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慟哭の海峡
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 15件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/10/09
  • 出版社: KADOKAWA
  • サイズ:20cm/332p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-102153-8
  • 国内送料無料

紙の本

慟哭の海峡

著者 門田 隆将 (著)

“輸送船の墓場”と称され、10万を超える日本兵が犠牲になったとされる台湾とフィリピンの間の「バシー海峡」。アンパンマンの作者である、やなせたかしの弟もその一人だ。その“魔...

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慟哭の海峡

1,728(税込)

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商品説明

“輸送船の墓場”と称され、10万を超える日本兵が犠牲になったとされる台湾とフィリピンの間の「バシー海峡」。アンパンマンの作者である、やなせたかしの弟もその一人だ。その“魔の海峡”から12日間の漂流を経て奇跡の生還を遂げた若者がいた。彼は死んだ戦友の鎮魂のために戦後の人生を捧げ、海峡が見える丘に長い歳月の末に、ある寺院を建てた。2013年10月、やなせたかしとその人物は、奇しくもほぼ同時期に息を引き取った。「生」と「死」の狭間で揺れ、自己犠牲を貫いた大正生まれの男たち。今、明かされる運命の物語とは―。【「BOOK」データベースの商品解説】

多くの日本兵が犠牲になったバシー海峡。「アンパンマン」の作者やなせたかしの弟もその一人だ。また奇跡的に生還を遂げた若者もいた。彼は鎮魂のために戦後の人生を捧げ…。正義と自己犠牲を貫いた大正生まれの男たちの物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

門田 隆将

略歴
〈門田隆将〉1958年高知県生まれ。中央大学法学部卒。ノンフィクション作家として、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなど幅広い分野で活躍。「この命、義に捧ぐ」で第19回山本七平賞受賞。

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みんなのレビュー15件

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評価内訳

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紙の本

絵本のアンパンマンが苦手な理由がわかりました

2015/10/10 02:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

<アンパンマンとは、いったい誰なのですか>という帯コピーが印象に残っていた。
でも実は私、アンパンマンが苦手である。
アニメの方はそうでもないんだけれど、幼稚園の頃にクラスメイトが図書室で他の本を読んでいた私に「ねぇねぇ、これもおもしろいよ!」とアンパンマンの絵本を持ってきてくれたことがきっかけ。
はっきり言って、とてもこわかった。
薦めてくれたその子には「うん、おもしろかったよ」と伝えたのだが(その頃から私は人の好きなものを否定することができないやつだった)、他のアンパンマンシリーズを手に取ることはなかった。
その答えが、この本にあったような気がする。

太平洋戦争(大東亜戦争)中に、十万人以上の兵士が犠牲になったといわれる“輸送船の墓場”バシー海峡。 その場所に強い思いを抱いていた二人の男性、くしくもほぼ同時期に亡くなった二人の人生を描いたノンフィクション。 一人は、バシー海峡を航行中の玉津丸がアメリカの潜水艦に撃沈され、海を漂流し奇跡的に救出された中嶋秀次氏。 もう一人はただ一人の弟をバシー海峡で失ったやなせたかし氏である。中嶋氏の漂流体験談は壮絶としか言いようがない。 多分、平成を生きる私たちでは誰ひとりとして生き残れないだろうと確信できるほど。 戦争には反対だけれども、そうやって戦った人々の生き方を、現在の価値観で断罪することはまったくもって失礼だと思わざるを得ない。 教科書には載らないエピソードをまとめ、残していくことこそ「もう戦争はしない」と誰もが考えるために意味があることではないだろうか。

そして“アンパンマンの怖さ”は、その根底に戦争による飢えや戦死者の影を幼い私が感じ取っていたからなのかもしれない、と納得。 まだ若い弟を失い、自分も兵隊にとられてひどい目に遭った戦争への怒りや恨みももしかしたら。 勿論、当時は自分も子供だったから理由を言語化できるほどよくわかっていなかったけれど、暗い執念のようなものが一見すかっとするヒーローものから漂っている、ということに私はおびえたのかもしれない。
でも多くの人は「アンパンマンの自己犠牲の精神」に心打たれたからこそ、現在では日本を代表するキャラクターにまで成長したのだろう。

詳細に書き込めばページがいくらあっても足りない、という事情もあるだろうし、詳しく知りたければ別の資料に、ということかもしれないし、筆者の想いは“バシー海峡への鎮魂の思い”を残すことのような気がするんだけど、すぐ読み終わってしまってなんとなく食い足りないのが物足りないといえば物足りない。

更に残念なのが誤植が多いこと。 助詞間違いなどは他の出版社でもたまにはあるけど、そんなレベルじゃないから。 これは筆者の責任ではないので角川書店に文句を。
私が読んだのは初版だったので、二刷以降は訂正されているとは思うのだけど、<アンパンマン>を<アンマンパン>とどうしたら間違えられるのか・・・書き下ろし作品だそうなので、プロのノンフィクションライターがいまどき手書きってこともないだろうし、校閲や組版のシステムの見直しを提案したい。

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