- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/11/28
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/524p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390194-7
紙の本
キャプテンサンダーボルト
世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンが...
キャプテンサンダーボルト
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。前代未聞の完全合作。【「BOOK」データベースの商品解説】
蔵王に墜落したB29、公開中止になった幻の映画、迫りくる冷酷非情な破壊者…。世界を救うために、2人は走る。現代を代表する人気作家、阿部和重と伊坂幸太郎が、着想・技術をすべて詰め込んだ最強の冒険活劇。【「TRC MARC」の商品解説】
人生に大逆転はあるのか?
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――
現代を代表する人気作家ふたりが、
自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。【商品解説】
著者紹介
阿部 和重
- 略歴
- 〈阿部和重〉1968年山形県生まれ。「グランド・フィナーレ」で芥川賞、「ピストルズ」で谷崎潤一郎賞を受賞。
〈伊坂幸太郎〉1971年千葉県生まれ。「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
2015本屋大賞(その4)
ジュンク堂書店新潟店さん
物語の冒頭は、まるで腹の探りあいをしているかのような様々な場面が登場してくるが、物語が進み、謎が解けていくにつれて2人のコンビは息が合ってくる。読み進めていくうちに徐々に1人の作家が書いているのではないかというくらいの錯覚が起こるくらいだ。個人的には少し伊坂氏の色が濃い印象を受けたが、あなたはどう感じましたか?
紙の本
合作というか「合体」です。阿部坂幸太郎和重みたいな。
2014/12/05 12:20
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たてさわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主役は、30歳を超えた男二人。
・頭は切れるが慎重すぎるあまり行動力に欠ける井ノ原。
・行き当たりばったりで行動して後からいつも後悔する相葉。
かつて少年野球のチームメイトであり
真逆の価値観(スタイル)故に「悪友」としていいコンビだったが
些細な行き違いから、交友を絶ってしまう。
その後、めいめいの人生を生きてきたが、
いずれも子どもの頃に思い描いていたような人生を送れず、
おまけに借金までこさえて、悶々とした日々を送っている。
ある時、お金欲しさに怪しい誘いに乗ったところ、
運命的な邂逅を果たす二人…。
最初はぎくしゃくしているが、
様々な苦難を経て徐々に心を開き、
「あの頃」のような輝きを取り戻していく。
――――――――――――という感じのストーリーです。
最初は、井ノ原と相葉、
それぞれのパートが交替で語られています。
・井ノ原のパートは伊坂さん
・相葉のパートは阿部さん
というように分業して書かれているのですが(名前も似ています)
二人が合流して「二人旅」になった後は、文体も混ざってきます
※二人の接着剤として出てくる女性が「桃沢」というのですが、これはおそらく、似た名前の編集者の方ではないかと思います(桃子?)。
つまり「スタイル(価値観)の違う二人のぶつかりあい」というのが、
劇中だけでなく、創作上でも実現しているわけで
これが読んでいる側にはとても面白いです。
※実際、相手が書いたものに手を入れる、というやり方で創作していったそうです。
どっからどこまでが伊坂さんで
どっからどこまでが阿部さんなのか。
これは伊坂さんかな? 阿部さんかな?
いちいち想像したりして。
※そんなこと考える暇もないくらい、スリリングな展開なのですが。
おまけに、舞台となる都市は、仙台と山形。
これは言わずもがな、伊坂さんと阿部さん、二人のホームグラウンドです。
(伊坂さんは仙台、阿部さんは山形。小説の舞台としてよく出てきます)。
「舞台」という点でも、混ざり合っているんですね。
色んな意味で「合作」です。
「脅威の合作!」と叫びたくなるのも無理ないですね。
「純文学とエンターテイメントの区切りなど、ない。
ここにはただ、最高に面白い小説があるだけだ」
その通りです。本当に面白いです!
