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紙の本
色彩の息子 (集英社文庫)
著者 山田 詠美 (著)
一人きりで目覚めてしまう明け方。私は人の声に触れたくて、知らない誰かに電話をかける。冷たいシーツの上、澄み切った夜明けの青い空気の隙間で溺れてしまわないように―(「顔色の...
色彩の息子 (集英社文庫)
色彩の息子
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商品説明
一人きりで目覚めてしまう明け方。私は人の声に触れたくて、知らない誰かに電話をかける。冷たいシーツの上、澄み切った夜明けの青い空気の隙間で溺れてしまわないように―(「顔色の悪い魚」)。色彩が、もし息子たちを生むのなら、五感は、常に心を親にしている。金、赤、青、紫、白、緑、橙、黄、灰、茶、黒、銀。心の中のパレットから選びだした言葉で描きだされた、12色の短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】
一人きりで目覚めてしまう明け方。私は人の声に触れたくて、知らない誰かに電話をかける−。「顔色の悪い魚」ほか、心の中のパレットから選びだした言葉で描きだされた、全12編の短編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
妹は美しかった。そっくりなのに、頬に黒子のある私は醜かった。黒子の有無で区別され、差別されて生きてきたのだが──。(『黒子の刻印』)。12の「色」をテーマに紡がれた、傑作短編集。(解説/加藤千恵)
【商品解説】
収録作品一覧
陽ざしの刺青 | 7−32 | |
---|---|---|
声の血 | 33−46 | |
顔色の悪い魚 | 47−63 |
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