしまったw
収録作家は宮部みゆき、宮内悠介、野崎まど、酉島伝法、円城塔など。
宮部みゆき『戦闘員』は流石ベテランというべきか、収録作の中でも図抜けている。若手作家の中では酉島伝法が良かった。プロット自体はオーソドックスながら、特異な語彙のセンスはここでも健在。
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SFとは元々サイエンスフィクションという意味である。そのため、フィクションを科学を交えて論理的に展開させる話だと思っていた。しかし現在の定義はもっと広いのだろう。そう思わされる話があり、読んでいてSFといっても広いな思った。
機龍警察化生、ノーパラドクス、バベルはおもしろかったので、他のシリーズまたは同じ作者の違う作品を読んでみたいと思った。
スペース珊瑚礁はパラサイトイヴに似ているなと思った。
第五の地平線はロマンあふれるSFだと思った。
Φは独特だった。文章がカッコイイと思った。円城塔の他の作品はいつかは読んでみようと思った。
奏で手のヌフレツンはよく分からない作品だった。あまり好きになれなかった。
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日本SF大賞特別賞を受賞した画期的アンソロジー、復活。完全新作・オール読切。参加者は、円城塔、月村了衛、酉島伝法、野崎まど、長谷敏司、藤井太洋、宮内悠介、宮部みゆきの豪華8人。
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宮部みゆき「戦闘員」★★★★★
月村了衛「機龍警察 化生」★★★★
藤井太洋「ノー・パラドクス」
宮内悠介「スペース珊瑚礁」
野崎まど「第五の地平」
酉島伝法「奏で手のヌフレツン」
長谷敏司「バベル」
円城塔「Φ(ファイ)」
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野崎まど、と来たら読まざるを得ない。チンギス=ハンの宇宙、平行世界SF……ノリはいつもの野崎まど劇場でしたが中身は結構ハードでした。それを読ませる野崎まど凄い。
月村了衛さん、宮内悠介さんはシリーズもので、過去作も読んでいるので可もなく不可もなく。円城塔さんは相変わらず意味分からない(褒め言葉)。宮部みゆきさんはちょっとSFといった感じで相変わらず面白い。
酉島伝法さんは初めてで、ファンタジーが入った世界観でしたが円城塔さんに似た何かを感じました。太陽に足が生えて神話調……圧巻でした。藤井大洋さんも初めてでしたが、こちらは電子SFで、非常に好みでした。
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藤井さん目当てで読み始めたのですが、おもしろかったのは
酉島伝法「奏で手のヌフレツン」と、円城塔「Φ(ファイ)」。
特に酉島伝法さんは初めて読んだのですが、インパクトがすごくて読後にすぐまた読み直してしまった。
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宮部みゆきはどんなジャンル書かせてもうまい。
知っている作家は、宮部みゆきと月村了衛だけでしたが、新しい作家を発掘するという意味でチャレンジ。
中には好みでない作品もあったので★3つだが、一作一作はレベルの高いものだとおもう。あくまで好みの問題。
酉島伝法『奏で手のヌフレツン』が拾いものだった。太陽が大地を練り歩き、その太陽の足になるための修行僧がいる、という世界をファンタジックに描いた作品に圧倒された。
あとは藤井大洋『ノー ・パラドクス』がいかにもSF!な感じでよかったかな。
これらの作家の他の作品に手を出すのは先の話になりそうだが、たまにはアンソロジーもいいなと思える一冊であった。さすが大森望、といったところか。
あとは
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チンギスハンの半生が語られた直後に人類の宇宙進出を描写される方の身にもなってほしい。お腹痛い。
他には宮部みゆきの「戦闘員」、長谷敏司の「バベル」が良かった。
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NOVA 新シリーズだ!
「戦闘員(宮部みゆき)」はそれらしいほんわかムード。さっぱり背景がわからないけど、がんばれ!老人!って感じ。
サイドストーリーの「機竜警察化生(月村了衛)」は期待通りの出来。可もなく不可もなくかな。
「ノー・パラドクス(藤井太洋)」はややこしくてわかんない。じっくり読めば楽しそうなんだがな。オチもなかなかだし。
「スペース珊瑚礁(宮内悠介)」のダブル共生物語は良い味。少しおふざけのオチが微妙。このシリーズ読んでみたいな。
「第五の地平(野崎まど)」はチンギスハーンだって。確かにイラスト入りでわかりやすいのだが、少しおふざけというか内輪ネタっぽいな。
「奏で手のヌフレツン(酉島伝法)」は文章が苦手でパス。
表題作「バベル(長谷敏司)」のストレス予測っておもしろい。けど、淡々としてて、登場人物の役割も希薄感がある。
いつもの通り、「φ(円城塔)」は苦手だな。
ということで、確かに楽しい雰囲気なんだが、唸る作品ってなかった。少し残念。
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長谷敏司さんの「バベル」目当てで手に取りました。
徹底的に書くスタイルが大好きです。
そして読了後に色々と考えさせられてしまう所も。
これまで読んだものの中では
比較的ポジティブな気がします。安心して読めました(笑)
宮部みゆきさんの「戦闘員」…寄稿にあたってのエピソードが有ってこそ読める作品でした。宮部みゆきの名前が無ければ「え?終わり?」的な…
宮内悠介さんのスペース金融道シリーズ「スペース珊瑚礁」オチまで楽しめました!面白かった!
いつもは苦手な円城塔さんも最後まで読んで、もう一度読み返してしまった「Φ」数えてしまったよ(笑)
初読・野崎まどさんの「第五の地平」藤井太洋さんの「ノーパラドクス」は対照的でありながら、ぶっ飛び具合が近いなとか。
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SF大賞選考待ちの焼肉屋で企画された、というエピソードも愉快なSFアンソロジー。
宮部みゆき「戦闘員」これは盛り上がる展開なのかそれともバッドエンドなのか。できれば燃える展開を期待したい。
月村了衛「機龍警察化生」これは既読。しかし…そうか、『未亡旅団』直後の時間軸だったか……。
藤井太洋「ノー・パラドクス」時間モノです!いえいいえい!時間モノというだけで楽しくなってしまいますが、ノー・パラドクス!楽しかった。
宮内悠介「スペース珊瑚礁」…《スペース金融道》シリーズ、というものがあるのですね…な、なんだそれ。1話完結だから心配するな、とありましたがこの最後の一文は…ほ、本当に大丈夫なの?
野﨑まど「第五の地平」野﨑さーん!「あ、野﨑まどがいる」と思って手に取ったくせに読んでる途中で忘れていたので思いがけず喜んでしまいました。お得。しかしここでまさかのチンギス・ハーンとは…うん、めっちゃ笑った。大好きだ。
酉島伝法「奏で手のヌフレツン」酉島さんの特徴的な文体には苦手意識があったのだけど、しかし今回は楽しめた!音楽モノだからだろうか…いやまあそれもあるだろうけど。
長谷敏司「バベル」システムの話は楽しかったけれどやはり会社の部分が…ストレスですね。
円城塔「Φ」150~1……いや、Φ。面白いしかけ。
「戦闘員」「ノー・パラドクス」「第五の地平」が好き。
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読者の私の責任なのだろう、SFにはどうやら興味が持てないようだ。物語から学べることがほとんどなかった。登場人物の生き様も教訓も共感のきっかけすら持てなかった。作家の皆様すみません。