紙の本
おまえじゃなきゃだめなんだ (文春文庫)
著者 角田 光代 (著)
ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えな...
おまえじゃなきゃだめなんだ (文春文庫)
おまえじゃなきゃだめなんだ
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商品説明
ジュエリーショップで、婚約指輪を見つめるカップルたち。親に結婚を反対されて現実を見始めた若い二人と、離婚を決めた大人の二人。それぞれの思いが形になる光景が胸に響く「消えない光」他23編。人を好きになって味わう無敵の喜び、迷い、信頼と哀しみ、約束の先にあるもの―すべての大人に贈る宝石のような恋愛短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】
親に結婚を反対されて現実を見始めた若い2人と、離婚を決めた大人の2人。それぞれの思いが形になる光景を描く「消えない光」をはじめ、人を好きになって味わう喜び、迷い、信頼と哀しみを綴った恋愛短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
「買おう!離婚指輪を」傑作オリジナル短篇集
秘かな決意をジュエリーに託し、高級宿の一夜が人生を整える。すべての女子の宝石のような想いを集めた傑作オリジナル短篇集。【商品解説】
収録作品一覧
今日を刻む | 15−18 | |
---|---|---|
扉を開ける | 19−22 | |
時を磨く | 23−26 |
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紙の本
思い出と記念品
2017/08/03 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
旅行の思い出、結婚や出産を祝う記念品がテーマの短編集。結婚とジュエリーの関連は深くて、女性でも結婚関係以外のジュエリーを買ったことのない人っていると思う。何より私がその一人なので、自分たちが指輪を選びに行ったときを思い出して、感慨深かった。ウエディング用の指輪を探していると言うたびに店員から「おめでとうございます」と言われることが、すごく恥ずかしかったのが今でも忘れられない。
個人的には、だれかと幸せな時間を過ごすために必要なものは、旅行に行った思い出でもなければ、幸せを象徴する記念品でもなくて、決意だと思っている。その後の人生で何かがっかりすることがあっても、「私は幸せだ。後悔は全くない」と言い切る決意。その決意を補強するために、人は指輪を買ったり、旅行に行ったりするんじゃないか。
「おまえじゃなきゃだめなんだ」、と面と向かって女性に言えるほど自己評価が高く、自分の選択に自信がある男性は非常に稀だ。だれもが、自分を受け入れてくれる人、居心地がよいと感じられる場所、自分の選択を寿いでくれるものを探している。幸せの根拠にするために。
紙の本
おもしろいのもそうでないのも。
2015/01/21 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「おまえじゃなきゃだめなんだ」って実際言われると重いかな。「あなたじゃなきゃだめなの」って思ってもそれはほとんどの場合、時間とともに消えていく気持ちなんだとこの歳になって思う。
紙の本
表題作
2015/10/25 11:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジュエリーをテーマにした作品の多い短編集です。表題作、タイトルはいかにも恋愛もの、という印象ですが、内容はちょっと想定外でした(恋愛モノといえば恋愛モノなのですが)。
紙の本
一流とは…
2015/10/24 05:23
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛すること、をテーマにした短編集だが、各作とも感心できない。「対岸の彼女」や「八日目の蝉」など、この人は長編にこそ見るべきものがあるのではないか。逆に言うと、カチッと仕上げなければならない短編は、それだけ難しいわけで、ごまかしがきかない。むろん、長編なら、それが可能という意味ではない。