紙の本
普通に良書
2016/03/28 15:31
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投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良い本、良書だと思います。
こういうのを中学や高校1年生くらいの教科書として使えば、みんな科学に興味がわくのではないか。もちろん、大人も楽しめます。一般向けの科学書は専門家の本も悪くはないけど、やはりジャーナリストが書いた方が客観的で分かりやすい。「バージェス化石」に対するスティーブン・J・グールドの評価とか、「出アフリカ説」の確度とか・・・
紙の本
よくまとまった本だなと感心しました
2015/11/28 23:34
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投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙の話が多かった上巻から、地上へと話がうつります。地上の話といっても色々ありますから、取材したり勉強したりするのは大変です。膨大な量の勉強をして、書きたいことをおもいきり削って、この厚さの本になったのだと思います。ページ数は多いですが、内容が凝縮されている印象ですね。知らないことがたくさんあると痛感させられたので、これから色々な本を読んで勉強したいと思います。
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下巻は生物っぽい話。面白いんだけど、ただ小話を羅列しているだけな感じになってきて飽きてきた。まぁ単行本は絶版となり、他の出版社が文庫で出すという状況を鑑みるにこんなもんであろう。
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大作。深海、細菌、生命の誕生、化石、進化論、遺伝子、氷河時代、人類史。よくぞ科学の門外漢がこれだけ多岐にわたるテーマを一つにまとめたものだ。そして、翻訳が読みやすい。読書の娯楽を堪能できた。良書。
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科学史というか、人類が今まで知ってきた世の中の色んな科学的な話をてんこ上下巻にまとめて盛り。知的好奇心がある人、理系バックボーンがある人にとっては読んでて非常に面白いと思う、時間はかかるけれども。いわゆる現世人類がどのようにアフリカから世界に広がっていったのか、がこうも判っていないとは。人類のこと1つとってもこんなにもわからない事だらけなんだ、と思うと色々感慨深い。長生きしたくなる。
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上巻を読み始めてから1年近くかかってやっと読了。科学技術史を全方位から描く力作である。
下巻は理科二類。生命の誕生から生物の歩んできた道を人類の誕生までを描くとともに、現代の地球史ができるまでの科学技術の発展を描く。
生命の成り立ち、構造やら進化の法則等等幅広く扱っており、面白い。
興味深い話は結びの章まで事欠かない。現生人類が如何に、いろんな種を絶滅に追いやってきたか、さらに現在でも凄い勢いで絶滅種を増やしていることを述べている。それでも、まだ人類が知らない種が山のようにあるのである。
なんとも騒がしい星である。
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自然科学に関する、現時点での一般的なことがらについてまとめられた一冊。しかしながら、技術そのものの解説というよりも、それが判明するまでの人々の試行錯誤がメインになっているように思う。悪いという意味ではなく、ものすごい労力を掛けて、こんなことしか分からないのか。あれ?これってまだ分かってなかったの?と思ったりもする。
これを読むと世界は、宇宙は広いな、としみじみと感じ、自分がいまここに在ることも奇跡なのだなぁと
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皮膚の細胞はすべて死んでいる。成人であれば死んだ皮膚を2キロ持ち歩いていることになり、そこから皮膚のかけらが毎日数十億片ずつ剥がれ落ちていく(P257)驚愕の事実(笑
追記:『生命40億年全史』の引用がある(P160)2014年2月11日にレビューがあるので載せておく、以下参照
著者 : リチャード・フォーティ草思社 (2003年3月発売)
生命40億年の記録をたどる、化石からの手がかりで時代を遡るのだが、遠い過去ほどその全貌は薄ぼんやりしてくるのだった。憶測で断定しないところに好感がもてる。結局、地球生命の全容は紆余曲折を経て現在にいたるようだ。そうすると人類の未来も危なげで不確かなものだということが分かる。
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上巻に続き、科学全般を軽やかに語る手腕はお見事。
翻訳者が非常に上手いのだろう、と思ったら、案の定解説(HONZの成毛氏)でも指摘されていた。
唯一気になるのが、図表が無いというところ。
ただ、図表がなくても本文の読むのに支障がないところが本書のすごさでもあるのだが。
ところで、結びに出てくる
『一六八〇年代初頭、ロンドンの喫茶店で天文学者エドモンド・ハレーとその友人の建築家クリストファー・レンと物理学者ロバート・フックが冗談半分にある賭けを行った。』の『賭け』は何だったのだろう。
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人気エッセイストによる、疾走感あふれる痛快科学史本の下巻。すごく面白いが上巻の方が好き。下巻は地球環境の話から始まって生物の進化、人類の起源、そして絶滅の話に至る。どの話も興味深かった。DNAの話、ウィルスの話、ミトコンドリアの話、ミッシングリンクの話など。ただ、面白いが、人の名前が出てきすぎてわからなくなる。
「ハレー(どこにでもあらわれる男)」という文、好き。
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上巻に比べると、本筋をすすめるために必要な話だけに刈り込まれていないような印象を受けました。面白いですが、下巻は後になるにつれ、かなり冗長な印象は受けました。
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締め方がとても良かった。
後書きで成毛眞が東江一紀の仕事に賞賛を述べているが、この訳者の他の本も手に取りたくなった。
本書で言及されている書物の多くが未訳あるいは翻訳が絶版になっているのを見て、日本の置かれたお寒い状況も感じた。
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解説に成毛さんが書いているが、この手の本は翻訳によって読み手の印象が大きく変わってしまう。(自分基準でユーモアがうまく訳されてるなーって思う本は、全体的にとても読みやすい)
そういった中、本書は言い回しもよくサイエンス本とは思えないスピードで読み通すことができた。
印象に残ってるのは、ダーウィンが8年かけてフジツボに関する著作を執筆し終えた際のぼやき「わたしはほかの誰よりもフジツボを憎んでいる」。
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宇宙、量子、地球、生物、人類の成り立ちなど、科学のエッセンスをまとめたような読み物。
科学でこんなことがわかるんだよ!逆に、こんな身近なこともまだわかってないんだよ!と、読みやすく知的好奇心を刺激する名著だと思います。
翻訳も読みやすくていいね!
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宇宙や地球などを扱った上巻から細胞から生物の進化、人類の誕生などにスポットを当てた下巻。
下巻に関しても今まで疑問に思っていたことをあくまで今分かっていることに関してしっかりと答えてくれた。
あとがきを読んで著者が科学とは全く無縁の方なのだと知り納得した。科学者ではこんなにも理解できない普通の人達向けにこんなにもわかりやすく説明することはできないと思う。
そんな無知な自分の知的好奇心を満たしてくれるとても楽しい読書だった。
でも個人的には上巻のほうが知らないこと、驚いたことが多く印象的だった。