紙の本
ほとばしる雷鳴が文学界を震わせる!!その名も「キャプテーン、サンダー、ボルトォォォォー!!!」」
2014/12/05 00:46
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:2ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは俺の物語か!?そう思えてしまうのは、男の子が好み、夢見る要素(戦隊ヒーロー、野球選手、陰謀論、頼もしい相棒と魅力的な女子、そして世界の危機を救うこと)が詰まっていること、そして、この物語の主要登場人物「相葉と井ノ原」のように自分の現状がどん詰まり状態で鬱屈した日々を過ごしているからかもしれない。
特に相葉の未だに小学校時代を引きずっている姿や「俺は何をやっているんだ、昔の俺が見たらどう思うかな?」なんて言葉は読んでいて辛くなってくるものだった。
これからの人生に一発逆転を期待するのは、都合が良すぎることかもしれない。
でも、キャプテンサンダーボルトに見る、男たちの限りなく0に近い可能性に賭ける悪あがきや、己にとって何を大切に生きるのかを問い、決断する姿は読んでいて胸が熱くなった!
ミステリー、サスペンスの味わいをスピード感溢れる展開のまま心地よく楽しめる阿部さん、伊坂さんの小説技巧が本作の大きな魅力の1つだが、最も心に残ったのは、良い意味でまだまだガキ臭くて、ダサくて、みっともなくて、でもそれ故に最高にカッコイイ男の友情であり、男(親父)の背中だった。それは、熱い想いを持って今作に取り掛かったであろう作者のお二人の姿にも重なるようでした。素晴らしい作品をありがとうございました!
※もちろん、女性も最高に楽しめます☆
紙の本
最高の共作
2014/12/05 16:42
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ずんのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は今まで阿部さんのお名前、著書を拝見したことがなく、伊坂さんの作品ということで今回購入しました。今までも共作と謳われる本をいくつか読んだことがありますが、正直「共作」という話題性ばかりにスポットライトが当たっていて、無理に共作しているがために作品の内容や文体など、むしろ単体の作家が書かれたものより劣っていると感じることがしばしばありました。
但しこの作品には今までの共作本の概念をぶち破る力があると思います。共作に見られがちな文体の違いから来る読みにくさやストーリーに一貫性がないという欠点が全く見当たらず、無理なく一つの大作として楽しむことが出来ました。長編にも関わらず、内容に無駄がなく、最後にストンと収まっていく流れはお二人のそれぞれの長所をお互いが引き出し合っているように感じました。
まさに空前絶後、最高の共作と言っていい本だと思います。
紙の本
最高エンターテイメント
2014/12/16 00:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナーハオチュン夏樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しく小説を読まなくなっていた自分だったが、ネットで偶然にキャプテンサンダーボルトの存在を知った。
伊坂幸太郎作品は何冊か読んで非常に面白かった記憶がある。その人の合作となると興味が湧いた。
発売日が近づくにつれ、内容は全く公開されていないのに謎ともとれるのPVが公開されて自分の中での期待値は高まる一方だった。
発売日に高まって本屋に行って、手に取った実物の本は表紙からしてカッコ良く、カバーを外しても隙がなく魅力的だった。
購入後さっそく読み始め、男が女性の胸に簡単に惹かれるが如く、自分もこの小説に簡単に惹きこまれてしまった。
それでも最初は寝る前などに少しずつ読み進めていったが、半分辺りからは止まらなくなり、最終的には本を閉じて寝る体勢になってからも気になって寝れず、もう一度起きて一気に読み切ってしまった。
終始、ピンチに陥る度に思わず仰け反り、ピンチを乗り越える度に思わずガッツポーズをしながら読んでいた。
自分にとって最高エンターテイメントでした。
紙の本
最高のエンタメ小説
2014/12/04 01:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:diesuk - この投稿者のレビュー一覧を見る
もうほんとに最高!大好きな伊坂さんと阿部さんの
合作ってことで、発売する前からめちゃくちゃ期待してて、発売と同時に速攻で買って、速攻で読んだら、これが想像していたものの斜め上をいく最高のエンタメ小説に仕上がっていて驚いた。会話や物語の軽快さは伊坂さんっぽくて、物語のスケールやメンターの凶悪性は阿部さんぽい。でも物語がすすむなかで、ここはどちらが書いているんだろう?っていうのは全くと言っていいほどわからなかった。それほど見事な合作で、奇跡の作品だと思う。登場人物の名前などに色々仕掛けがあるらしいから、2週目はそういうのを確認しながら読んでいきたい。
紙の本
あの頃の思い出のおかげだ。
2014/12/03 14:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ainoue - この投稿者のレビュー一覧を見る
わけのわからない理由によって、友情にひびが入ることがある。 思い込みや勘違いもある。
親の転勤によって転校していった男と、かれに迷惑をかけてしまったという負い目を抱いて生きている男が映画館で再会した。どうしても金がいる二人は、命がけのリスクを覚悟して、賭けにでたが、突然、キャッシュカードが使用できなくなったり、謎の男に命を狙われたりする。敵の正体は謎のままだ。戦争の影。細菌兵器? 大きな組織の陰謀に巻き込まれてしまったのか? どんな組織にも属していない二人に大逆転はあるのか?
