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商品説明
創価学会第3代会長となった山本伸一が、世界を舞台に繰り広げる民衆凱歌の大河小説。第24巻では、伸一の「諸法実相抄」等の講義が始まる。『聖教新聞』連載の2010年10月1日〜2011年6月27日分を書籍化。〔2012年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
母は偉大である
2015/10/30 22:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱんだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き出しのアンドレ・マルローと山本伸一の対談の中で、伸一が語った未来を考えるにあたり、「未来予測という作業は、未来はどうなるのではなく、未来をどうするか__ということに意義がある・・一人一人の生きる事への意志が人生に反映され、その時代を彩り、歴史へと投影される。・・したがって未来は、現在を生きる一人一人の胸中にある、日々を生きゆく日常性の中にあるとみたい」
【未来は、自己自身の胸中の一念にこそある。】
まさにその通りだと痛感する。うまく行かなくなると何かのせいにしてしまっていた自分がそこにありました。それまでに自分で何をどうしてきたことの結果がそこにあるだけなのに、何か理由をこじつけようとしていた自分がいたような気がしました。
次に、伸一の母親の逝去を通して、「母」とはどんなに偉大であるかを教えてくれました。
―母なる哲人は叫ぶ-人間よ 静かに深く考えてもらいたい あなたたちの後ろにもあなたたちの成長をひたすら願う母がいる ベトナムのアメリカ兵にもわが子の生命を強烈に気遣う母がいる 硝煙の廃墟に苦しむ解放軍の背後にもわが子の無事を祈り悲しむ痛ましい母が待っているのだ
母という慈愛には言語の桎梏もない 民族の氷壁もない 爽やかな畔道にも似ていようか 人間のただ一つの共通の感情 -それは母の持つ愛だけなのだ
母は、この世を去った。しかし、人を慈しむ母の心、平和を愛する母の思いは伸一の胸に生き続けている。父母の偉大さを証明するのは、残された子供である。子が、いかなる生き方をし、何を成し遂げるか・・父母は、霊山にあって、じっと、わが子を見ているのだ。
まったくその通りだと思いました。自分の母も、母子家庭で貧乏で大変な中四人の息子を必死で育て上げ、数年前に亡くなりましたが、自分よりもまず子供たち、次には赤の他人の事であっても自分の事よりも優先して生き抜きました。どんなに感謝してもしきれない愛情を注いでくれたのだと今更ながら考えさせられ、少しウルウルしながら自分の母親と重ね合わせている自分が居りました。来月には墓参に行く予定ですので、報恩感謝を言って来たいと思います。