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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.3 18件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/03/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/156p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-790332-9
文庫

紙の本

すみれ (文春文庫)

著者 青山 七恵 (著)

十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に住むことになった三十七歳のレミちゃん。むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった…。季節のうつ...

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すみれ (文春文庫)

税込 572 5pt

すみれ

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すみれ

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商品説明

十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に住むことになった三十七歳のレミちゃん。むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった…。季節のうつりかわりとともに描かれる人と人とのきずな、人間のみにくさと美しさ。そして涙がおさえられない最後が待ち受ける。【「BOOK」データベースの商品解説】

「あたし、当たり前の幸せなんか、いやだ…」 大人になりきれない37歳の元文学少女レミちゃんと、もう子どもではいられない15歳の作家志望の藍子の、心ゆさぶる友情の物語。【「TRC MARC」の商品解説】

涙がおさえられない最後が待ち受ける

十五歳のわたしの家にやってきた三十七歳のレミちゃん。作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった……。【商品解説】

15歳のわたしの家にやってきた37歳のレミちゃん。作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった……。【本の内容】

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

手を放してしまった誰かに。

2018/01/23 11:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaoriction - この投稿者のレビュー一覧を見る

ページ数も少なく、案外サクサクッと読めてしまうのだが、深い。
そして、難しい内容だ、と思う。

まだ余韻が残っているし、語りたいこと、書きたいこともたくさんあるのだけれど、まとまらないし漠然としすぎている。

なんだろう、この感覚は。

親としても、ひとりの人間としても、様々なことを考えてしまう、考えさせられる作品。
もう一度、じっくり読み込みたいと思った稀な作品。

十五歳の藍子の家に突然やってきた三十七歳のレミちゃん。両親の大学時代の友人だ。彼女は昔、作家を目指していて「ふつうの人と違う」ところがあった。

レミちゃんと藍子の生活を通して描かれる 人として、ひとりの人間として生きてゆくココロの在り方。人間のココロの、ほんとうの部分とそうでない部分と。葛藤。

「青春小説」とか「少女の成長物語」とか、そんなヤワな言葉では片付けられない気がする。

突然やって来たレミちゃんは突然去ってゆく。もう少しレミちゃん側の物語としても読んでみたいと思った。
斉藤くんの手紙には何て書かれていたのか、とか。
長編としても十分成り立つ作品に思える。

「レミちゃん、わたしね、いちばん大事な言葉に何枚もいらない飾りの言葉をかぶせて、包んで、本にして、知らないだれかに投げつけてるの。そのうちたったひとりでもいい、だれか一人が最後の大事なひと言にたどりついて、それを何かの助けにしてくれたなら、今まで自分が手を放してしまっただれかが、別のだれかにきっと救われるんだって、ほとんど祈るみたいに、無理やり信じて、書いてるの。」

この言葉は、作者自身の書くスタンスなのかな?と思ってしまうのはあまりにも浅はかなのだろうか。。。?

一生懸命に言葉を探して、生きる意味を探して、もがいて、苦しんで。不器用な人たちの居場所はいったい…

そして、レミちゃんはどこかで藍子の書いたものをきっと読んでいる!と信じて、願って。

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2018/12/25 13:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

20年ほど前のお話ですね。
自分にとっては、最近というイメージだけど、読んでみたら、この20年で変わった事も色々あるかもしれない。それをこの小説の中に探しに行きたい。

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2015/09/28 14:10

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2015/05/01 18:29

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