新しいタイプのアンチ・ヒーロー2人組の誕生を祝したい。
紙の本
壮大で、合作とは思えないほどのまとまり感。
2014/12/03 10:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白滝 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き出しの一行から、引き込まれました。
こんな書き出しで始まるとは。
伊坂幸太郎作品を読破している私は、無意識ですが、この書き出しがどのように後に繋がってくるのか、意識しながらよんでいました。
なるほど、そうきましたか。
登場人物のひとりの、大切な役割と繋がる。
読み始めは、どちらが書いた文章であるかがわかってしまい、正直、読みにくい印象を受けました。
しかし、中盤あたりから、キャプテンサンダーボルトの世界に入り込みました。まわりが見えなくなりました。それとともに、もうどちらが書いた文章であるかなんて気にならなくなり、(というか、わからなくなりました)読了後は、「これが本当に合作!?」と疑ってしまうほどのまとまり感がありました。
内容も、さすが!といった感じ。
これほどの壮大な世界を、よく書いてくださいました。
素直に、本当に面白かったです。
いずれ、映画化ないしドラマ化するのだろうな、と思いながら、後味を噛み締めています。
他の視点もまじえながら、もういちど始めから読もうと思います。
紙の本
面白かった!
2014/12/03 09:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミリヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった!!最初はここはどっちが書いたのか?とか気になってたけど途中からは話に引き込まれていった。少年野球チームで一緒だった相葉時之と映画館で偶然再会した井ノ原悠は、3分で終わる・ちっとも危険じゃないという約束でスマートフォンを預かるが…調査を依頼された桃沢瞳と、カーリー犬のポンセ(で合ってるのかな?)と一緒に事件に巻き込まれていく。戦時中蔵王に墜落したB29や直前で公開中止になった劇場版鳴神戦隊サンダーボルト、村上病にまつわる謎が少しずつ解けていってあの終章に繋がるのが、すごい!
紙の本
二人の有名作家の競作であることを忘れて
2015/01/31 23:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:look - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がこの本を手に取ったきっかけは、あの阿部和重とあの伊坂幸太郎の競作だからだった。このふたりなら、という期待。阿部氏のインタビューの中から言葉を借りるなら、ふたりの「陰謀論的な思考」に期待したと言っていい。
そして(やはり)二人の作家は期待に応えてくれた。
「ひねくれ者で無鉄砲」な相葉時之と「理知的」な井ノ原悠。水と油に見えるふたりは、しかし、同じヒーロー戦隊が好きで、「ここぞというときに不思議な力を発揮する、唯一無二のふたり組」。ふたりは高校時代に一度再会し、そのときのある出来事が原因で関係が壊れ、疎遠になっていた。そんな相葉と井ノ原が、偶然にも映画館のトイレで十二年ぶりの再会を果たす。それぞれに悩みを抱え、窮地の中にあるふたりが同じ目的のためにもう一度手を組むことに。
その目的は、カネ。
墜落したB29、村上レンサ球菌、公開中止となった映画『鳴神戦隊サンダーボルト』...物語が進むにつれてこれらのキーワードが繋がっていく。
ひとたびページを開けば、二人の有名作家の競作であることなども忘れて夢中で読んでしまうだろう。
相葉と井ノ原の目的はカネだが、ふたりは自分自身の欲望のためではなく愛する家族のためにカネが必要という点でも共通していて、だからこそ読み手は二人を純粋に応援できる。
スリルを齎す凶悪な追手に物語を引っ張る謎と陰謀、感情移入できるキャラクターたち。すべてが揃った最高のエンターテインメント小説である。
紙の本
地上数センチメートルの浮力
2015/01/31 23:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実から数センチメートル浮いた物語。
伊坂さんの作品は、そこが魅力の一つでした。
今作で、阿部和重さんと共同で執筆したことによって、その魅力がさらに増していました。物語の巧みさに加え、文章も2人で書いていることで、未だかつて読んだことのない文章を読める、読書の楽しさがありました。
そして、登場人物の魅力は今作も抜群に良いです。主人公となる人物は2人ですが、もう一人?というか一匹の犬も登場します。このバディ物に犬が加わるというアイデアによって、物語は更に広がっています。
今作は、そういった浮力となるたくさんの要素が組み合うことで、誰も辿り着いたことのない場所に到達した、最高の作品でした!!
