紙の本
スピノザ (講談社選書メチエ 知の教科書)
スピノザ哲学の入門書。17世紀オランダが生んだ大哲学者スピノザの生涯と思想形成をたどり、主著「エチカ」をはじめ、「知性改善論」「神学政治論」「国家論」を分かりやすく解説す...
スピノザ (講談社選書メチエ 知の教科書)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
スピノザ哲学の入門書。17世紀オランダが生んだ大哲学者スピノザの生涯と思想形成をたどり、主著「エチカ」をはじめ、「知性改善論」「神学政治論」「国家論」を分かりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
17世紀のオランダの生んだ大哲学者・神学者スピノザの著作は、その進歩的思想により、刊行当時禁書とされました。
18世紀後半になると、「汎神論論争」が起こり、スピノザの評価が大きく変化します。ヘーゲルは、スピノザがあらゆる哲学の出発点となったと宣言し、ニーチェはスピノザに先駆者の姿を見出しています。二〇世紀、フロイトやラッセル、アインシュタインもスピノザを評価しています。二〇世紀後半には、スピノザ・リバイバルが起こります。これはフロイデンタール、ゲプハルトらによる初期の歴史研究、原典研究に依っています。バリバール、ネグリ、ドゥルーズなどの現代思想家たちも影響を受けています。スピノザの思想の重要性は、現代において増大しています。
しかし、スピノザの思想は、ハードルの高いものです。というのもスピノザの思想は、形而上学、精神哲学、認識論、倫理学、政治哲学といった哲学的主題から、宇宙論や心理学、物理学までと幅広いこと。そして主著『エチカ』は、中世後期のスコラ哲学の語彙で書かれ、「幾何学的な秩序で」提示されることからも、大変難解です。
本書では、スピノザの生涯と思想形成をたどり、『エチカ』『神学政治論』『国家論』といった主要著作の概要がつかめるように、おおきくまとめて語られます。スピノザ入門(初級・中級)の決定版です。【商品解説】
目次
- 序文
- 第一部 はじめに
- 第一章 一七世紀のオランダ
- 第二章 スピノザの生涯と思想
- 第三章 知性改善論
- 第二部 『エチカ』を読む
- 第四章 『エチカ』概論
- 第五章 『エチカ』第1部 神について
- 第六章 『エチカ』第2部 精神と認識について
- 第七章 『エチカ』第3部 感情について
著者紹介
チャールズ・ジャレット
- 略歴
- 〈チャールズ・ジャレット〉カリフォルニア大学バークレー校で哲学修士、哲学博士号取得。ラトガース大学宗教学・哲学科教授を務めた。専門はスピノザ研究。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む