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「本を読むことによって、物事とその関係を整理して理解し、その軽重、有用無用、意味無意味を判断するという訓練が、自分で意識しないうちにできるようになる」とか、本を読むことで人間的にどういう良さが生まれるかを中心に述べている。
ただ本を読んでるだけでもダメ、という点はあるんですが、「じゃあ読書じゃなくそういう力を付けるにはどうすればいいか?」という視点ではどうなるのか…少し気になりました。
#自分は平均よりは多く本を読んでいると思いますが、思考が柔軟/多角的かどうかは疑問ですw
「速読は自分の知識があるから速読できる」的なところは完全に同意しているところです。
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著者の経歴が哲学・宗教を学び、「超訳 ニーチェの言葉」の著書があるなど精神論的な自身の主観が強調された内容で今ひとつ理解できなかった。タイトルだけ見て中身を勝手に断定することは自身にも当てはまる。情報をいくら集めても知識は越えられない。情報は非人称的で知識は人称的である。読書は人生の履歴書、が印象に残った言葉。
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書物にのめり込まず、観察するように読む。そして、その書籍(著者)が、何を主張し、その根拠は何で、その前提は何なのかをしっかり捉える。
ストーリー性が高い本や、簡単に読めてしまう本ばかり読んで満足していてはいけない。古典を読みべし。
http://d.zeromemory.info/2015/02/12/reed-books.html
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本を読むと大局観が養われる。
語彙を増やすための読書。
食物禁忌によって別の共同体との間に一線を画す。
訳文が読みづらいものは避ける。翻訳者が意味をつかめずに訳していることが多い。
少なくとも2ページは立ち読みをする。目次で気になったところ。
ベストセラーよりもロングセラーが大事。
実用書、娯楽書、教養書の三種類。
あるいは、耳でわかる本と頭で考えて理解される本。
古典を読むことで通読の訓練ができる。
本を整理することで頭のなかを整理する=発刊順に並べる。
ひっかるところだけ読むことで速読できる
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「濃く」「豊かに」生きる人の本の読み方・選び方!
1冊の”深い読書”は100人の教師にまさる
――読書法が変われば、人生が変わる
書物にのめり込まず、観察するように読む。そして、その書籍(著者)が、何を主張し、その根拠は何で、その前提は何なのかをしっかり捉える。
ストーリー性が高い本や、簡単に読めてしまう本ばかり読んで満足していてはいけない。古典を読みべし。
読書において押さえるべき3つのポイントが挙げられている。
①書物の主張、あるいは結論が何であるかをはっきりと知る。
②その主張や結論を導いた根拠を押さえる。
③その根拠の前提となっているものが何かを押さえる。
――最初はどんなに難しそうに見えていた書物でも、この3つさえはっきりさせることができれば、とても簡単な書物に見えてくる。そして、この3つを知ってようやく『一冊の書物を読んだ』ということになるのだ」。
。「訓練すれば一冊の本が数分で読めるようになる速読法があるのだという。その方法を用いれば、見開き2ページ分の内容を数秒で理解するというのだ。
・・・哲学書でなくとも、ゲーテの『ファウスト』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』やフランクルの『夜と霧』・・・すらも読めないだろう。
だとしたら、その速読法はまるで実用性がないということになる。なにしろ、ざっとページをめくってみて内容がおおかたわかるような本にしか効果がないのだから。
そもそも、その程度でおおよその内容がわかる本を読んでも時間の無駄であろう」。
「本をじっくり、かつ、たくさん読んできた人だからこそ、速読することが自然に可能になったのである」。「物書きの速読とは、書物の記述内容の濃淡をあらかじめ敏感に察したうえで要領よく読む場所を見きわめているから、総体的にずっと少ない時間で理解することを指すわけだ」。
「亀の歩みのような読書を重ねることによってのみ、速読を可能にする知識や理解の層が厚くなっていくのである。
したがって、本物の速読のノウハウの第一歩は、じっくりと多くの本を読むことなのだ」。
