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感情教育 上 (光文社古典新訳文庫)
法律を学ぶためパリに出た青年フレデリックは、帰郷の船上で美しい人妻アルヌー夫人に心奪われる。パリでの再会後、美術商の夫の店や社交界に出入りし、夫人の気を惹こうとするのだが...
感情教育 上 (光文社古典新訳文庫)
感情教育(上)
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商品説明
法律を学ぶためパリに出た青年フレデリックは、帰郷の船上で美しい人妻アルヌー夫人に心奪われる。パリでの再会後、美術商の夫の店や社交界に出入りし、夫人の気を惹こうとするのだが…。二月革命前後のパリで夢見がちに生きる青年と、彼をとりまく4人の女性の物語。19世紀フランス恋愛小説の最高傑作、待望の新訳!【「BOOK」データベースの商品解説】
法律を学ぶためパリに出た青年フレデリックは、帰郷の船上で美しい人妻アルヌー夫人に心奪われる。パリでの再会後、美術商の夫の店や社交界に出入りし、気を惹こうとするが…。19世紀フランス恋愛小説の最高傑作の新訳。【「TRC MARC」の商品解説】
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感情教育 上
2021/11/11 12:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学や絵画、歴史、政治など様々な前途に希望を燃やす青年フレデリックは、画商の妻や娼婦などに恋愛や失恋などを経験し、成長していく。仕送りを受ける学生として、貧しい人々や共和主義者などと、母が貴族の血を引いていたり、莫大な遺産を継いだりして上流階級や政治の中枢にいる人々と、画商との付き合いで芸術家たちと触れあい、様々な世界が垣間見えて面白い。
まだ上巻しか読んでおらず、多分下巻で物語がもっと展開されていくだろうが、上巻も青春の記録として面白かった。
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逆玉狙うフレデリック
2019/01/27 20:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
二月革命前後の主人公・フレデリックの青春物語。時代としては、コンスタン、バルザックよりもあと、モーパッサンよりも前の時代を彼は生きていたことになる。相変わらず、フランスに富裕層の男たちは如何にして逆玉に乗ろうかとそればかり考えている。ここでは、壮絶な4股をかけて上を目指す。しかし一番の金持ちは破産、娼婦の産んだ子は病死、「こいつは俺に惚れているから」と油断していた子は親友に略奪される始末、最後は「本当に好きだったのは君だけだ」と虚しく白髪交じりのアルヌー夫人の手を握る。このように書くと、随分と精力的な人に見えるが、結構さめていて、よく見るとあまりいい女じゃないとか平気で考えている怖い男だ