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読割 50
紙の本
僕だけの年上ヘルパー (フランス書院文庫)
著者 南野 佑人 (著)
「智志くん、今だけは甘えていいんだからね」スプーンを出す史恵の胸もとには悩ましい谷間が!怪我をした少年を介助する38歳の美熟女ヘルパー。白い肌、むっちりした二の腕、くびれ...
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僕だけの年上ヘルパー (フランス書院文庫)
僕だけの年上ヘルパー
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商品説明
「智志くん、今だけは甘えていいんだからね」スプーンを出す史恵の胸もとには悩ましい谷間が!怪我をした少年を介助する38歳の美熟女ヘルパー。白い肌、むっちりした二の腕、くびれた腰…食事の世話、入浴の補助、あげくに「初体験」まで!?密室で続く二人きりの甘く危険な淫らすぎる介護!【「BOOK」データベースの商品解説】
「智志くん、今だけは甘えていいんだからね」
スプーンを出す史恵の胸もとには悩ましい谷間が!
怪我をした少年を介助する38歳の美熟女ヘルパー。
白い肌、むっちりした二の腕、くびれた腰……
食事の世話、入浴の補助、あげくに「初体験」まで!?
密室で続く二人きりの甘く危険な淫らすぎる介護!【商品解説】
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紙の本
誘惑路線の本道を過不足なく綴る安定感
2014/10/30 03:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘惑路線のお手本のような手堅さを新人らしいと見るか、あるいは意気込みが過ぎてあれもこれも詰め込んでしまったかのような感じがしないことを新人らしくないと見るか……余計な加減を抑えて正道に徹した、実にピュアで纏まりのある誘惑作品と言えよう。荒ぶるでも居丈高でもない、むしろ謙虚過ぎるくらいに物腰のしっかりした高校生の主人公を年上お姉さんや熟女が愛でていき、官能的に導いていく物語である。
史恵:娘が起こした交通事故による怪我で入院した主人公を看病するうちに愛情が芽生えていく38歳の介護福祉士。
奈央:その交通事故の加害者にして史恵の娘。母に憧れて介護の専門学校に通う活発で実直な18歳。
タイトルから連想されるヘルパーらしさは介護の職にある史恵によって序盤に描かれている。いわゆる家政婦的なヘルパーでない点は意外だったが、主人公が早々に退院してしまうためにその後はヘルパーらしさも減退し、1人の女性として主人公を見るようになっていく。そもそも交通事故は自分の不注意と思っている主人公なので娘の奈央との関係も当初から良好なのに加え、次第に好意を見せ始める奈央の振る舞いに内心穏やかでなくなっていくところは可愛らしくもある史恵である。
当初は母たる史恵に都合の良い相手として主人公との関係を推し進めようとしていたのが徐々に主人公への恋心が芽生え始めて最終的にはライバルのようにもなっていく奈央には中盤に見せ場が用意されている。主人公のリハビリ先の施設で見せる大胆な振る舞いで史恵にないキャラクターの違いを出しつつ、母の辿った道筋をなぞるように主人公へ惹かれていくところには母娘らしさが出ていた。
序盤こそヘルパーらしい要素を盛り込みながら進んだ展開は中盤以降より母娘モノの様相を呈していくのだが、ここで主人公宅の隣人妻が出てきてフックを効かせることになる。
留美子:1人で過ごすことの多かった主人公を息子のように可愛がってきた隣の人妻33歳。
留美子との関係それ自体は結末にどうしても必要な要素でもないため、このエピソード自体を無駄な回り道と断じることも可能ではあるのだが、ずっと可愛がってきた主人公が後からやって来た熟女(史恵)とイイ仲になっていることに対する複雑な思いが主人公を男として見るきっかけとなり、そんな嫉妬心から始まった疑似母子プレイに夫への詫びが入り混じった情交には何とも言えない淫猥さがあって良かった。ショタコン気味に主人公を愛でる熟女を史恵1人よりも留美子を加えて2人とした良さも加味されている。
史恵と奈央の母娘による主人公争奪戦を軽く盛り込んでから最終的にはお互いのライバル心を残しながらも仲良く睦まじくという「黒本」の定番結末は、ここまでが割と素直に進んできたために想定内なのが却って心地良い印象ですらある。
妙に気張ったところがなく良い意味で飾り気のないシンプルなスタイルはむしろ好印象なので次作以降も路線の継続を期待したい。
紙の本
新人作家のデビュー作品
2014/10/26 02:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LUNE - この投稿者のレビュー一覧を見る
※ネタバレ有り。
フランス書院文庫から2014年では8人目となる新人作家のデビュー作品。
【登場人物】
・高校生の童貞主人公・智志
・介護福祉士・史恵(38歳)
・介護福祉士・奈央(18歳)
・主人公の隣人・留美子(33歳、保育士)
不注意から奈央の運転する車と衝突し全治3週間の怪我を負った主人公は、ある日史恵が見舞いに来た時に排尿の手伝いをしてもらい射精に導かれる。
翌週史恵は退院した主人公を風呂に入れてあげる内に突然本番を経験してみたいと言われ困惑しつつ、奈央の後押しもあり童貞を卒業させるが、後日奈央も彼に興味を抱きリハビリと称して交わる。
一方主人公の怪我に心を痛めていた留美子はある晩隣家で史恵と交わる主人公を見てしまい、一度限りと言いながらも疑似母子プレイで甘えさせてあげる。
数日後怪我が完治し母娘との関係が終わることを恐れる主人公だが、快気祝いに連れられた温泉旅行で2人から求められ今後も関係が続くのだと喜ぶのだった。
典型的な母娘丼作品に隣人妻には疑似母子プレイの要素を加味(主人公をちゃん付けしている描写あり)しているとは言え、留美子のパートは母娘と全く絡まないので蛇足と思われるのを除き他に減点要素は無い。
淀みの無い展開から果たして新人かと疑問に感じる点も有るがそれはともかく、昨今誘惑作品と言えども主人公が悪ぶってみたり、前より後ろに興味を抱いてみたりと意外性に訴える作品も少なくない。
そんな中での甘えさせてもらう形の誘惑作品に打って出たので有れば、作戦勝ちとも言えるし、まずは無難な滑り出しだと思う。