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本書は、以前ベストセラーになった「超訳 ニーチェの言葉」の著者、白取春彦さんによる読書論です。
読書好きとしては、こういう本が平積みされていると素通りできないの・・・
いや~、レベルが高くてキツイ本でした。
読書の効用なんかの話は共感しながら気分良く読めたのですが、
①その本の主張を知る
②主張を導いた根拠を押さえる
③その根拠の前提になっているものが何かを押さえる
→この3つをはっきりさせてはじめて「1冊の本を読んだ」となる。
と言われて耳が痛くなりました。
そうなのです、赤線を引くのもノートにまとめるのも、自分が興味を持ったことではなく、その本の「主題」に関することに終始すべしとのことなのです・・・
まさに私への苦言だ・・・
今までの私の読書の仕方って、「この本の中の学びは何か?」だったんですよね。主題から逸れたところでも自分が響けばOK、みたいな。
どんな本でもフセンだらけにしながら読む私の読み方は不合格だそうです。
うーん・・・涙
これからは「主題」を意識した読み方、してみます・・・フセン、2色使うかな。
でもレビューには、自分の興味について備忘録的に書きたいですー。
ちなみにこの本の主題は。
上記のとおり主張や主旨を正しくとらえることの他、知識を吸収すること、行間を読めるようになり洞察力を高めること、再読により今の自分を的確に判断し人生をより発展的にとらえること、これが深読み読書術の効用です。このような効用を十分に享受するためには価値のある本を選ぶこと、それを読み切ること、再読することが大切で、オススメは「聖書」だそうです。
うーん、キツイ。
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図書館で借りた。速読。バランスよく、読書のあれこれについて語られている本。あまり新しい話はなかったかな。特に反論もないけど。。。読書法の本をあまり読んだことのない人には良い本かもしれない。
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かなり上から目線にも感じる内容ではあったが、参考になることも多い本。
ほかでもよく目にする「新しいことを知りたければ古典を読め」。
なかなか古典を読もうと思えない私に、再度チャレンジしてみようと思わされた。「自分にとっての本当の教師とは、地球上を何百年も生き続けた古典こそが真の教師である」は、なかなか心にしみる言葉である。
また、書物の知識とはページの中に書かれている情報のころではなく、その中に書かれている事柄を著者がどのように結びつけているかであるということ。情報はいくら集まっても知識にならない。ネットで調べたような情報は使えるが、知識にはならないことはその通りである。とりあえず調べて、分かった気持ちになっても、しょせんはただの情報である。
難しい本を通読することによって、自分への自信、忍耐力、忍耐力を養う。難しい本は何度も途中で投げ出した経験があるが、やってみる価値はありそうだ。
そして、読書にのめりこむと、著者の考えと判断に賛同して自分の考えと同じだと誤解してしまうか、感情的に反対することしかできなくなる。ただ単に本を読んですべてに同感して本を読むだけではなく、常に内容に反論したりしながら、内容を吟味することが大切だ。
ただただ、その通りだ!と読むだけでは本当の知識は身につかないということである。
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結構上から目線で書いてある印象を受ける。
考えながら多読をすることによっていろんな考え方の筋道が理解され、偏見から自由になるという内容。同じテーマでも一人の著者、一冊の本に偏りすぎてはいけない。一つのテーマでも異なった意見を比較・検討することでさらに立体的な知識ができ、洞察力が増してくるということ。この本は読書技術についても書いてあるが、この行間を読むとか洞察力が増すということに力点が置かれている。
上級者になると文体で著者のレベルがわかるようになるし、速読というのも表意文字である漢字を見て行けばわかってくるというのは納得できた。「一番大事なのは心を落ち着かせること」っていうのはそうなんだけどちょっとガックリきた。
ちなみにこの人の文体は自分的にはあまり好きじゃ無いな・・・
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読書と改めて向き合いたいと思っている今日この頃。
実用書は普段の疑問解決のために読みますが
そもそも読書、本を読むこととはなんぞやというところに立ち返ってみたく手に取りました。
実用書、小説、教養本、古典、読書といっても様々ある。