紙の本
もう読み終わっちゃった?!
2015/01/31 22:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やんやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大層厚みのある本だなと思いながら読み始めたはずなのに、気付いたら読み終わっちゃった・・・と思ってしまうくらい、常に続きが気になる内容でした。ひとつひとつの描写が細かく、シーンが映画のように鮮明に描かれます。ありえないだろ~と思うようなことをいかにもあったかのような書き方がされている本作品は、本当にいい作家さんが書かれているんだな、と感じます。どの章をどちらの作家さんが書いているのか考えながら読むのもまた違った面白さがありますね。合作ならではの楽しみ方です。5000円払っても読んで良かったと思える素晴らしい作品でした!
紙の本
蔵王に行こう
2015/01/31 01:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:千千緑葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿部さんの作品はこの本を買ってから、予習の気持ちで『グランド・フィナーレ』を読んだだけですが、後半は感動しました。
合作という形の本を読むのは初めて、最初は少し不安でしたが、序章から馴染みの伊坂匂いがプンプンしてきて、すぐに吸い込まれました。軽妙な会話、スリリングな展開、稲妻のようなスピード感、巧妙に織り込まれた伏線、見事な回収、ハラハラドキドキしながら、夢中になって一気に読み終わりました。
すっごく面白かったです!素晴らしい冒険を楽しませていただきました。タイトル『キャプテンサンダーボルト』も最高です。
「どんなことにも、意外に逆転はある」は希望を与えてくれる言葉です。
阿部さん、伊坂さん、ありがとうございました。
この本は今年の一冊目で本当によかったです。阿部さんの本をもっと読んでみようと思います。夏は蔵王の御釜を見に行こうっと決めました。
紙の本
青春の延長戦
2015/01/30 01:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のぶえちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年の大好きなものがたくさん詰め込まれた作品。描いた夢とかけ離れた現実を送る幼馴染の大人二人が、人生の一発逆転をかけて、国家レベルで隠された秘密に立ち向かう。国家の思惑が世間の常識にされているのではという恐怖、文句を言い合っているのに、互いの信頼が伝わる心地よさが味わえる。目の前に次々と飛び込むトラブルを打ち返すうちに、ラスト痛快な逆転さよならホームランが放たれる。人生まだまだこれからじゃん?という気持ちになれる一冊。
紙の本
意外に逆転はある
2015/01/29 02:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラインバック - この投稿者のレビュー一覧を見る
12年ぶりに再会した二人の小学校の同級生の物語である。
小学生の頃は少年野球チームで活躍していた二人であったが、現在では二人ともぱっとしない生活を送っている。
その二人が人生の大逆転に賭けて奔走する。
本人達も果たしてこの奔走が大逆転に結びつくのか確信はもてていない状況であるが、そんなことはお構いなしに二人は事件に巻き込まれていく。
人生において一度失敗してしまうと中々逆転することは不可能であると考えがちになりますが、諦めずに真剣に取り組めば意外に逆転はあるとエールを贈られました。
また、その時自分を支えてくれるものは、他ならぬ過去の自分であることを痛感しました。
電子書籍
ご当地ものとして良かったです!
2017/05/27 05:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も、そんな菌があったか?とググってしまった一人です。現代のテロの狂気と恐怖がご当地ものにうまく絡みついて途中で止まらない読み物になってます。ちょっとドジな主人公たちがよい。楽しい読み物なんだけど、背景にさらりとシャレにならない怖さも漂っている。二人の作家の共作ということですが、うまくできてます。