それぞれのカテゴリー分けも、読む人の目的や立場によって異なる。
読書をただ黒いインクを見るだけにとどめずそこから何かを思考し想像すること、それを続けた先に、読書の範囲を超えて実生活で生きるためのヒントになりうる。
バシっと文字で書いてあり、辛口な意見もあり。
今後の読書生活、もっと深めていこうとそんな気持ちになれる本でした
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本は鵜呑みにするのではなく時系列順に、同じ分野の本を比較しながら、その背景も考慮して客観的に把握して知識とする。同じ言葉でもその分野や、作者によって意味することが違うので正しく読み取ることが大事など、一冊の本をただ読むので終わるのではなく身になる読み方をしたい人は参考になると思う。
小説などの例も哲学書などなのでイメージしにくい部分があるし、聖書押しなのだけれど、ターミネーターのサラ・コナーという名前なども聖書を読んでいれば納得なのだという。なかなか手を出しにくいけれどちょっと興味がわいた。
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いわゆる毒舌というか、キャラにすると偏屈なじいさんをイメージさせる文体の本だった。
しかし偏った見方なわけではなく、わかりやすくおもしろかった。
・この本が歴史の中のどこに位置しているか
・時系列、もしくはどんな流れでもいいが体系だてて本を理解する
・情報を得て他人の知識、情報の繋げ方を得て表現の仕方を得て…自分で考えるのが大事
同じテーマの本を続けて2冊読んだだけで発見があった。違うことと同じことが際立った。
ずっと抵抗感のあった本を汚すという読み方。
共通しておすすめしていたし、必要性を感じるし、少しずつやってみようか。
まずは付箋にしてみよう。
あとは消えるボールペン。
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何冊目かの読書術の本。なんだか著者の物言いが好きじゃなかったので、斜め読みに近い勢いでサクサク読んでしまった。それでも、示唆に富む本だなとは思った。
読んだ本の展開をイメージ図にする、図にできるならその本は大方具体的に把握できたことになる、という発想は新鮮。また、本を効率よく読みたければまずは時間を捻出するでも環境を整えるでもなく心を穏やかにせよ、という言葉にはハッとした。がさついた心で読んでも気忙しくて定着しないものなー。
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本の読み方というよりも、教養の付け方や者の考え方について書いてあった印象。
自分は結構人の意見によく考えず納得してしまうところがあるので、これからは本を読むときも気に入ったところだけを覚えるのではなく、著者の意見がナンなのか意識して読むようにしたい。
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本を読むとはどういうことかを改めて考える読書。
読書の効用は、「心の安定が保たれ、物事を客観的に見ることができるようになる」こと。
知らないことを知ることで、気持ちにゆとりができ公平性も養えます。
その上で、個性という他人との個別化が生じ、自分の価値化につながるということです。
読書は時間の無駄という考えもありますが、有価や効率優先の考え方は成果(儲け)目的の商売の概念で、読書という文化的行為には当てはまりません。
むしろ、人生における無駄な側面がないと、文化は発展しないものでもあります。
著者は、読書に古典作品を進めます。「読書家」とはストーリーが重視されない古典小説を読む人のことで、そうした人々は、ストーリーではなく、文章表現そのものを楽しむそうです。
また、多くの書物を理解するための最も大きなバックボーンになっているのが、地球上で一番読まれている『聖書』。
映画「ターミネーター」の女性の名がなぜサラ・コナーなのかは、旧約聖書を読んでいないと分からないといいます。(ちなみに私はわかりません)
ゾンビも、新約聖書中の記述から発想されたものだとのこと。
知識や教養を得るための読書なら、旧約聖書の「サムエル記」「出エジプト記」、新約聖書「マルコによる福音書」で十分だそうです。
古今東西の名著について語られることは多いですが、この「名著」とは正しく立派な作品ではなく、世界の人々に大きな影響を与えた書物を意味するそう。人々の心を動かすのが名著というわけです。
そもそも、読書ができる環境はかなり限定されており、効率のいい読書に必要なものは、まとまった時間よりも穏やかな心だそう。
読書ができるということ自体、恵まれた幸せなことなんだと感じました。